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2022/10/28

舞台「キングダム」出演の乃木坂46・梅澤美波が明かす 齋藤飛鳥は山の民のような存在感

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乃木坂46・梅澤美波
乃木坂46・梅澤美波

乃木坂46・梅澤美波が、2023年2月5日(日)より東京・帝国劇場で上演される舞台「キングダム」に出演する。

同舞台は、原泰久の同名人気漫画を舞台化したもので、2人の少年を中心に動乱の春秋戦国時代を描く歴史スペクタクル作品。紀元前、春秋戦国時代の中国で、戦災孤児の少年・信(三浦宏規/高野洸)と玉座を追われながらも後に始皇帝となる若き王・嬴政(えいせい)(小関裕太/牧島輝)が、時代の荒波に揉まれながらも、友との約束のため、己の夢のために史上初の中華統一を目指すというストーリー。梅澤は、山の民を圧倒的な力で率いる"山界の死王"・楊端和を、美弥るりかとダブルキャストで演じる。

今回、梅澤にインタビューを行い、出演が決まった時の感想や作品の魅力、演じる役や意気込みなどについて語ってもらった。

――出演が決まった時の感想は?

「原作、映画、アニメとすごく盛り上がっている大人気の作品なので、そんな作品の舞台版に出演させていただけることに驚いたのですが、率直にすごく嬉しかったです。楊端和は私も特に魅了されたキャラクターだったので、自分が演じることにプレッシャーも感じましたが、とてもわくわくしました」

――舞台出演は久しぶりだと思いますが、心境はいかがですか?

「久しぶりで、映像のお芝居とも全然違う舞台の"あの感覚"を思い出せるように、一から猛勉強していく気持ちで頑張らなきゃと思っています。また、戦闘シーンも激しい作品なので、きっと私が今までやってきたことのないものになるだろうし、(稽古が始まっていないためどんな舞台になるか)全然想像がつかないので、緊張もありつつ『あの世界観をどんな感じで表現するんだろう』という楽しみな気持ちが大きいです」

――人気のキャラクターで、映画版では長澤まさみさんが演じられた主要キャラクターを演じるというプレッシャーなどはありますか?

「めちゃめちゃプレッシャーです...(笑)。原作ものはファンの方がいらっしゃいますし、何より映画版の長澤さんの美しさと強さと佇まい全てに魅了されてしまったので、そんな役を自分ができるのかっていうところではとてもプレッシャーを感じますし、だからこそやりがいもあるなと思うので、しっかり務めたいですね」

――どのように演じようと思っていますか?

「山の民を率いる"山の王"なので、何万人を束ねる統率力とか信頼感みたいなものをどう作っていったらいいかというのを追求して、説得力のあるキャラクターを作れたらと思っています。舞台上で、戦いにおいても心情的にも"圧倒的な強さ"をしっかりと自分の中で演じられたらいいなと思っています」

――強く、美しく、存在感のある役どころは難役ですよね。

「殺陣も初めてなので、まだ自分の知らない領域に入っていく挑戦でもありますし、楊端和はあまり感情的なキャラクターではなく、目の前で起こっていることに動揺しないし、常に先を読んでいる感じなので、"その時に内から出てくるもの"の見せ方をどうやって表現するのかというのは、これから稽古を通して探りながら掴んでいけたらと思っています」

――どんなところに作品の魅力を感じてらっしゃいますか?

「人間の生き様みたいなものを感じるところがすごく魅力的だなと思っています。戦いにおいても『何のために戦うのか』という部分が個々のキャラクターによって全然違っていて、それぞれのキャラクターが持つ熱い気持ちに自分を重ね合わせて共感した時にグッとくるものがあるんです!キャラクターの発する言葉に何か気付かされたり勉強になることもたくさんあるので、どの世代の方でも自分に当てはまるキャラクターがいて、いろんなものを抱えていたり、気持ちのぶつかり合いといった人間味があるところが魅力ですよね」

――乃木坂46のメンバーの反応は?

「みんな『楽しみ~!』って言ってくれました。同期の岩本(蓮加)がアニメ好きなんですけど、『 (楊端和に)合ってるんじゃない』って言ってくれて、キャプテンの秋元真夏さんは『すごく大変だと思うけど、頑張ってね』って応援してくれました。メンバーにはお芝居をしている子も多くて普段からすごく刺激になっていますし、個人的にお芝居をやるのは約2年ぶりくらいなので、今までためてきた演技に対する思いを、ここでしっかりと発揮できたらなと思っています」

――"山の民"のような感覚を持っているメンバーは居ますか?

「誰だろう...?齋藤飛鳥さんは"山の民"っぽいかもしれません。"山の民"っていざとなったら助けに来てくれるし、めちゃめちゃ力強いんですけど、そういうところが似ているかなと。飛鳥さんって、知的で発する言葉とか顔面が強いからすごく存在感があって"異彩"を放っているので。あの存在感は"山の民"に近しいものがありますね」

――同作は"夢"を追う2人を描いていますが、梅澤さんの"いつか必ず叶えたい夢"は?

「"夢"というか"いつか必ず成し遂げたいこと"なのですが、乃木坂46を好きになって、ファンとしての時代があってからグループに入って、先輩方からいろんなことを教えてもらって...と、この場所に恩があるので『今まで与えてきてもらったものを全部返したい』という思いはずっとありますね。あとは、お芝居はもっとやりたいです!映像も舞台ももっと経験して表現力を深めたいですし、ファッションの分野でももっと自分で広げられることはないかなと探している最中でもあります」

――最後に来場される方、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

「すごく人気のある作品なのできっと期待値も高いと思うのですが、キャストを見ると舞台で活躍されている方から別の業界で活躍されている方まで、本当にすごい皆さんが集まっているので、みんなが集まった時のパワーはものすごく大きなものになると思います。観てくださる皆さまの心に必ず何か残るような、生活の糧となるような時間を一緒に過ごせたらと思っているので、期待して待っていただけたら嬉しいです」

文=原田健 撮影=中川容邦

放送情報

舞台「キングダム」
<東京公演>
東京・帝国劇場 2023年2月5日(日)~27日(月)
<大阪公演>
大阪・梅田芸術劇場メインホール 2023年3月
<福岡公演>
福岡・博多座 2023年4月
<北海道公演>
北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru 2023年5月

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