『ベイビー・ブローカー』で世界的注目を集めたIU、今から10年前に披露したツインテール姿のパフォーマンス

今年5月に数え年で30歳を迎えた韓国の歌姫・IU。最近では大人の女性の魅力にも溢れ、本名のイ・ジウン名義で活動する女優業も絶好調。第75回カンヌ映画祭で喝采を浴びた映画『ベイビー・ブローカー』(2022年)では赤ちゃんポストに子供を預ける母親役が話題を呼び、今後もヨン・ウジンと共演した『夜明けの詩』(11月25日(金)公開)、パク・ソジュンとW主演を務める『ドリーム』が公開を控えている。
韓国では"国民の妹"と称されるほど親しまれてきたIUだが、歌手としてデビューしたのは15歳の時。愛らしいルックスと透明感のある歌声、4オクターブの音域を誇る圧倒的歌唱力で一躍人気者となった彼女は、その後ヒット曲を連発。当時もK-POPグループ全盛だった中で、"女性ソロ歌手"として独自の地位を確立し、さらに作詞作曲を手掛けるシンガーソングライターの能力も発揮。今も他のK-POPアーティストからのリスペクトが絶えない。

(C)KBS
そんなチャーミングなビジュアルと高い実力で絶大な人気を誇るIUが、今からちょうど10年前の2012年3月、韓国とベトナムの国交樹立20周年を記念したイベント「Korea Festival in ベトナム」に出演。SUPER JUNIOR、CNBLUE、BEAST、SISTAR、MBLAQ、Secret、Davichiといった人気グループが名を連ねる中、唯一ソロ歌手として参加したIUは、「Good Day」と「You&I」を披露した。

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「Good Day」は韓国で2010年にリリースされたポップソングで、彼女の名を大きく知らしめた代表曲。当時のトレードマークだったツインテールで登場すると、はにかむような笑顔を見せながらの歌唱に観客は大興奮。どこまでも伸びる透き通ったボーカルが会場を包み、楽曲の持つポジティブでハッピーなパワーに心が自然と軽くなる。間奏のしなやかなダンスと可愛すぎるステップ、クライマックスの色っぽい表情は、今見ても惹き込まれてしまう。

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「You&I」はIUの最高傑作と名高い名曲で、瑞々しい恋心が当時のIUの少女性と絶妙にマッチしたナンバー。オーケストラの旋律とファンタジーな世界観が融合し、IUの純度120%の歌声がそこで弾むようにきらめく。「Korea Festival in ベトナム」のステージでは持ち味のハイトーンボイスで聴衆を魅了し、類まれな声量でも圧倒。最後の一瞬まで、その愛らしい表情からも目が離せない。
IUはこのベトナムのステージから数日後となる2012年3月21日に日本デビューを飾るのだが、「Good Day」(Japanese Version)はその日本デビュー曲。韓国で2011年末に発売された2ndアルバム『Last Fantasy』の収録曲である「You&I」も、その日本語バージョンが日本2ndシングルとして7月にリリースされており、当時を知るファンには堪らない貴重映像と言えそうだ。

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2008年9月のデビュー以来、歌手、シンガーソングライター、女優と、幅広い活動でファンを魅了し続けているIU。今ではなかなか披露することのないツインテールや原色のミニワンピースなど、10年前ならではのフレッシュなIUのパフォーマンスがとにかく眩しい。
文=川倉由起子
放送情報【スカパー!】
Korea Festival in ベトナム
放送日時:2022年10月1日(土)3:40~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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