田代親世の韓流ダイアリー

リュ・スヨン ムン・ソリ イ・ドンウク

リュ・スヨンにインタビュー

2007年2月以来、約10カ月ぶりのご対面。相変わらずのナイスガイという感じで、明るく屈託のない好青年でした。前回は「18・29〜妻が突然18才?」のことを聞くインタビューで、その時はまだ次回作が決まっていなかったんですが、その後、急遽「不良カップル」に出演が決まり、今回は日本での放送を控えてのプロモーション来日でした。

写真:リュ・スヨン「この人、いい人だなあ」と思ったのは、その日、私が3組目のインタビューだったんですけど、こういうときのお決まりである「印象に残っているエピソードは?」という質問に、「さっきもしゃべっちゃったからそれと重ならないことを考えよう、同じだとつまらないでしょ」と気を遣ってくれて、マネージャーにも「何かなかったかな」と聞いて、必死で思い出そうとしてくれたんです。それで「スーパーマンは?」というヒントをもらうと、「あー!」と一気に思い出して1人で大受けして(笑)、いきなり立ち上がったかとおもうと、「僕がスーパーマンの衣装を着たんですけど、あれパツパツじゃないですか」と、ジェスチャーを交えながら話してくれたのがすごくおもしろかったです。話しながらも、キュートで、チャーミングで、「僕はすごく恥ずかしくて、スタッフにからかわれるかと思ったけど、『本当のスーパーマンみたい』と言われて、自分でもその気になりました」と、屈託無く話すので、かわいい人だなと思えました。

「不良カップル」は、仕事ひとすじでやってきたキャリア女性が、結婚はしたくないけど子供は欲しい、シングルマザーになろうと、最高の遺伝子を持つ男性に目を付けるというストーリー。リュ・スヨンは、最高の遺伝子の持ち主である堅物の植物学者という役どころで、いい人キャラで登場します。実はその役には最初、別の俳優がキャスティングされていたのですが、降板したためにリュ・スヨンになったと報道されていました。ドラマ全体としては女性メインで進む話ですし、映画女優のシン・ウンギョンの8年ぶりのドラマ復帰作ということが前面に出ている作品なので、どうしたってスポットライトは主演女優に当たってしまいがち。そこに06年に「ソウル1945」でKBS演技大賞の最優秀演技賞まで受賞している彼が出演するのは意外だなと思ったんです。というのも韓国の人はそういう‘格’にこだわって、それにふさわしい待遇を求める気持ちが強いので。でもそれにとらわれ過ぎないところが彼のよさであり、制作者に愛され、役者としてこれからもいろんな役をやる可能性につながっていくんだなと感じました。いい役だったから、「自分のことを肯定的なイメージで見てもらえることが増えたので、それがこのドラマに出た収穫の一つ」と言っていました。顔つきがちょっと険しいから、悪役とか、心に強い信念を持った共産主義者の役なんかが似合ってしまう。でも、笑うとすごく素敵で、ナイスなキャラなので、その素顔がもっと伝わっていけばいいなと感じました。

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韓国映画ショーケース

昨年、日本において韓国映画は不振でしたが、興行的なヒットは難しくても、佳作はいろいろありました。そんな作品性と大衆性を兼ね備えた韓国映画を見せたいということで、韓国映画振興委員会(KOFIC)主催で開催されたのが韓国映画ショーケース。12月8〜14日まで開かれたなかで、9日には韓国ゲストを囲んでのシンポジウムが行われました。

写真:ムン・ソリメインは、日本でも「太王四神記」が始まっている女優ムン・ソリさん。彼女は「太王四神記」の撮影を終えてすぐにエジプトのカイロで行われていた映画祭の審査員を務め、その足ですぐ日本に来て、翌日が韓国で新作映画「私たちの生涯最高の瞬間」の制作発表があるために、当日の夜に韓国に帰ったというくらい忙しいスケジュールでしたが、彼女が出演している上映作品の「家族の誕生」がとてもいい映画なので、その思い入れが、ハードスケジュールの中でも舞台あいさつに駆けつけさせたのだなと思いました。

彼女の話の中で印象的だったのは、ギリシャのテサロニキ国際映画祭で、「家族の誕生」出演女優の5人全員が主演女優賞をもらったという話でした。そうやって賞をあげる映画祭も粋だと思ったし、もらった時にほんとうに誇らしく思えたというムン・ソリさんたちの話に感動しました。監督も、女優さん5人が全員賞をとれて幸せだったそうで、そういうお話こそが、この「家族の誕生」という映画を表現しているような気がしました。

