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2022/07/27

横山由依が天才詐欺師にときめく「もし実際にフランクに会ったら好きになっちゃうかも」

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ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に出演する横山由依
ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に出演する横山由依

横山由依が出演するミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」が8月11日(木・祝)より東京国際フォーラムホールCで上演される。

同作品は1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説「世界をだました男」を基に製作された映画のミュージカル版。姿を偽る若き天才詐欺師と、彼を追うFBI捜査官の、世界を股に掛けた痛快な逃走劇。主演のSnow Man・岩本照が主人公のフランク・アバグネイル・ジュニアを演じ、横山はそのフランク・ジュニアと恋に落ちるヒロイン・ブレンダを演じる。

今回、横山にインタビューを行い、出演が決まった時の心境や作品・役柄についての話や、相手役となる岩本の印象などを語ってもらった。

――トニー賞にノミネートされたことのある人気作の日本版という作品ですが、出演を聞いた時の心境は?

「ミュージカルに挑戦したいと思っていた中で、このタイミングで挑戦できることがうれしかったです。この作品を映画で観たり、ブロードウェイ版の音楽を聴いた時に、本当にすばらしい作品だなと思ったので、作品に参加できるということ自体もすごくうれしかったですね」

――台本を読んだ時の感想は?

「フランク・ジュニアの人生には印象的なことがすごく多くて、それを音楽に乗せて描いていくのですが、場面の展開も違和感なく進んでいてとても疾走感があるなと感じました。また、『これに日本語の音楽が加わるなんて、どんな感じになるんだろう。早く演じたい!』と思いました」

――演じるブレンダについては

「映画版の印象とは違って、真面目で大きな愛を持っている存在だなと思いました。また、ブレンダにも事情があって、周りの人との関わりをあまり持たずに暮らしていたんじゃなかと思っていて、それがフランク・ジュニアとの出会いによってどう変わるのかというのを、彼女の性格もうまく入れて、私にしかできないブレンダを演じられたらいいなと思っています」

――ご自身との共通点などはありますか?

「仕事にまっすぐに取り組む姿勢みたいなところは、職業が違えど重ねられるところはあるかなと思いました。でも、ブレンダはそこに大きな愛があって、フランク・ジュニアと出会ってからより愛が深くなるので、そこの部分はしっかり表現したいなって思いますね」

――ブレンダが恋に落ちるフランク・ジュニアの印象は?

「フランク・ジュニアはすごく頭がいいので、もし出会ったとしたら『騙されてるのかな』って思っちゃいそうですよね(笑)。でも、すごくユーモアがあって面白いので、もし会ったら好きになっちゃうかもしれないです。ブレンダは彼が詐欺師だっていうことを知らないまま絆を深めていくんですけど、台本を読んだかぎりだとフランクが言っていることのちぐはぐな部分に気付きながらも、あえて指摘していないように思えるので、ブレンダの方が何枚も上手な部分もあるんじゃないかなと。そこをどういうふうに表現するのか、それともあえてしないのかを考えている段階なので、稽古を通してどうなるのかというところも個人的に楽しみです」

――ご自身の好きな男性のタイプは?

「面白い人がいいです!"面白い"にもいろいろあると思うんですけど、私はお話しするのが好きなので、普段会話をしていて面白い人がいいですね。会話が途切れないとか、自分の知らないことを知っているとか」

――フランク・ジュニアを演じる岩本さんの印象は?

「まだ歌稽古でしかお会いできていないんですけど、すごく真面目な印象を受けました。先生の言ったことをすぐに理解して、すぐに実演できるんです。その姿を見て、今までどんなことにも真面目に取り組んできているからこそ、すぐにイメージができて、すぐに実演できるんだろうなと思いました。フランクは何でもできて引き出しをいっぱい持っている人物なのですが、岩本くんはすごく合ってると思います」

――フランク・ジュニアとブレンダは運命的な出会いを果たしますが、横山さんの運命を感じたエピソードを教えてください。

「AKB48時代の話になってしまうのですが、やっぱりたかみな(高橋みなみ)さんとの出会いがあったから今の自分があると思っています。たかみなさんは、私が加入してちょっと経ったくらいからずっと気に掛けてくれていたんです。それは、当時の私は髪の毛を乾かさなかったので、朝起きたらライオンみたいになっちゃっていて、そのまま現場に行っていたのを見て、『あの若い子、髪の毛がヤバい』っていうので...(笑)。その時にたかみなさんが気にしてくれていなかったら、総監督になるとかもなかったと思います。すごく近い所で背中を見させていただきましたし、学びがすごくありました」

――最後に観劇にいらっしゃる方々、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

「とにかく物語が面白いですし、音楽がすばらしくてテンポよく進んでいくので、必ず楽しんでいただけると思います。また、それぞれのキャラクターが本当に魅力的で、人との出会いで運命が変わっていく様子を見ていただいて、皆さんの明日からの活力になったらいいなと思います。一生懸命演じますので、ぜひ観に来てください!」

文=原田健 撮影=中川容邦
ヘアメイク=熊谷美奈子
スタイリスト=TAKAYUKI HAYASHI
衣装協力/Dsofa、marinaJEWELRY

放送情報

ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
<東京公演>
8月11日(木・祝)~9月4日(日)
東京国際フォーラムホールC

<大阪公演>
9月9日(金)~15日(日)
オリックス劇場

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