ソン・イェジンやパク・ミニョンとの「ケミ」が反響を呼ぶヨン・ウジン、女優を引き立てるロマンス演技の魅力とは?
7月5日、数え年で39歳を迎えたヨン・ウジン。自身の実年齢と同じ医師 キム・ソヌ役を演じたドラマ「39歳」では、主演のソン・イェジンとの"大人ロマンス"が注目を集め、8月11日には待望の来日ファンミーティング(東京公演)も開催されたばかり。40代を目前にして"2度目のブレイク期"を迎えている印象だ。
最近では、R18+指定されるほど濃密な性愛描写が話題を呼んだ『愛に奉仕せよ』や、歌姫・IUと共演する『夜明けの詩』(11月25日(金)公開)といった話題の映画が相次いで日本公開されるなど、好調なキャリアを築いている。
(C)STUDIO DRAGON CORPORATION
そんなウジンが注目を浴びるきっかけとなった作品と言えば、「男が愛する時」(2013年)だ。日本でも高い人気を誇るスター俳優、ソン・スンホン演じる主人公・テサンと、ヒロインのミド(シン・セギョン)を介して三角関係に陥る青年・ジェヒを演じ、知名度を飛躍的に高めたウジン。普段は冷静なジェヒが、ミドへの感情を抑えきれず暴力的なまでに激しく唇を奪うキスシーンは当時大きな話題になった。
その後、彼の人気を決定づけたロマンス時代劇が、実在したイ・ヨク(晋城大君・のちの朝鮮第11代王・中宗)を演じた「七日の王妃」(2017年)。第10代王・燕山君であり異母兄のイ・ユン(イ・ドンゴン)との骨肉の争いもさることながら、人気女優パク・ミニョン演じるヒロイン・チェギョンとの切ないロマンスに注目度が急上昇!勇敢で仲間思い、そして何より命を懸けてチェギョンを守ろうとする精悍なヨク役は、ウジンの新たな魅力を存分に引き出した。
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そんな「七日の王妃」と同じ2017年に主演し、ヨク役とは真逆のキャラクターを演じたドラマが「内省的なボス」。"幽霊"と揶揄されるほど私生活がベールに包まれている超内気なボス・ファンギと、超明るく社交的な新入社員・ロウン(パク・ヘス)が繰り広げるオフィス・ラブコメディだ。
ウジンが演じたファンギは、広告業界でトップの実績を誇る"ブレイン広告"のCEO。能力は高いにもかかわらず、部屋のドアは常にシャットダウン。社外はもちろん社内の人間にもめったに姿を見せず、会議や会食にも現れない。表舞台は唯一の友達であり共同CEOのウイル(ユン・パク)に任せきり...という一風変わったキャラクターだ。
そんなファンギの前に新入社員として現れるのが、彼が密かに推していたミュージカル女優のロウン。正反対の性格のファンギとロウンが繰り広げるコミカルなドタバタ劇が「内省的なボス」の面白さだ。
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中でも、コミュニケーション下手なファンギの言動が何とも言えずチャーミング。推しのロウンを前にして嫉妬したり、葛藤したり、ひたすら胸の中でああでもない、こうでもないとブツブツ逡巡(しゅんじゅん)する姿は、見ていてもどかしくもあり可愛らしい。ありえないほど極端なキャラクターでありながら「いるいる!こういう人」と思わせるのは、ウジンの絶妙なコメディ演技があればこそ。
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やがてロウンとの間に恋の感情が芽生えていくと、ファンギも少しずつ積極的になっていく。そしてドラマ終盤では、内気だったのがウソのようにロウンに対して、キスやハグなど愛情表現を見せ始め、序盤とのギャップでぐいぐいと視聴者を惹きつけていくのだ。
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「39歳」のようなナチュラルな演技からシリアスな時代劇、ラブコメ作品までガラリと印象を変え、相手役のヒロインを輝かせるウジン。再ブレイクを迎えた今、彼が演じた"内省的なボス"というなんとも意外性あるキャラにも改めて注目してみては?
文=酒寄美智子
放送情報【スカパー!】
内省的なボス
放送日時:2022年8月25日(木)7:00~
※毎週(月)~(金)7:00~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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