ドヨン(NCT)の新加入も話題に!イ・ジョンジェら先輩俳優の意外な素顔を引き出す、イ・スンギの国民的バラエティ

9月より韓国で放送がスタートした新作ドラマ「法に則って愛せ(原題)」で主演を務めているイ・スンギ。「花遊記<ファユギ>」(2017年)以来の共演となる人気女優イ・セヨンとロマンスを繰り広げるとあって、放送開始早々、高い注目を集めている。
かつては韓国で"国民の息子"や"国民の弟"と呼ばれてきたスンギは、俳優業以外にも歌手やMCなど幅広いフィールドで活躍してきたマルチプレーヤー。中でも、芸人顔負けのバラエティ力には定評があり、彼が除隊した2017年末に始まった冠番組「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(以降、「チプサブイルチェ」)は、今や国民的バラエティとして韓国で高視聴率をキープしている。

(C)SBS
KNTVにて放送中の「チプサブイルチェ」は、イ・スンギのほかに、総合格闘家のキム・ドンヒョン、芸人のヤン・セヒョンら、一見バラバラな有名人たちが集結し、名優や金メダリスト、作曲家などその道の大先輩を訪ねて教えを乞うトークバラエティ。2021年末に開催された授賞式「2021 SBS芸能大賞」で多数受賞するなど、韓国では高い評価と支持を獲得している人気番組だ。
韓国で7月3日に放送された第227話から、"末っ子"のレギュラーメンバーとしてNCTのドヨンも加わったことも話題を呼んだばかり。同番組の末っ子と言えば、かつてはASTROのチャウヌも出演し、お茶の間の注目を集めた人気のポジション。老若男女、幅広い世代から注目され続けるキャスティングとチームの"ケミ"も、「チプサブイルチェ」シリーズの魅力の1つだ。

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だが、最も注目すべきは、やはりスンギの卓越したバラエティスキル。彼本来の人懐っこさやトーク力が場を華やかにさせるだけでなく、その道の大先輩たちの心を自然に解きほぐし、他では見ることのできない素の一面を引き出すこともしばしばだ。
そんな「チプサブイルチェ」だけに、韓国芸能界にもファンが多いことで知られている。第74回エミー賞授賞式で6冠に輝いた大ヒットドラマ「イカゲーム」(2021年)の名優イ・ジョンジェもその一人。何と放送初回から見てきたほどのファンだと言う彼が、チョン・ウソンと共に出演を果たした第232・233話(KNTVにて10月11日(火)・18日(火)に放送)は、韓国でも大きな話題を集めた。

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イ・ジョンジェの監督デビュー作にして、彼とウソンとのW主演となるスパイアクション映画『HUNT』のPRを兼ねて番組に登場した2人。実はプライベートでも親友同士だというジョンジェ&ウソンは、人気俳優が多数所属する芸能事務所「アーティストカンパニー」を共同で設立したビジネスパートナーでもある。共に韓国映画・ドラマ界に大きな功績を残してきた名優たちだけに、彼らを迎えたレギュラー陣にもちょっぴり緊張が走った。
そんな中、いつも通りの"スンギ節"が炸裂した。『HUNT』の製作裏話など楽しい雰囲気でトークが進むうちに、スンギを間違えて「ジュンギさん」と呼んでしまったジョンジェ。スンギは、大先輩のミスを見逃すことなく「僕、スンギですよ!」と抗議し、すかさず「僕の代わりにソン・ジュンギを呼んでください」とトークをかき乱し始めたのだ。
どさくさに紛れてヤン・セヒョンも加わるなど、レギュラー陣の連携プレーもあり、名優が追い込まれる波乱含み(?)のトークは必見。普段はクールな印象のジョンジェ&ウソンも大盛り上がりで、意外なほど気さくでノリの良い2人の素顔も新鮮だ。

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第233話では、2人が共同代表を務める「アーティストカンパニー」のスタッフたちに、「2人のうちよりハンサムな上司は?」「影響力のある上司はどちら?」などを問う禁断のアンケート企画も敢行。結果を見守るジョンジェ&ウソンを前に、「空に太陽が2つあるわけない」と言い放ち、場を盛り上げていたスンギ。一見すると辛辣な言葉でも不快にさせない間の取り方や、絶妙なワードセンスはさすがだ。
世界的な注目を集める名優ジョンジェ&ウソンの貴重なバラエティ出演はもちろん、大先輩の意外な一面を引き出すスンギのバラエティ力に、改めて注目してみて欲しい。
文=酒寄美智子
放送情報【スカパー!】
イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り #232・233(イ・ジョンジェ&チョン・ウソン出演回)
放送日時:2022年10月11日(火)・18日(火)22:30~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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