大久保　鷹　プロフィール

原田眞人監督特集 タフ PARTⅠ 誕生篇

06/04(火)02:15～03:45

原田眞人監督が、殺し屋に弟子入りした青年を描いた、伝説のハードボイルドアクション「タフ」シリーズの第１作。主人公・次郎と師匠は殺人ゲームの罠へ。主演は木村一八。１９９０年代、第６作「ペインテッド・デザート タフ劇場版」以外は、どれもビデオ用映画ながら劇場用映画に劣らないクオリティーが評判になり、熱狂的なファンを生んだ「タフ」シリーズ。第１・２作という前後編の前編となったのがこの第１作。木村が演じる平凡な青年・次郎が殺し屋稼業に足を踏み入れ、数々の修羅場をくぐり抜けながら成長していく物語の始まり。米国映画に強い影響を受けた原田監督は当時の邦画の常識に挑むかのように、ハードでスタイリッシュなバイオレンスアクションに仕立てるのに成功した。 デリバリーピザのアルバイトをする青年・次郎は、配達先の暴力団事務所でプロの殺し屋・根路銘が見せた鮮やかな仕事ぶりに感動し、根路銘に弟子入りする。陶芸家という別の顔を持つ根路銘のもと、なぜか陶芸の修業をさせられた後、ある女性を殺す仕事を任された次郎は、動揺しつつもそれに成功する。やがて根路銘とガレージら仲間３人と次郎はある巨大犯罪組織に命じられ、別のアウトローたち５人と殺人ゲームをさせられるが……。

原田眞人監督特集 タフ PARTⅤ 殺しのアンソロジー

06/06(木)02:45～04:30

原田眞人監督が、若き殺し屋を描いた伝説のハードボイルドアクション「タフ」シリーズの第５作。主人公・次郎はロサンゼルスの地で自身の過去を振り返る。主演は木村一八。日本を舞台にした「タフ」シリーズの第５作だが、いきなり舞台はカリフォルニアのロサンゼルスへ。シリーズ第１～４作の名場面を多数引用した、まさに“アンソロジー”ながら、新たにロサンゼルスでロケした場面も満載。原田監督が若かりし日々、映画評論活動をしながら映画監督修業をしたのがロサンゼルス。シリーズとしては番外編というべき内容ながら、原田監督のロサンゼルス愛・ハードボイルド愛を感じさせる。また、やはり米国ロケをしたシリーズ第６作「ペインテッド・デザート　タフ劇場版」も楽しみになる。 ロサンゼルス（ＬＡ）のダウンタウン。殺しの旅に疲れた若手殺し屋の次郎はドラッグ依存症になっていた。空き地で倒れた後、各地を転々としながら、彼の脳裏に次々と浮かぶ過去のフラッシュバック。デリバリーピザのバイト中、プロの殺し屋・根路銘の仕事ぶりを見て弟子に志願したこと、初めて人を殺した時のこと、巨大殺人組織に殺人ゲームをさせられたことなど……。そんな次郎の前にかつて彼が殺したはずのシロハタが現われる。