[二][新]【帯】 グッド・ファイト シーズン5 #1 『“これまでの話は…”』
07/01(火)07:00~08:00
アメリカ社会が抱える社会問題を辛辣に風刺しながら捻りの利いたユーモアで描くリーガルドラマシリーズ。「クリミナル・マインド」ギデオン役を演じた俳優マンディ・パティンキンを新レギュラーに迎え、波乱の展開を迎えるシーズン5をアンコール放送!!
2020年から21年にかけて、レディック・ボーズマン・ロックハート法律事務所に様々なことが起きた怒濤の1年間を振り返っていく。
親会社STRローリーから20%の経費削減を命じられ、エイドリアンは自分が年内で身を引くと宣言。大統領選出馬を睨んでのことだ。彼以外の人員削減も避けられなくなった。そんな時、新型コロナの感染が拡大し、これを機に従業員の解雇を行うことに……。一方、コロナ前からビアンカの仕事でロンドンに滞在していたルッカは、彼女から高額報酬で引き抜きのオファーをもらう。エイドリアンの退職の意向を受けたダイアンとリズは、彼が退職した後は女性中心の事務所として二人で経営していこうと計画していたが、黒人事務所としての文化が失われる、と黒人パートナーたちが苦言を呈し始め、ダイアンを外すよう圧力をかけたのだった……。
人気リーガルドラマ「グッド・ワイフ」のスピンオフ作品
本作は、シーズン7まで制作されたCBSの人気リーガルドラマ「グッド・ワイフ」の最終話から1年後を舞台としたスピンオフ作品。専業主婦から弁護士に復帰した主人公アリシア(ジュリアナ・マルグリーズ)の浮気を法廷で暴露した後の、クリスティーン・バランスキー扮する弁護士ダイアン・ロックハートが中心に描かれている。本家「グッド・ワイフ」では全米脚本家組合賞を受賞し、ショーランナーも務めたロバート・キングとミシェル・キングのクリエーター夫婦が、再び今回のスピンオフでもショーランナーとして復活することになった。また、近年では『最後の決闘裁判』『ハウス・オブ・グッチ』『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』といった話題映画でも監督として依然第一線で活躍を続けているリドリー・スコットが、本家シリーズに次いで製作総指揮に名を連ねている。その他、「高い城の男」「グッド・ワイフ」のデヴィッド・W・ザッカー、「キャッスルロック」「Your Honor/追い詰められた判事」のリズ・グロッツァー、「グッド・ワイフ」では監督も務めたブルック・ケネディら、数々の人気シリーズを生み出し、本家シリーズも知り尽くした錚々たるベテラン勢が製作総指揮者として勢揃いした。エミー賞5回、全米映画俳優組合賞(SAG)2回、アメリカン・フィルム・インスティチュート賞(AFI)2回、ピーボディ賞、ゴールデングローブ賞を獲得し、堅実なファンベースを獲得した「グッド・ワイフ」なだけに、スピンオフが制作されたのも当然の流れと言えるだろう。本作の企画は、「グッド・ワイフ」で長年、製作総指揮を務めたデヴィッド・W・ザッカーとブルック・ケネディがキング夫妻に話を持ちかけたのがきっかけだったそう。CBSのストリーミングサービス(現Paramount+)で配信されたオリジナル作品ということもあり、放送局の慣例である1シーズン22話ではなく、10話のみという身軽さもキング夫妻の興味をそそったようだ。主演を務めるクリスティーン・バランスキーも、「(10話だと拘束期間が短くなるので)役者として他のことに挑戦できて嬉しい」と、脚本もない時点で企画に賛同し参加を即決した。さらに「グッド・ワイフ」の最終シーズンに出演したクーシュ・ジャンボも、既に決まっていたプロジェクトを断って本作に加わることを決断。本家シリーズからのキャストとスタッフがこれだけ揃って制作されたCBS肝入りの本作は、「グッド・ワイフ」のファンには嬉しいシリーズであることは間違いないだろうが、本家の知識が全くなくても、いきなり第1話から釘付けにさせる脚本が書けるキング夫妻の熟練ぶりに圧倒されるだろう。
