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──「不良カップル」への出演は、どんなところにひかれて?
脚本です。堅物でどんくさいところはありますけれど、キャラクターに惹かれ、やりたいと思いました。(前作の)「ソウル1945」は71話に及ぶ叙事詩的な長いドラマで、紆余曲折の人生を送る人物だったので、演技しながら笑うことがなかったんです。なので「次の作品では笑いたい」と思っていました。
──監督から、こんな風にやってほしいというような注文は?
「純粋なキャラクターを演じてほしい」と言われました。でも監督は役作りに強く関与する方ではなく、僕に「どうしたらいいと思う?」と聞いてくれたんです。だから、責任感を感じて、一緒に「こうしたらどうでしょうね」と議論しながら、楽しく作っていきました。堅物な植物学者で、童貞の青年というと、ある固定観念にはまりがちですが、そんな固定観念を脱皮して、恋愛については堅物であっても、頭の中までは堅物ではないということを表現しようとしました。
──実際、女性にどんな風にせまられると弱いですか?
そうですね。「1番、こう迫れば落ちる」という方法があるわけではなく、その人がどんな人か、どんな考え方を持っているかが重要じゃないでしょうか。もちろん、若い時は外部からの刺激にも弱いですが(笑)。ドラマでも「男は耳元でささやかれるのに弱い」ということで、「ハー」と息を吹きかけられるシーンがありますが、この歳になるとわかりませんね。フィーリングが通じるのが大事。なんでもない人が来て急にささやかれても、変な人と思うでしょうしね。
──そういう撮影はやっていていかがでしたか?
恥ずかしかったですけど、おもしろかったです。シン・ウンギョンさんにベッドで襲われるシーンとか。
──シン・ウンギョンさんと共演してみてどうでした?
映画「SSU」にも出ていたので、今回が2回目でした。今回相手役になってみたら、親切で後輩の面倒もよくみてくれました。演技について相談するときもよく話を聞いてくれて、息もとてもよく合いました。始めは久しぶりで怖いかなと思ったんですが、一緒に演技をしてみたら、「あなたがそうするなら、私はこうするわね」という風にあわせてくれて、どんな先輩よりもやりやすく、調和がうまくとれました。時々、大先輩だと「後輩が合わせて当然」と思う人もいますが、シン・ウンギョンさんは20年くらいの経験がある方なのに、そういうことがまったくなく、リラックスさせてくれました。
──年上の女優さんとの共演が多いですね。
今まではそうでしたが、これからは違うといいですね(笑)。20代の頃から、僕はちょっとふけて見えるらしく、10年間、30代の役をやってきたんです。今後も40代、50代になっても30代くらいの役柄を演じていきたいですね。
──相手役はやっぱり年下がいいんですか?
演技的なことというよりは、心理的なことですが、相手役から「先輩」と呼ばれると、より責任感が生まれて、緊張感も感じ、役にのめり込みやすくなるような気がすると最近思うからです。
──印象に残っているエピソードは?
僕がスーパーマンの格好をするシーンがありました。ぴたっとした衣装じゃないですか、恥ずかしかったので、マントで隠すようにしていたんですが、周りの人から「うわー、本当にスーパーマンですね」と言われたらうれしくて、本当にスーパーマンになったような気がしました(笑)。
──このドラマに出演して得たものや発見したことは?
今回はいい役を演じたので、私に肯定的なイメージを持ってくれる人が増えたことですね。また、自分の周りにいる、愛する人達に対する時、もう少し真心を持って接しなければと思いました。自分が「したい」ではなく「しなければならない」という感じで生きていかないといけないと思っています。そうは言ってもほんの少しの変化なのですが、そんなことを考える機会になっただけでもよかったと思います。
──どんな俳優として見てほしいですか?
俳優としてに限らず、自分を負担なく見てほしいです。「あの人、人としていい人みたいな感じがする」「俳優としていい俳優のような気がする」という感じ。「あいつはいい人だ」と断定するのは難しいことなので、「いい人みたい」というイメージを与えられるだけでも、すばらしいことだと思います。
──最後に、「不良カップル」の見どころは?
脚本を読んだ時に、男女の設定が逆だなと思いました。普通は、男性が女性にしつこく迫って関係を持った後はそっけなくなるんですが、このドラマでは最初は男性がなかなかなびかず、後になって男性がつきまとって女性が逃げて行くので、現実とは反対を描いていると思います。このドラマを見ることによって男性に反省してほしいと思っています。それが他のドラマとは違いますね。
──ちなみにリュ・スヨンさんは男性として反省したんですか?
反省するようなことはしていません。いえ、ちょっと反省しました(笑)。
