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05/30(金)04:55~06:00
前作よりも、兄弟のバカさ加減が数段アップしていて、軽妙なコメディ的仕上がりを見せている。今回は、彼らだけでなく、この兄弟と絡む女性たちも相当にファンキーでキッチュなキャラクターに描かれている。 女好きで身勝手な兄弟と兄嫁の顛末を描く、通称「馬鹿兄弟」シリーズ第2弾。鬼才・上野俊哉監督と脚本・小林政広が続投し、兄夫婦と弟を軸に、欲望に忠実な個性溢れる男女が入り乱れる一夜を、コミカルに綴る良作。母の葬儀を終えた兄・良介(本多菊雄)と弟の健司(江端英久)は、虚しさと人恋しさを覚えて夜の街に繰り出す。一方、男性本位の良介に愛想をつかし家出中の妻・春代(葉月螢)は、勤め先の温泉旅館で高校時代の恋人と再会し、旧交を温める。 ※本作は、1999年に同名タイトルで公開された<R-18>指定作品のR-15版になります
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06/03(火)23:55~01:00
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06/01(日)23:30~00:45
学生時代の恋愛に縛られている同性愛者の女性が、男性と結婚した元恋人に陽動を仕掛けていく様を描いた、スリリングな愛憎劇。ゐろはに京子と林由美香も魅力的だが、吉行由美と佐野和宏の確かな演技力と圧倒的な存在感も見逃せない。とりわけ、吉行由美の圧倒的な存在感は、この作品の財産である。 過去の愛に執着する女性と彼女に翻弄される夫婦を、渇いたタッチで描く官能劇。恋仲だった女同士の駆け引きと奇妙な三角関係の行方をスリリングに映す、サトウトシキ&脚本・小林政広コンビの力作。憧れの直美(林由美香)と高3で結ばれた友子(ゐろはに京子)だったが、直美は大学で出会った郁夫と結婚し、姿を消す。直美との関係を諦めきれない友子は、巧みに手なずけた郁夫とも肉体関係をもった上で直美と再会し、夫妻が住む家に転がり込む。 ※本作は、1993年に「ペッティング・レズ 性感帯」というタイトルで公開された<成人映画>指定作品のR-15版になります
06/17(火)01:45~02:50
06/06(金)02:50~04:00
後半からの思いもよらない展開の連続に見入ってしまうほど、本作は実に面白い。また各登場人物の台詞がいちいち素晴らしく、とりわけクミコのモノローグは、本作に独特のリズムを生み出し、観ている側はいつしかそのリズムに乗せられてしまうほど。 ある不倫を機にすれ違っていく新婚夫婦を取り巻く男女のシニカルな愛憎劇。サトウトシキ監督と脚本・小林政広の名コンビの1作で、何気ない一言から狂い始める男女の運命を、ユーモアも利かせて描出。新婚の久美子(葉月)は、小説のカルチャースクール講師の及川(佐野)に迫られ肉体関係をもつが、スクール仲間で及川の愛人・アキコ(泉)の“作家は地獄を書くもの”との言葉を真に受け、夫クニオ(伊藤)公認で不倫に励むうちに、まさかの事態に陥る。 ※本作は、1996年に「不倫日記 濡れたままもう一度」というタイトルで公開された<成人映画>指定作品のR-15版になります。
06/07(土)02:00~03:05
男尊家長制度のカリカチュア的キャラクターである兄と、情けない都市生活者である弟が織り成す滑稽なやり取りが秀逸。自らの欲望に忠実な看護師役の佐々木ユメカ、耐える女からドライでシニカルな女に変貌する兄嫁を演じる葉月螢、バカ兄弟とのコントラストも鮮烈。 恋に破れて一旦は捨てた故郷に舞い戻った男の、思わぬ災難を描く官能ドラマ。“ピンク七福神”として活躍した上野俊哉監督が、小林政広の捻った脚本を得て、身勝手な兄弟と二人の女性の愛の行方をコミカルに映す。東京で恋人にフラれ実家に戻った健司(江端英久)は、兄・良介(本多菊雄)が看護婦・美智子(佐々木ユメカ)と不倫中と知らされるが、ある晩、兄と義姉・春代(葉月螢)のセックス中に家を飛び出した成り行きで、美智子と肉体関係を持ってしまう。 ※本作は、1998年に同名タイトルで公開された<R-18>指定作品のR-15版になります。
