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(C) Ducati Motor Holding S.p.A.
ドゥカティ、連覇に盤石の体制

 MotoGP史上初のナイトレースで幕を開ける今シーズン。2007年はドゥカティ、ケイシー・ストーナー、ブリヂストンが強すぎて、シーズンの終盤に差し掛かる頃には「タイトルはもう決まったな」という雰囲気になっていた。

C.ストーナーの速さと安定性、そして適応能力の高さがMotoGPクラス2年目に一気に開花したこと、「速いけどもろい」と思われていたドゥカティに信頼性の問題が起きなかったこと、そしてブリヂストンタイヤのパフォーマンスが強力だったことが合わさり、まさに独走でタイトルを制した。開幕前のテストでもその強さはかわらず、さらにC.ストーナーが「昨年よりも調子がいい」と自信を見せている。観戦する立場としては、もっともつれた展開になって欲しいので、あまり強すぎないことを願うばかりだ。
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(C)YAMAHA Motor Co., Ltd.
大きな賭けに出たV.ロッシ

 一方、タイトル奪還を狙っていたものの、ホンダのダニ・ペドロサにもかわされランキング3位でシーズンを終えたヤマハのヴァレンティーノ・ロッシ。2年連続でタイトルを逃しただけに、今年は絶対に負けられない。昨年はシーズンを通じてミシュランタイヤへの不満をもらしていたが、ついにブリヂストンへ転向という荒技に出る。

新たなチームメイト、250cc王者のホルヘ・ロレンツォはミシュランタイヤを装着することが決まり、異例の1チーム2タイヤ制が実現した。情報の流出を防ぐため、同じチームながらパドックには壁が作られる。V.ロッシの決断は吉と出るのか凶と出るのか、ここは今季の大きな見どころとなるだろう。
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(C)Bridgestone Corporation
タイヤメーカーの争いが過熱

 V.ロッシにはっきりと「NO」を突きつけられたミシュランも黙ってはいられない。F1のタイヤエンジニアを投入するなど体制を強化、ホンダとのミーティングを繰り返し、開発段階からホンダの意見を考慮する力の入れよう。打倒ブリヂストン&V.ロッシに燃えているミシュランと、現王者のC.ストーナー&現役最多タイトルホルダーのV.ロッシを擁するブリヂストン、どちらのタイヤメーカーが勝つのか注目だ。
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日本メーカーの逆襲なるか?

 また、33年ぶりに、よりによって地元の日本GPで日本メーカー以外のマシンにタイトルを持っていかれたホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの逆襲にも期待したい。特に昨シーズン後半から調子を上げていたホンダは、9割のスタッフを入れ替え、いわば新生ホンダとしてシーズンに挑むほど気合いが入っている。

開幕前にD.ペドロサがテストで怪我をするという想定外の事態にも慌てず、その分をニッキー・ヘイデンが走り込んでデータを収集。D.ペドロサの主張でチーム体制が2つに分けられたが、それもライダーにはいい刺激となりそうだ。すでに2007年最終戦では、ドゥカティを置き去りにするほどの速さを見せているだけに、今年のホンダには期待が高まる。
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(C)YAMAHA Motor Co., Ltd.
若手、そして唯一の日本人ライダー

 若手では、ワークスのヤマハ入りしたJ.ロレンツォ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(チーム・スコット/ホンダ)、中野真矢のチームメイトであるアレックス・デ・アンジェリス(ホンダ・グレシーニ)と、2007年250ccクラスのトップ3がそろってMotoGPにステップアップ。それぞれ冬季テストで上位に飛び込むことも珍しくなく、新人ながらかなりの結果を出しそうだ。

 最高峰のMotoGPクラスに参戦する日本人は、ホンダ・グレシーニの中野だけとなってしまった。苦しい2007年を終え、ミシュランから履き慣れたブリヂストンへ戻ったことで、調子は上向き。今季は是非とも表彰台に立つ姿を見せて欲しい。
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