[字]警視庁南平班~七人の刑事~4
07/16(水)17:50~19:30
南部平蔵(村上弘明)を班長とする七人の刑事の活躍を描く、人気シリーズの第4弾。親友の死の真相にたどり着けないも
どかしさから、さすがの南部も焦りを隠せない。そんな南部を支えるのは六人の優秀な部下たちだった。大分の別府温
泉、伊勢志摩ほかでロケを行い、臨場感あふれる映像で物語が進んでいく。
【ストーリー】
警視庁捜査一課の南部平蔵(村上弘明)は、東京都内で片岡浩介(羽場裕一)と偶然再会した。二人は大学時代からの友
人で、片岡は大分県警の刑事である。二人は再会を喜ぶが、片岡は用があると言って別れ、南部が知らぬ男と雑踏へ消
えた。
その夜、片岡が公園の雑木林で磔にされた死体となって発見された。普段、冷静な南部だが親友の痛ましい遺体を抱きし
めて絶叫する。続いて片岡と共に雑踏に消えた男・百瀬勝治(須田邦裕)も磔の死体となって見つかった。二人は別々の
場所で殺害され、発見現場に運ばれたようだ。同一犯の犯行と見て捜査が始まった。南部と高村六郎刑事(鈴木一真)は
大分県の別府へ飛ぶ。
片岡は、六年前に起きた大手スーパーの店長・百瀬一彦(佐藤滋)の自殺に疑いを抱き、一彦の弟である勝治の協力を
得て一人で捜査を続けていた。一彦の自殺には不審な点が多く、当時、三人の容疑者が浮かんだものの、彼らにはアリ
バイがあったため、結局自殺として処理されたいきさつがあった。容疑者の三人とは、一彦の部下・津田俊夫(冨家規
政)、一彦のスーパーが近所に開店したため経営が悪化した鮮魚店店主の露木孝一(野村宏伸)、そして一彦の恋人・井
出成美(東風万智子)である。三人とも現在は東京で暮している。
成美は一彦の死後、スーパーの社長・井出正吉(中山仁)の妻となっていた。南部と高村は井出の邸宅を訪ね、夫婦に話
を聞く。しかしその後、井出正吉も磔の死体となって発見される。大分で起きた六年前の事件の真犯人が、今回の連続殺
人を犯しているのだろうか…。
不審な人物が次々と浮かぶが、それぞれアリバイがあり、捜査は難航する。南部班の七人を悩ませるのは、殺害時刻と
時間が経過した遺体の様子に矛盾が生じることだった。犯人はどのようなトリックを使ったのか。
そこへ片岡が生前、南部宛に投函した手紙が届く。同封されていた地図をヒントに南部は事件の真相を推理する…。