06/12(木)00:50~01:55
クールさと可愛さを併せ持つ葉月螢の初々しさも魅力的だが、良い具合に熟した扇まやの対照的なエロスも捨てがたい。濡れ場要員の石原ゆりと高野ひとみもカッチリ役目を果たしている。あらゆるジャンルや決まり事を巧妙に回避しながら辿り着いた皮肉な結末には、拍手喝采である。 虚しさを抱える若者と中年が、二人乗りバイクを走らせる一夜を描くロードムービー。挿入歌も手掛ける脚本・小林政広とサトウトシキ監督の名コンビが、性生活に行き詰まる男性二人の胸中を、時制を行き来し繊細に描く逸品。妻との関係は冷え、人生初の痴漢を昼間に敢行した井上(清水大敬)は、その夜、歌舞伎町の喫茶店でタバコを分けた小坂(紀野真人)のバイクの後部に強引に乗る。同棲相手に別れを切り出され苛立つ小坂は、タンデム道中に渋々繰り出す。 ※本作は、1994年に「痴漢電車 人妻篇 奥様は痴女」というタイトルで公開された<成人映画>指定作品のR-15版になります
06/12(木)03:20~04:25
名作を連発したサトウトシキ×小林政広コンビの初期の一作で、ピンク映画としても男女関係の理不尽さと残酷さを描いた大人の物語としても、見応え十分の傑作! 壊れかけた夫婦の行方を、官能シーンも交えて情感豊かに描くメロドラマ。秀作揃いの佐藤俊喜(サトウトシキ)監督×脚本・小林政広の初期作で、過去に囚われ次第にすれ違う夫婦の悲痛な顛末を、激しい濡れ場も盛り込み丹念に映す。夫婦関係に悩む祐子(藤沙月)は秋山(本多菊次郎)と不倫中。愛する妻を扱いあぐねる文夫(中根徹)は、古い上着に入っていた合鍵で結婚前に祐子が住んでいた部屋に忍び込むが、物思いにふけるにつれ二人が結ばれる経緯が明かされる。 ※本作は、1989年に「Eカップ本番Ⅱ 豊熟」というタイトルで公開された<成人映画>指定作品のR-15版になります
06/18(水)00:55~02:15
それぞれの男女が最後は綺麗に元の鞘に収まる展開に、心地良い後味が残る。実に小林政広らしい脚本で、その脚本をサトウトシキが抑制したタッチで丁寧に演出。役者陣の堅実な芝居も良く、中でも本多菊雄と伊藤猛の演技には、妙なユーモアとペーソスがあって絶品! 悩みを抱える団地暮らしの二組の夫婦と若いカップルの、奇妙な交友を描く群像劇。隣家の夫と妻同士が親密な一夜をともに過ごすことで、夫婦や愛の在りようを見つめ直す、コミカルで示唆に富む逸品。久美子(林由美香)は夫・信一(伊藤猛)の隣家の郁夫(本多菊雄)への好意に困惑し、彼の妻・アキ子(横浜ゆき)と温泉に赴く。旅先で出逢った真二(川瀬陽太)と裕子(さとう樹菜子)カップルにも触発され、妻二人で性交に到る一方、妻の置手紙を携えた信一は、郁夫をSEXに誘う。 ※本作は、2000年に同名タイトルで公開された<R-18>指定作品のR-15版になります
06/20(金)01:25~02:40
肉体を貪るだけに見えた男女それぞれの胸の奥に秘めているもの、女にとってのそれは破滅願望へと繋がっていき、男にとっては、ひと時の仄かな希望へと変換され、互いに擦れ違っていくが、その行き場の無さこそが優れて現代的。 部屋に籠り愛欲に身を任せる男女の運命の1週間を、淡々と見つめる官能劇。脚本家として数々のピンク映画の秀作を生む小林政広の唯一のピンク映画監督作で、二人きりで繰り返される情事の中に、虚無的な男女の心の機微を描く異色作。飲み屋で出逢った美智子(葉月螢)と行夫(川瀬陽太)は、行夫のアパートで一夜をともにする。仮病で会社をサボり続ける美智子とバイト先に連絡もしない行夫は、ひたすら情事に耽るにつれ、奇妙な情愛が湧き起こる。 ※本作は、2000年に同名タイトルで公開された<R-18>指定作品のR-15版になります
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