BTSの「頼れる長男」JIN(ジン)が愛される理由！過酷な共同生活から透けて見える「周囲への心配り」

10月15日、韓国・釜山を紫色一色に染め上げた「WORLD EXPO 2030 BUSAN KOREA CONCERT BTS ＜Yet To Come＞ in BUSAN」が世界的な注目を集めたBTS。

その場で発表された最年長メンバーのJIN(ジン)による初ソロシングル「The Astronaut」は、10月28日にリリースされると世界97ヶ国・地域のiTunes「トップソング」チャートで首位を獲得するなど大反響。発売当日には、コラボレートしたColdplayのアルゼンチン公演で初披露されるなど、ジンの兵役が間近に迫る中で、彼の新たなトピックが続々と届けられている。

■BTSの「長男」ジンが愛される理由とは？

"ワールドワイドハンサム"を自称するジンのビジュアルは、もちろん折り紙付き。だが、10月28日の生配信で自ら明かした「兵役発表に関する本音」にも表れているように、ファンに対する熱い想いや旺盛なサービス精神、それに加えて気さくな人柄と大らかな性格こそが、ジンならではの魅力だ。

そんなジンの人柄がよく分かるとファン人気の高い2017年制作のバラエティが、「ジャングルの法則　コタマナド編」だ。番組が選定した当時の"ライジングスター"たちが、大自然の中で自給自足しながら1週間を過ごすリアル・サバイバル・バラエティ。シーズン26の「コタマナド編」では、バリ島の北側に位置するスラウェシ島の最北端にある町(コタ)・マナドを舞台に、ジンと仲間たちが過酷な生存競争を繰り広げている。

■「ファイティン！」とエールを贈る6人の姿も！ロケ先ではジンのサービス精神が全開

撮影当時、BTSは米ビルボードのメインチャート(ビルボード200)にもランクインするなど、世界的にもブレイクし始めていた時期。ジンは、多忙なグループ活動において貴重な休暇を返上して、番組ロケに参加した。出発の様子を収めた初回のエピソードには、「ジャングルに行く長兄に乾杯、ファイティン！」とエールを送る6人のメンバーの姿も映し出される。

マナドに到着し、いよいよ始まった自給自足生活では、ジンの愛すべきキャラが全開！すべての電気器具を没収され、水も各自ペットボトル1本のみ、日差しや雨風を遮るものも、トイレもない...そんな超過酷な状況でも、明るいキャラクターでチームのムードメーカーを担う彼の姿に癒されること必至だ。

共演者から「誰かランタン持ってる？」の声が上がると、意気揚々と「皆さんにプレゼントがあります！事務所からこっそり持ってきました」と、BTSのペンライトをサプライズで取り出してドヤ顔。オヤジギャグを次々と飛ばし、「...ギャグが得意なんですね」と周囲から微妙な反応をされてもへこたれない。

サバイバル中も、イカの墨を顔に塗ってはしゃいだり、歌手のソルビら共演陣とボートの上で明るく即興ハーモニーを披露したりと、ポジティブで、ユーモアを忘れない彼の人柄が伝わるエピソードがたっぷり。魚をゲットするため潜水に挑み、張り切りすぎて酸欠になってしまい、チームドクターに運ばれてしまうというエピソードも、常に全力投球のジンならでは...と言えるかもしれない。

一方で、魚やイカを器用にさばいてメンバーに振る舞ったり、「お腹がすいた」とぼやきながらも一生懸命木を削って櫂を作ったりと、真面目で頼れる顔も覗かせる。

そのあたりは、BTSの生みの親であるパン・シヒョク氏が、かつてメディア向けのインタビューで「(ジンは)とても常識のある子だ。メンバーが基準線の外に出ていかないよう面倒を見てくれる」と明かした通り、BTSの頼れる長男としての人となりがよく表れている。

■見事な肉体美も！「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のカン・テオが登場

また、この「コタマナド編」では、今年「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022年)で大ブレイクを果たしたカン・テオも後半から参加している。20mのココナッツの木登りに挑戦するなど、5urpriseとしてグループ活動もしていたテオの身体能力が如実に表れたシーンも続々と登場する。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」では包容力ある大人な佇まいを見せたテオだが、撮影当時はまだ20代前半。今とはまた違ったフレッシュな表情を見せており、水辺で体を清めるテオの鍛え抜かれた見事な肉体美は必見だ。今年9月から入隊中ということもあり、テオの貴重なバラエティ映像という点でも見逃せない。

現在兵役中のカン・テオと、間もなく兵役に就くジン。この「ジャングルの法則」から5年の間で、2人を取り巻く環境は激変しているが、その愛されキャラというべき人柄は当時のまま...。取り繕っている余裕がないほどガチで過酷なジャングル生活で覗かせた彼らの素顔は、今振り返っても貴重なショットばかりと言えそうだ。

文＝酒寄美智子