東　陽一　プロフィール

邦画の革新と挑戦！ATG映画傑作選 もう頬づえはつかない

05/28(火)23:00～01:00

さようなら、やさしさだけの男たち。２人の男性の間で揺れ動きながら自立していくヒロインを桃井かおりが等身大の魅力で好演し、数々の主演女優賞に輝いた青春恋愛ドラマ。早稲田大学第一文学部の学生だった見延典子が、卒業制作として発表した同名小説が一躍多くの女性たちの支持を集め、異例のベストセラーを記録。これを前年、「サード」で高い評価を得た東陽一監督が、再びＡＴＧの共同製作・配給で映画化。「幸福の黄色いハンカチ」などで当時既に人気を博していた桃井が、本作で映画初主演に挑み、ヒロインを等身大の魅力で好演。同年の他の出演作と合わせて、第３回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など、数々の主演女優賞を独占し、絶賛を博した。共演は奥田瑛二、森本レオほか。 早稲田大学に通う女子大生のまり子。ある晩彼女は、バイト先で知り合った同じ早大生の橋本を部屋に泊めることになったのをきっかけに、格別好きでもない彼と同棲生活を始める。けれども、実はまり子は以前、恒雄という３０過ぎの売れないルポライターと恋愛関係にあり、半年前、不意にどこかへ雲隠れしてしまった彼のことがなお忘れられないでいた。そんなある晩、恒雄が突如まり子の前に再び姿を見せ、彼女の心は激しく揺れ動く。