パク・ヒョンシクが漂わせる「絶対的な安心感」...除隊後初の復帰作「ハピネス」で見せた変化とは?
ハン・ソヒと共演した「サウンドトラック #1」(2022年)や、ハン・ジミンと共演し今年5月に日本で世界初公開された短編映画「二つの光」(12月8日(木)にKNTVにて日本初放送)など、人気女優との美しいラブストーリーが近年注目を集めているパク・ヒョンシク。
中でも、2021年1月に除隊して以来、初の復帰作となった「ハピネス(原題)」ではハン・ヒョジュと共演。初顔合わせとは思えない息の合った"ケミ"が注目を集めた。
(C) STUDIO DRAGON CORPORATION
12月3日(土)よりKNTVにて日本初放送される「ハピネス(原題)」は、新たな感染症が蔓延する近未来を舞台にした衝撃的なサバイバルスリラー。いまだコロナ禍にある世界情勢が色濃く反映されており、実際、過去の出来事としてコロナ禍に言及するセリフも登場する。
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主人公となるのは、優秀だが、好奇心が強すぎる警察特攻隊員のセボム(ヒョジュ)。マイホームを持つことが長年の夢だった彼女は、新築マンションの警察特別優先枠に募集がかかり、新婚カップルが有利に働くことを知ると、高校からの親友で刑事のイヒョン(ヒョンシク)に偽装結婚を持ち掛ける。
ところが、2人で新生活を始めた矢先、そのマンション内で発症すると人を襲う謎の感染症が蔓延。マンションの住人たちとともに敷地内に隔離されたセボムとイヒョンは、極限状況の中で住民を守るため必死に奔走する――というストーリーが描かれる。
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ヒョンシクが演じるイヒョンは、好奇心旺盛な性格ゆえに危険な場所にも平気で踏み込んではピンチに陥るセボムの元へ、絶妙のタイミングで駆けつける。そして、自らの危険を顧みず、人を襲う発症者たちに立ち向かい撃退する...そんな頼もしく勇敢な警察官だ。
その一方で、実は高校時代からずっとセボムに想いを寄せているイヒョン。告白したこともあるが、その時は「冗談でしょ?」と笑い飛ばされてしまった。それでいて、マンションへの入居という理由だけで「結婚しよう」と偽装結婚を提案してくる鈍感なセボムを、イヒョンは黙って受け入れ、常に温かく見守ってきた。
どんなにセボムが無茶をした後でも、その無事が分かると「よかった」と安堵するイヒョンの眼差しはひたすら優しい...。入隊前は、爽やかでどこかナイーブな印象のキャラクターを演じることが多かったヒョンシクだが、本作では頼れる男性の安心感を自然と醸し出していて、それがまた実に魅力的だ。
(C) STUDIO DRAGON CORPORATION
どんなに危険な状況下でも、振り返ればいつも側にいるイヒョンの存在は、次第にセボムにとって大きなものになっていく。初共演とは思えないヒョジュとの"ケミ"によって紡ぎ出される"友達"から"大事な人"への変化もごく自然に描かれ、深い信頼関係がそこに見え隠れする。
その反面、"敵"と直面した際にイヒョンが見せる表情は冷酷そのもの。キレのいいアクションと共に覗かせる冷ややかな瞳と、セボムを見守る温かな眼差し――手に汗握るサバイバルスリラーで正反対の表情を見せるヒョンシクのギャップ溢れる魅力に注目してほしい。
文=酒寄美智子
放送情報【スカパー!】
ハピネス(原題)
放送日時:2022年12月3日(土)20:00~
※毎週(土)20:00~(2話連続放送)
映画「二つの光」
放送日時:2022年12月8日(木)20:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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