解散に向けて突っ走る！BiSHが「MTV VMAJ」で見せた魂と感謝のこもったエモすぎるライブパフォーマンス

年間の優れたミュージックビデオを表彰するMTV主催の音楽アワード「MTV VMAJ 2022」が、11月2・3日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで開催された。

今年は初日に授賞式(レッドカーペット＆トロフィー授与)＆ライブ、2日目にスペシャルライブイベントという初の2日間開催となったが、そんな大規模な2DAYSイベントを大トリとして締めくくったのが、2023年で解散することを発表しているBiSHだ。

■2023年の解散に向けて疾走！その率直な心境を授賞式でもコメント

"楽器を持たないパンクバンド"を掲げ、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・DからなるBiSH。今年1月、"BiSH解散パーチー"の開会式を行った彼女たちは、シングルの12ヶ月連続リリースを行うなどグループのクライマックスに向けて休む暇なく活動を行なってきた。

そんなBiSHは今年、音楽シーンに多大な影響を与えたアーティストに贈られる「Inspiration Award Japan」を受賞。11月2日の授賞式では、セントチヒロ・チッチが「2023年に解散することを発表してから、BiSHとして新しい自分たちに出会う日々を過ごしてきましたが、このような賞を貰えて嬉しいです」とコメント。アユニ・Dも「新しい挑戦をたくさんする怒涛の日々を送らせていただきました。この賞を糧に解散まで突っ走っていきたいと思います」と語るなど、解散に向けて気持ちを新たにした心境を明かしている。

「MTV VMAJ 2022」のステージでは、その言葉通り、ハードなロックチューン「サヨナラサラバ」と代表曲の「オーケストラ」を全力でパフォーマンス。楽曲のスケールに負けないパワフルなダンスと感情を絞り出すような歌い方でオーディエンスを釘付けにした。

■「MTV VMAJ 2022 -THE LIVE-」の大トリで登場！魂の熱唱で8曲をパフォーマンス

翌日のライブイベント(「MTV VMAJ 2022 -THE LIVE-」)で全8組の大トリで登場したBiSHは、ハシヤスメ・アツコの「ラストはBiSHがぶちかましていくぞー！」という絶叫とともにライブの幕を開けると、「GiANT KiLLERS」、「SMACK baby SMACK」、「in case...」とアグレッシブなナンバーを叩きつけ、手拍子やジャンプを煽りながら会場を盛り上げていく。

MCでは、大トリへの抜擢されたことへの緊張を明かつつも、アユニ・Dが「とっても素敵な賞をBiSHは頂くことができました。皆さんが沢山愛してくれているからだと思います」とコメントし、今回の「Inspiration Award Japan」受賞についてファンに感謝を示した。

8月にリリースされた12ヶ月連続リリース第8弾シングル「サヨナラサラバ」を経て、「My landscape」では体中を大きく使ったダイナミックなダンスや、アイナ・ジ・エンドらのエモーショナルな歌声で楽曲の壮大な世界観を表現。また、「beautifulさ」ではファンとの交流を図りながら自然体な笑顔を覗かせ、多彩な魅力に溢れたグループのふり幅を存分に見せつけた。

「皆さんの前でライブができ、拍手という音楽が聞けるのが嬉しいです」としみじみ語り迎えたクライマックスでは、BiSHの代表曲である「プロミスザスター」と「BiSH-星が瞬く夜に-」を魂の大熱唱。ラストにはアイナ・ジ・エンドの「みんなでジャンプしてもいいですか」という呼びかけに応じて客席全体が跳び、これ以上ない一体感をもたらすと、最高潮の盛り上がりの中で「MTV VMAJ 2022 -THE LIVE-」は幕を閉じた。

文＝HOMINIS編集部