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07/05(土)04:00~05:45
クールな悪役が似合う俳優といえば、まず間違いなくその名が挙がるのが成田三樹夫だ。現代劇では実録映画などの印象が強いが、時代劇においてもその唯一無二の魅力は遺憾なく発揮されている。本作で成田が演じるのは十文字糺と名乗る浪人。無類の将棋好きであることから、船上で出会った市と意気投合するのだが、運命のいたずら、二人は真剣の勝負を繰り広げることとなる。互いが正体を明かさないまま、いずれ相まみえる運命を予感しながら築かれる奇妙な友情。その鋭いまなざし、不敵な笑み──。成田の持ち味が存分に生かされた、悪役の醍醐味たっぷりのキャラクターだ。 市(勝新太郎)は江ノ島に向かう船のなかで十文字糺と名乗る旅の浪人(成田三樹夫)と出会い、お互い無類の将棋好きであることから意気投合する。江ノ島についた先で、船中で市のイカサマ賭博に引っ掛けられた江島屋一家と喧嘩になり、返り討ちにしたものの、旅芸人の女・お種(岩崎加根子)が連れている子供・ミキ(藤山直子)に怪我を負わせてしまう。市は十文字の計らいで金を工面することができ、無事薬を手に入れる。薬が効いてミキは回復、箱根に湯治に出かけた先で、市は父の敵を追って旅をする胸を病んだ侍・佐川友之進(山本学)とその妹の粂(林千鶴)、従者の六平(丸井太郎)と知り合う。彼らの父は旅先で、将棋の揉め事から浪人者に斬られてしまったという。市は次第にその犯人が十文字でないかと疑いはじめる……。
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