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イ・チャンドン監督特集 イ・チャンドン アイロニーの芸術

05/29(木)02:10～04:00

現代韓国映画界きっての名匠イ・チャンドン監督の人生や作品世界を、彼自身やソル・ギョング、ソン・ガンホら名優陣の述懐を通して深く掘り下げた必見のドキュメンタリー。 教職や作家生活を経て、４３歳のとき、「グリーンフィッシュ」で映画監督デビュー。以後、寡作ながら、新作を発表するごとに話題を呼び、世界中の映画ファンを深く魅了し続けるイ・チャンドン監督。そんな彼の異色の経歴と奥深い作品世界を、同監督自身の率直な述懐や、ソル・ギョング、ソン・ガンホら、彼の作品に出演した名優陣の証言をちりばめながらじっくりと探究。あの名作「ペパーミント・キャンディー」と同様、現在から過去へさかのぼっていく作品構成も心憎く、ファン必見の味わい深い一作に仕上がった。 フランスのドキュメンタリー監督アラン・マザールが、イ・チャンドン監督の奥深い映画世界の魅力の秘密に迫るべく、本作を立案企画。被写体であるイ・チャンドン監督自ら、デビュー作の「グリーンフィッシュ」から「バーニング　劇場版」に至る全６本の監督作品や、子ども時代の思い出深い映画初体験までを、現在から過去へと次第にさかのぼりながら、あれこれ率直に振り返る。彼の作品に出演した名優たちも、貴重な証言を披露。

イ・チャンドン監督特集 グリーンフィッシュ

05/29(木)04:00～06:00

現代韓国映画界きっての名匠、イ・チャンドンの記念すべき監督デビュー作であり、裏社会へ足を踏み入れる主人公をハン・ソッキュが鮮烈に演じて彼の出世作ともなった力作。 それまで教師や小説家として活動していたイ・チャンドンが、本作で映画監督デビューを果たし、第１８回青龍映画賞の作品賞、監督賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞。兵役を終えて帰郷するさなか、ひとりの女性と運命的に出会ったことから、裏社会へ足を踏み入れる青年主人公を、「八月のクリスマス」「シュリ」に先立って、若きハン・ソッキュが鮮烈に演じて絶賛を博した。その後、同じく「シュリ」や「殺人の追憶」などで韓国映画界きっての人気スターとなるソン・ガンホも、脇役で印象的な演技と存在感を披露。 兵役を終えて郷里へ戻る列車内で、赤いスカーフを巻いた女性と運命的に出会った青年のマクトン。その場ではお互いに言葉を交わすこともなく彼女と別れた彼は、その後ソウルのナイトクラブで運命の相手たるミエと再会を果たすが、彼女は新興ヤクザのボス、ペ・テゴンの愛人だった。ペ・テゴンの下で働くことになったマクトンは、その度胸の良さで次第に頭角を現わすようになるが、対立する組織との抗争に否応なく巻き込まれていく。