メインコンテンツに移動

2022/08/15

橋本環奈のこの夏にやってみたいこと「いつか休みをもらった時にはっちゃけたいと思います(笑)」

この記事を共有する

映画「バイオレンスアクション」で主演を務める橋本環奈
映画「バイオレンスアクション」で主演を務める橋本環奈

橋本環奈が主演を務める映画「バイオレンスアクション」が8月19日(金)に公開される。

同作品は、浅井蓮次、沢田新による同名コミックを実写映画化したもので、橋本演じるピンクボブの"ゆるふわガール"菊野ケイが日商簿記検定2級合格を目指して専門学校に通いながら、殺し屋のバイトに精を出すという日常を描く。

昼は専門学校に通う学生でありながら、夜は指名ナンバーワンの殺し屋のケイは、学校帰りのバスでビジネスマン風の男性・テラノ(杉野遥亮)と出会い、胸を高鳴らせながらバイト先へ。バイト先では、巨大なヤクザ組織を仕切る三代目組長からある人物を殺してほしいという依頼が入っており、そのターゲットは巨大な抗争の渦中にいるヤクザの金庫番のテラノだった、というストーリー。

今回、橋本にインタビューを行い、演じる上で意識したことや役との共通点、作品の見どころなどについて語ってもらった。

――ケイを演じる上で意識したところは?

「ケイちゃんは(殺し屋のキャラクター設定として)よくあるような『小さい時に痛みを負って、感情がなく機械的で...』という感じではなく、専門学校に通う学生としてちゃんとした日常があって、バイトが殺し屋という子なので、強さとかアクションのカッコよさということも大事にしたのですが、それとは別に女子学生としての自然な姿という部分を意識して演じました」

――ピンクボブの髪形が印象的でした!

「『奇抜になってしまうけど、日常に溶け込まないといけないな』という矛盾もありつつ、その『ゆるふわヒットガール』というのが一つのポイントでもあったので、メイクもピンクの髪色に寄せたものにして、尚且つ服装も合わせてかわいくてインパクトのあるキャラクターが作れたんじゃないかなと思います」

――ご自身としては奇抜な髪形にしてみたいというような思いはありますか?

「金髪は一度はやってみたいと思います。ハイトーンになる時って仕事の時くらいでプライベートではないので」

――ケイとの共通点はありますか?

「うーん...(悩)。甘い物もあまり食べないし、BLもよく知らないし、殺し屋もやったことがないので、あんまりないですねぇ。ただ、怖い物がないところは似ているかな。ケイちゃんって芯が強くて何に対しても動じないんですけど、私も割と動じない性格なので(笑)」

――演技でこだわったところは?

「アクションシーンでどれだけカッコよく闘えるかというところはこだわりました。そんな中で、殺しを楽しんでいるようには見せたくなかったので、あくまで仕事ということで一線を引いて、淡々と作業しているみたいな感覚でやっているという感じが出るようにしました」

――タイトル通り凄まじいアクションの連続ですが、アクションシーンの撮影はいかがでしたか?

「格闘技の経験もないので、やはり難しさはありました。手(アクションの動き)を覚えなきゃいけないですし、覚えてつなげてできたとしてもカッコいいかは別ですし。自分自身で『こんなふうにやりたい』ってイメトレができていたとしても、その通りにかたちにできるかというと、そうではないので。ガンアクションの多いシーンでは、転がったり、走って行って空中で銃を撃ったり、かなり頑張りました」

――テラノ役の杉野遥亮さんの印象は?

「全体を通して一つ一つのシーンにこだわる方なんだなと思いました。ご自分の中で構築した演技プランがあって、それを監督と話し合ってらっしゃって、『すごく徹底しているな』って感じました。そんな中、撃たれるのがめっちゃ下手で、監督が大爆笑するということがあって、そういうかわいらしい部分もありました(笑)」

――バイトが殺し屋という突飛な設定ですが、やってみたいバイトは?

「飲食店のバイトをやってみたいですね。まかないとかおいしそうじゃないですか(笑)。それこそ、ラーメンが好きなので、ラーメンの湯切りとかやってみたい!力はそんなにないので力仕事は向いていなくて繊細な仕事の方が向いていると思うので、ハンバーガーを包んだり、バンズに具材を乗せたりする方がいいかなぁ。ああいう淡々とできるものって無心になれていいかなって思います」

――「小さくても希望を持とう」というワードがケイの座右の銘のように登場しますが、橋本さんの座右の銘は?

「座右の銘とはちょっと違うかもしれませんが、『自分の直感を信じること』というのを大事にしています。お仕事を続けていく中でもプライベートでも責任は必ず伴うもので、それを自分で負う以上、自分の心の声で決めたことだったら自分で責任を負えると思えるから」

――夏にぴったりの爽快感あふれる作品ですが、橋本さんがこの夏にやりたいことは?

「友達と集まって海に行ったりとか、川沿いでバーベキューとかキャンプとか、"ザ・夏"みたいなことがしたいですね!忙しいとなかなかできなかったりするので、いつか休みをもらった時にはっちゃけたいと思います(笑)」

――劇中の「ニューヨークのいいところを5つ言う」というシーンに掛けて、この映画のいいところを5つお願いします。

「1つ目はやっぱりアクションシーンですね!そのアクションを日本映画にはない新しい技術(ボリュメトリックキャプチャ技術)を使って、360度で撮影したりもしているので。

2つ目は主題歌、劇中歌。聴いた時に『すごく豪華だな』って思いましたし、実際に映画を観ていても、すごく瑞々しさがあったり快活さや爽快感があふれていて、音楽を合わせるとより夏にぴったりの作品だなって思ったので。

3つ目は(ケイの)日常を大事にしているところ。ただのアクションものではなく、ケイちゃんの紡ぐ言葉にも大事なことがたくさん隠されているので、そこはぜひ注目してもらいたいところです。

4つ目は、ヤクザの人たちが本当に怖い!(佐藤)二朗さんも『最初、めっちゃふざけてんじゃん!』って思ったんですけど、コイに餌をあげるところとかめっちゃ怖くて...。木下(高橋克典)も国津(兵動大樹)も怖いけど、さらに上のボスとしての二朗さんの狂気的な怖さはリアリティがあるなと。

5つ目は、ケイちゃんとテラノとの距離感。完全なラブストーリーものとは違って、ちょっと淡い感じがいいなって思うので」

――最後にファンの皆さん、映画をご覧になる方々にメッセージをお願いします。

「痛快なアクションシーンは観ていてテンションが上がると思いますし、音楽も豪華でテンポよくカッコよく観られる作品だと思います。また、日常の部分やクスっと笑えるコメディ部分もあるので、笑って感動して爽快な気分になる事間違いない作品です!是非劇場で
御覧下さい」

文=原田健 撮影=中川容邦
ヘアメイク=Junko Morimoto(GON.) スタイリスト=Hideo Suzue(H)

放送情報

映画「バイオレンスアクション」
8月19日(金)公開

関連人物から番組を探す

映画の記事・インタビュー

more