トニー賞月間!WOWOWステージ特集 吉田羊×大原櫻子「ザ・ウェルキン」 作:ルーシー・カークウッド 演出:加藤拓也
06/13(木)14:10~16:40
殺人犯の少女の妊娠判定に集まった女性陪審員12人の裏に隠された真実を、サスペンスタッチで描く衝撃作!予測不能のラストが待つ、英国演劇界の俊英が放つ傑作舞台。コロナ禍直前の2020年1月に英国ナショナルシアターで開幕し、ロックダウンまでのわずかな上演にもかかわらず大喝采を浴びた舞台「ザ・ウェルキン」。WOWOWでは、吉田羊、大原櫻子ら実力派女優の集結により日本初上演した同作を放送・配信する。脚本は、「チャイメリカ」で英国演劇界最高の栄誉ローレンス・オリヴィエ賞最優秀作品賞に輝き、「チルドレン」でトニー賞にノミネートされた英国演劇界の期待の劇作家ルーシー・カークウッド。演出は、ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」の脚本が話題を集め、自身が主宰する「劇団た組」でも評価が高まる気鋭の加藤拓也が務める。“妊婦は死刑を免れる”という法の下、殺人犯の少女の妊娠判定のために集められた12人の女性陪審員の思惑と、その審議の行方をサスペンスタッチで描く。猥雑で力強いエネルギーとユーモアに彩られながらも男性中心の社会を生きる女性たちの姿は、今なおジェンダー問題が問われる現代にも重なる部分が多い。そして、予測不能のラストはまさに衝撃!傑作の名にふさわしいステージをお見逃しなく!収録日:2022年7月27日/収録場所:東京 Bunkamuraシアターコクーン
1759年、英国の東部サフォークの田舎町。人々が75年に一度天空に舞い戻ってくるという彗星を待ちわびる中、少女サリー(大原櫻子)が殺人罪で絞首刑を宣告される。しかし、彼女は妊娠を主張。妊娠している罪人は死刑を免れるからだ。真偽を判定するため、妊娠経験のある12人の女性が陪審員として集められる。これまで21人の出産を経験した者、流産ばかりで子どもがいない者、早く結論を出して家事に戻りたい者、生死を決める審議への参加に戸惑う者など、その顔触れはさまざま。その中に、なんとかサリーに公正な扱いを受けさせようと心を砕く助産婦エリザベス(吉田羊)の姿があった。サリーは本当に妊娠しているのか?それとも死刑から逃れようと嘘をついているのか?なぜエリザベスは殺人犯サリーを助けようとしているのか?すべては頭上に広がる「天空」(ザ・ウェルキン)が知っていた。