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12/10(水)23:15~01:15
「エロス+虐殺」「煉獄エロイカ」で先鋭的な映画表現を通して近代日本の国家権力と個人の関係を追求した吉田喜重監督が、北一輝を主人公に<二・二六事件>に迫った傑作。 「日本改造法案大綱」などの著作で知られる北一輝の思想に感化された陸軍の青年将校らが、昭和11年、クーデター計画を実行。未遂に終わったこの<二・二六事件>に北は直接的には関与しなかったが、事件の首謀者たちの理論的指導者として逮捕され、処刑されることに。以後、日本が軍国主義への一途をたどるこの事件と北との関わり合いを、吉田監督が、脚本・別役実、主演・三國連太郎で、独自の視点から鋭く追求。「エロス+虐殺」「煉獄エロイカ」に続く、<日本近代批判>3部作の到達点を示す傑作となった。 大正10年、右翼青年の朝日平吾は、「やる前に10数える」と、自分に言い聞かせるようにして10数えた後、安田財閥の当主・安田善次郎を刺殺し、その場で自害。平吾の姉が後日、北一輝の家を訪れ、弟から言いつかったと、血染めの平吾の服を一輝に渡して立ち去る。その後も一輝のもとには、彼の政治思想に共鳴する若者たちが出入りするようになり、一輝は、彼らとつかず離れずの微妙な距離を保ちながら日々を送るようになる。
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