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明智小四郎
(アケチコシロウ)
健人
今は親の援助で都内で探偵事務所を設立し、警察に捜査協力をするなど探偵としての経験を積みつつあるが思うように仕事はないようだ。
それは学生時代の成績のせいだと感じている。
あなたの成績は、【家達しろく】を抜く事ができず、常にNo.2の座に甘んじていた。
プライドの高いあなたにとって、それは屈辱以外の何物でもなく、いつか【家達しろく】の鼻を明かしてやりたいと思っていた。
最後のテストで雪辱を果たしてやろうと思ったが、なぜか自分でもあり得ないほどのミスを繰り返し、最悪の出来だった。
自分が、こんな出来ならNo. 1のメダルは確実に【家達しろく】のものだろう。
メダルに関してはどうでもいいとは思っていたが、【家達しろく】がそれを手にする姿は見たくない。
屈辱の卒業式になりそうだ、と思っていた。
卒業式当日の行動
Timeline
7:50 頃
少し早く到着して、学校の中を見て回る。
長いようで短い時間だったが、全ての思い出に【家達しろく】に対する屈辱がついて回る。
卒業までに何とかこの思いを晴らせないものか、とあなたが考えていると、【家達しろく】が【ぽわろう先生】の部屋から何かを持って出てくるのが見えた。
どこか様子がおかしい気がしたので、バレないようにあとをつけてみた。
8:15 頃
【家達しろく】は教室に向かうと、自分のカバンに何かを入れているように見えた。
その時、カバンに特殊な操作をしているようだったので、それを覚えておく。
【家達しろく】が教室を出ていったので、誰もいないのを確認して証拠を残さないように手袋をしっかり着けた上で【家達しろく】のカバンを調べる。
覚えておいた特殊な操作を行うと、カバンの隠しポケットが開き、中からNo. 1が手にするメダルが出てきた。
どうせ卒業式で手にする事になるのに、なぜこんなものを先生の部屋から持ってきたのだろう?
いや、そんな事はどうでもいい。
これは、【家達しろく】が初めてあなたに見せた隙だ。
どんな理由であれ、盗みを働いたことが公になれば評判は落ちるに違いない。
あなたは【家達しろく】の指紋を消さないように慎重にメダルを持つと、それを持って、【ぽわろう先生】の部屋を目指す。
【ぽわろう先生】にチクるつもりだ。
8:30 頃
【ぽわろう先生】の部屋に入って、あなたは声もなく固まる。
そこには背中から血を流し倒れる【ぽわろう先生】の姿があった。
大量の血が流れて、もはや命はないように見えた。
これは【家達しろく】がやったのだろうか?
いや、いくら何でもメダルを取るだけで、こんなことはしないだろう。
その時、あなたの心に悪魔が囁きかける。
【家達しろく】がした事にしてしまうのはどうだ?
今、あなたの手には【家達しろく】が先生の部屋に忍び込んだ証拠がある。
あなたは、メダルに【ぽわろう先生】の血をつけて、部屋を出て教室へ急ぐ。
幸い、教室にはまだ誰もいなかった。
【家達しろく】のカバンの隠しポケットを開け、その中に血まみれのメダルを入れた。
日本の警察は優秀だ。
これで【家達しろく】が犯人になる事はないだろうが、しかし警察に捕まったとなれば【家達しろく】の経歴には大きな傷がつくだろう。
その時の、【家達しろく】を見れば全ての屈辱が消え去るような気がした。
8:45 頃
これで、【家達しろく】が疑われる事だろう。
あなたは満足して、卒業式が行われる講堂を目指す。
その途中で、実習室から金田はじめが出てくるのを見かけた。
もう授業はないというのに、どうしたんだろうか?
9:00 頃
卒業式が始まる時間だが、一向に始まろうとしない。
【ぽわろう先生】の助手が講堂に飛び込んできて、先生が何者かに殺された、と全員に告げた。
捜査が始まるかと思ったが、なぜか警察も呼ばれず家に帰らされた。
荷物を持ち帰ることだけは禁止された。
その後
1ヶ月が経ったが、あなたの心は卒業式の事件に囚われたままだ。
せっかく【家達しろく】が疑われるように仕組んだのに、【家達しろく】が捕まったという話も聞かない。
また親の援助で探偵事務所を始めたのに、未だ客は訪れていない。
イライラしながら毎日を過ごしていたら、今日ここに集められた。
これは、自分の手で【家達しろく】に引導を渡せという神からの啓示なのか?
もちろん探偵としてのプライドもある。
真相は突き止めたいが、もし解決できないようなら【家達しろく】を真犯人に仕立て上げよう。
ここで真犯人を捕らえるか【家達しろく】を真犯人にする事ができれば、あなたの探偵としての名声は高まり、今後、名探偵として活動していけるはずだ。
他の探偵について知っている事
Knowledge
①【家達しろく】はプライドが高く、No. 1である事を守るためにどんな努力でも、どんな方法でも取る。
憎たらしい相手だがそこは認めている。
②【工藤俊】はテストの成績はそこそこだったが、実習では非常に優秀な実績を残していた。
学校で学んだこと
Study
座学よりも実技に重点を置いた実習が多かった。
実習では、尾行や変装、ピッキング、格闘術など探偵にとって必要な技術を叩き込まれた。
探偵としても有用な能力だが、これを極めれば優秀な泥棒にもなれそうだ。
あなたの荷物について
Items
荷物は卒業式の事件の時に回収された時のままだと言う。
荷物の中には、【家達しろく】への恨みや文句を書き連ねた日記が入っている。
あれが見られたら、あなたの【家達しろく】へのコンプレックスが皆にバレてしまう。
誰か1人が手に入れた段階で回収できればダメージは最低限にできるかもしれないが。
あとは最終テストの答案や実習で使用したツールが入っているはずだ。
あなたのやらなければならない事
To Do
第2フェーズが始まったら、様子を見ながら以下のセリフを全体に伝える。
「俺は7:50に【家達しろく】が【ぽわろう先生】の部屋から出てくるのを見かけた。
その時に、【家達しろく】は何かを【ぽわろう先生】の部屋から持ち出したように見えた。
【家達しろく】のカバンの中にはきっと怪しいものが入っている。
もし持っている人がいるなら公開してほしい。
僕は【家達しろく】の事を怪しんでいる。」
※【家達しろく】のカバンをあなたが開けることになったら全員の前でカバンを開け、中のアイテムを全体に公開し、【家達しろく】を追い詰めよう
あなたの目的
Purpose
①【家達しろく】or真犯人が犯人投票で最多票を得る―達成で+5P
②【家達しろく】の経歴に傷がつくような証拠「血のついたメダル」を議論の最後に所持する―達成で+5P