トニー賞がやってくる!ステージ特集 海をゆく者
06/28(土)11:00~13:45
小日向文世×高橋克実×浅野和之×大谷亮介×平田満、演劇界のレジェンドが結集!みごとな伏線にトニー賞ほか世界が称賛。愛すべきダメ男たちが紡ぐ笑いとサスペンス。
収録日:2023年12月20日/収録場所:東京 PARCO劇場
カードゲームに人生を託した5人の男たちの、サスペンスに満ちたダーク・コメディ「海をゆく者」はアイルランド気鋭の劇作家コナー・マクファーソンの出世作にして代表作。2006年にロンドンのナショナル・シアターでデビューし、ローレンス・オリヴィエ賞BEST PLAY、トニー賞BEST PLAYにノミネートされ、世界各国で上演された“21世紀のクリスマスキャロル”と評される大人気作だ。
日本では、鬼才・栗山民也の演出で2009年に初演。今回は、小日向文世、浅野和之、大谷亮介、平田満に高橋克実が新たに加わり、豪華競演が実現、チケット完売となった。5人が主役、しかもサスペンスであり、コメディ、誰もが驚くラストの鮮やかな大どんでん返しは他で見られない唯一無二のストーリー展開だ。さらに今年、第31回読売演劇大賞で高橋克実が本作で優秀男優賞を受賞。愛すべきダメ男たちが集った夜、果たして、最後に笑うのは誰だ?
アイルランド・ダブリン北部。海沿いの町にある古びた家に、兄弟2人が暮らしている。兄のリチャード(高橋克実)は大酒飲みで、最近目が不自由になり、その世話のために戻ってきたという弟のシャーキー(平田満)は、酒癖の悪さで多くのものを失い今は禁酒中。陽気で開放的な性格のリチャードは、朝から近所の友人アイヴァン(浅野和之)と飲んだくれ、さらにニッキー(大谷亮介)も加わる。そこに“聖なる夜の約束”を果たすために現われたひとりの男(小日向文世)がやって来る。
酒浸りの男たちの命運は5枚のカードに託された。笑いとサスペンスに満ちた、どうしようもないおやじたちのいとおしいばかりのファンタジー。ラストの大どんでん返しに誰もが驚く傑作をご堪能あれ。