新作放送記念!こまつ座特集 こまつ座「闇に咲く花」作 井上ひさし 演出 栗山民也 出演 山西惇 松下洸平 浅利陽介
08/02(土)13:00~16:00
こまつ座40周年記念として山西惇、松下洸平、浅利陽介ら出演で話題のステージ。戦後の東京を舞台に「記憶」をテーマに描かれるたくましくも温かな庶民の物語。
収録日:2023年8月17日/収録場所:東京 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
座付き作者・井上ひさしに関係する作品のみを上演する「こまつ座」の創立40周年記念公演から、“昭和庶民伝3部作”の2作目となる傑作ステージをお送りする。
本作は、終戦から2年後の東京を舞台に、“記憶”をテーマに描く父と息子の物語。1987年の初演から、1989年、1999年、2001年、2008年、2012年と再演を重ね、今年、約11年ぶりに上演。演出は初演から引き続き栗山民也、出演は山西惇、松下洸平、浅利陽介ら実力派キャストが名を連ね、東京を皮切りに、愛知、大阪、福岡の各地で多くの観客を魅了した。今回の放送では、映像だからこそ見ることができる出演者の臨場感あふれる表情と演技をご覧いただくとともに、山西惇と松下洸平のインタビュー対談もお届け。物語の鍵となる2人の演じ手が語るストーリーの魅力に加え、稽古場でのエピソードなどもお楽しみいただきたい。
さらに、WOWOWでは本作にも出演する松下洸平を「WOWOW松下洸平祭り」と題して特集!シンガー・ソングライターとしても活躍する彼のライブに加え、出演したドラマ、映画を連続放送でお送りする。こちらも併せてお楽しみいただきたい!
昭和22年夏、東京・神田。進駐軍占領下、今日を生き抜くために人びとは闇の売り買いに必死だった。ひとり息子の健太郎(松下洸平)を戦地で失った愛敬稲荷神社の神主・牛木公磨(山西惇)も、今では近くに住む5人の未亡人たちと寄り合って、闇米の調達に奔走している。そんなある夏の日、死んだはずの健太郎が愛敬稲荷神社に帰ってきた。境内に笑顔が弾け、人びとは再会を喜び合う。しかしその喜びもつかの間、健太郎の背後には黒い影が忍び寄っていた……。