この映画は、血のつながらない人も縁があって一緒に暮らせば家族になる。それこそが家族なのだということを考えさせる映画です。私は最近、なさぬ仲の家族というのに弱いんですよ。そういうのを考える年齢になったのかもしれないけど、そんなメッセージがじんわり伝わって、それが最後に「あー」という風に集約される構成の見事さに余計感動したんですよね。事前にオム・テウン、コ・ドゥシムの歳の差カップルやリュ・スンボム、コン・ヒョジンの元カップルの共演などが目立って報道されていたので、ちょっとキワモノなのかなと誤解していましたが、見てみたら人間愛が感じられる本当にいい映画でした。

写真:ムン・ソリまたムン・ソリさんの話のなかでは、「オアシス」は、「自分に多くのものをもたらしてくれたけれど、これでもう撮れないかも」と思ったし、周りからも「こんなに特異な役をやったらもうお客さんから受け入れてもらえない」と言われたそうです。だから「いい映画を撮ってこっそり引退してしまおうと思った」というぐらいすごい覚悟を持って臨んだだけに、いい結果が得られたんだなと思いました。その後「浮気な家族」でも、ヌードのあるチャレンジングな役を演じ、その時も周囲からいろいろ言われたらしいです。一つ一つ、韓国女優のタブーを乗り越えて行きながら頑張っている人なので、太い芯のようなものを感じます。「家族の誕生」の中でも「自分は木のような役柄だ」と言っていたけれど、まさにそうで、どしんと、揺るぎない、確固たるものを持っていて、その存在感が迫力となって画面から出てくる人だと思います。


イ・ドンウクファンミーティング

「マイガール」や「ハノイの花嫁」などで日本でも人気が急上昇しているイ・ドンウクさんの日本公式ファンクラブの発足を記念して、12月16日にファンミーティングが開かれました。8月に引き続き、今回も司会をしたのですが、彼は、とっても飾り気のない自然体の人で、しかも日本でのファンミが2度目ということで多少慣れたせいか面白さが増していて、なんだか新鮮でした。

写真:イ・ドンウクリハーサルのとき、舞台監督さんの指示に、ひとつひとつ「OK!」「OK!」と力強くうなずいていくところがとっても男っぽいんです。8月の時はまだ彼のブレイク作「マイガール」が日本で放送される前だったので、記者会見があってもあまり記者からの熱気は感じられなかったんですが、今回はもうドラマが始まった後だっただけに、取材が殺到したようで。それをかなり絞っても、それでも朝から取材がぎっしり入っていて、かなり疲れていたのではないかと思いますが、ステージでは、B型気質が炸裂していました。

まず登場して、日本のファンを前にした感想を聞くと、「皆さん一層お美しくなられて…」といったあと、両肩をすくめて「ほんとかどうかは知らないけど…」というポーズを取ってみたり。トークをしていて、話が長くなると、自分でちゃんと区切って通訳さんに「まずここまで訳して!」って仕切ったり、彼の答えに突っ込むと、「またそんなこと聞いて〜」という感じの予想外の面白いリアクションを返したり、自分の話に客席からすぐに反応が返ってくると「おっ、そこ、韓国から来たファンだろう!」と突っ込みを入れたり、ファンをステージに上げてクリスマスケーキをプレゼントする時も、ケーキのトッピング作業に集中してしまってファンの話を聞いてなくて、「だそうですよ、ドンウクさん」と振っても、「えっ!?」「僕今忙しくて…」と夢中でケーキにイチゴを乗っけているという爆笑のリアクションをしてくれたり。これ誤解のないように言っておきますが、全然失礼な感じではなくて、むしろそんな彼なりのジョークが大受けでした。ことほどさように、全然気取りがないというか、自由なんです。ステージで急に座り込んじゃったりもしてましたし(笑)。

写真:イ・ドンウク韓国の俳優さんは丁寧で、特に公の場ではかしこまった感じになりがちなんですが、イ・ドンウクさんは、少々ぶっきらぼうなところがあって、でも感じが悪いわけではなくて、逆にそれがとってもいいんです。女心に響くというか。女性のようなきれいな顔をしているだけに、そのギャップが等身大の韓国青年の男っぽさを感じさせ、「おっ、いい感じ」と思わせてくれる人でした。

イ・ドンウク公式ファンクラブサイトはこちら
「Lee DongWook ジャパンオフィシャルファンクラブ」

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