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2022/08/16

ソロアーティストデビュー3周年の斉藤朱夏が活動で一番大事にしていることとは?

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2016年に第1期の放送を開始した「ラブライブ!サンシャイン!!」の渡辺曜役で声優デビューを果たし、Aqoursとして活動する斉藤朱夏。同作の劇場版が公開された2019年からは、ソロアーティストとしての活動も開始し、8月17日(水)には約1年半ぶりとなるシングル「イッパイアッテナ」のリリースが決定している。

今回はソロアーティストとしても精力的な活動を続けている斉藤にインタビューを行い、3rd Single「イッパイアッテナ」について、そして8月から始まるライブツアーへの意気込みなどを語ってもらった。

3rdシングル「イッパイアッテナ」をリリースする斉藤朱夏
3rdシングル「イッパイアッテナ」をリリースする斉藤朱夏

――3rd Single「イッパイアッテナ」のリリースを控えた、今の気持ちをお聞かせください。

「ソロデビュー3周年ということもあって、自分自身でも「まだこんなにも言いたいことがたくさんあるんだな」って。自分の中で「3のルール」というのがあって、3年で自分自身が変われるとか、3ヶ月で人は変われると個人的に思っているので、(ソロデビュー)2年目の時はあまり動けなかったというのもあるからこそ、この3年目というタイミングで「イッパイアッテナ」という楽曲を出せることがすごく良かったな、と思っています」

――「イッパイアッテナ」の楽曲と歌詞への第一印象と、聴きどころなどをお聞かせください。

「『イッパイアッテナ』を初めて聴いた時は、寝起きでまだ頭が働いていない状態だったんですね。そんな感じで聴いた瞬間に『なんだって?』みたいなところから始まって、『ちゃんと起きてから、もう1回聞こう』と思ったのを覚えています(笑)。私がお渡しした歌詞のプロットをもとにハヤシケイ(LIVE LAB.)さんが曲を作ってくださったので、自分の中のイライラや怒りとか『コミュニケーションって、なんでこんなに難しいんだろう』という気持ちをすごくポップに表現してくれたことに対してのありがたさもありつつ、最初は「ちゃんと歌えるのかな」という不安もありました。口ずさんでいくなかで、どんどん言葉が自分の中に入って行くというか、何回も聴きたくなるんですよね。『あそこって何て言ってたっけ?』と、気になって何回も何回もリピートしたくなるような、スルメ曲に仕上がりました」

――8月から始まる「朱演2022 LIVE HOUSE TOUR『キミとはだしの青春』」への意気込みは?

「まずは10都市でライブが出来ること、そこに集まってくれる人がいるということへの感謝が大きいです。今回は『私から会いに行く』っていうのがテーマであるんですけど、やっぱり(ファンの)みんなの地元へ私が行って、みんなが会いに来てくれるっていうのがあるからこそ、今回のツアーが実現できるんですよね。毎回ライブをやる度に、会場へ来てくれた人、バンドメンバー、スタッフの笑顔が見れたら、『今日は良い日だった』って心から思えるんです。正直、私の気持ちなんかどうでもよくて、それよりも、次は今日を超える笑顔を見られるようにしないと、っていう覚悟を持ってライブをしていて、みんなのことが1番大事だと思っているので、自分をおろそかにしてしまう瞬間があるんです。それぐらいその気持ちがすごく強くて。でも、今年は応援してくださる皆さんに心配かけないよう、自分で自分のことを大切にしつつ、"君がそこで育った思い出"をこう肌で感じられることが、生きがいになるだろうなって思っています。ライブハウスはみんなとの距離が圧倒的に近いじゃないですか。今回のライブハウスツアーでは、よりリアルに生々しく、私の音楽や人間性を感じてもえるんじゃないかなって思いますね」

――「イッパイアッテナ」のMVのコンセプトとMV撮影の際に印象に残ったエピソードがあれば聞かせてください。

「監督が『いろんな物といっぱい遊ぼう』というアイディアを出してくださって、『いいですね!』ですぐに決まりました。 撮影では基本的に自由に動いていましたね。いろいろな表情を見せたいなって思っていたので、完成したMVを見て『ちゃんと表現したかったものが形になってよかったな』と思いました。アーティストデビュー3年目でMVでの映り方がやっとわかってきたな、という印象もありました。最初は緊張するし、カメラを向けられるのはやっぱりなかなか恥ずかしいものがあって。今回は自分の見せたい角度とかもしっかり表現出来ていたので、自分の中でも何回も見たくなるMVだなってすごく思います」

――斉藤さんがアーティスト活動の中で1番大切にしていることを教えてください。

「"人に愛されること"ですかね。アーティストデビューする時にスタッフさんに『愛されたいから音楽をやりたいです』っていう話をしていて、それはずっと変わらないです。でも、 基本的に私って矛盾が生まれる事がすごく多くて、愛されれば愛されるほど怖くなるんですよ。それって多分、離れる時の悲しくなる度合いが変わるからなんですよね。愛の隣にはやっぱり寂しさとかつらさがあって、出会いがあれば別れもあるっていうじゃないですか。それを経験しているからこそ、愛されるのが怖いんですよね。でも、みんなを愛して、みんなに愛して欲しいから音楽をやっていますし、『自分のことをもっと愛したいな』って思っているから音楽をやってるっていうのはありますね」

――今までのアーティスト活動を振り返っての気持ち、そしてこれからの目標を教えてください。

「4年目に突入したんですけど、デビュー当時の自分とは全然違うなって感じています。 "ソロアーティスト・斉藤朱夏としてのこだわり"というものがどんどん出てきて、見せたい自分っていうものもより強くなってきていて。その思いが強くなった理由としては、やっぱり応援してくれているみんなの存在が大きいですね。みんながいるから、その気持ちに応えたいって思っています。この先も覚悟を持って、みんなに斉藤朱夏っていう人を愛してもらえるようにまっすぐ道を走って行きたいなって思っています」

――3rd Single「イッパイアッテナ」のリリースを心待ちにしている皆さんへメッセージをお願いします。

「このシングルを聴いてくれた皆さんは『やっぱり朱夏ちゃんって、言いたいことたくさんあるんだろうな』と思ってくださると思いますが、皆さんに伝えたいことはまだまだあるんですよ(笑)。シングル収録の3曲だけじゃ収まりきれないですし、これからもその先も言いたいことがたくさんある斉藤朱夏を見届けてほしいな、と思っています。そして3rdシングル発売後まもなくスタートするツアーは、私からみんなに会いに行くことが目的なので、ぜひ近くでライブがある時は会いに来て欲しいな。そこで距離を縮められたらいいなと思うし、この3rdシングルとツアーで私と友達になって欲しいなって思います。そして、心の中にある言いたいことを聞かせて欲しいなってすごく思います!」

取材・文=中村実香

放送情報

斉藤朱夏 3rd Single「イッパイアッテナ」
2022年8月17日(水)発売

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