2022/12/25
舞台「リコリス・リコイル」出演の新谷姫加が作品への愛を語る「オタク目線でわくわくしちゃってます(笑)」
新谷姫加が2023年1月7日(土)より東京・天王洲 銀河劇場で上演される舞台「リコリス・リコイル」に出演する。
同作品は、2022年7月期に放送されたオリジナルTVアニメの舞台版で、犯罪を未然に防ぐ秘密組織のエージェントである少女たちの活躍を描く。日本の治安を守る秘密のエージェント「リコリス」である井ノ上たきな(本西彩希帆)は、ある事件をきっかけに喫茶「リコリコ」への転属が命じられる。歴代最強の「リコリス」である錦木千束(河内美里)とバディを組み、本部復帰を目指して意気込むたきなだが、「リコリコ」での仕事はひとくせもふたくせもあり...というストーリー。新谷は「アラン機関」のエージェント・吉松シンジ(小野健斗)の秘書・姫蒲を演じる。
今回、新谷にインタビューを行い、作品に懸ける思いや役柄について、自身のアピールポイント、2023年の抱負などを語ってもらった。
――話題作の舞台版という作品ですが、出演が決まった時の感想は?
「実はアニメが話題になる前から、お父さんにお薦めされて見始めてハマっていました。オタクとして好きだった作品だったので、オーディションに合格したことを聞いた時は、大好きな作品に少しでも関われるということがすごくうれしかったです」
――アニメはどんなところに魅力を感じていましたか?
「ビジュアル的にかわいいから、最初は『平和な作品かな』って思って見始めたら、制服を着た女の子が悪者を倒しまくるというハードな内容で!そういうハードなものが好きですし、百合要素もあったり。また、登場人物がみんなかわいくて、どのキャラも憎めないところが魅力ですね」
――約1年ぶりとなる舞台に懸ける意気込みは?
「舞台って生ものなので、いつもステージに立つだけで緊張するんですけど、大好きな作品の舞台版ということで、アニメのファンの方々に楽しんでいただけるように真剣に取り組んでいきたいと思います!」
――姫蒲を演じる上でのこだわりは?
「以前は"大人"な役だったり、クールな役が苦手だったのですが、それを克服するためにワークショップやレッスンを経て、最近では大人でクールな役を演じさせていただくことも増えました。なので、その経験をフルに生かして姫蒲の"大人"な部分を表現できたらなと思っています。あとは、姫蒲は話す時もあまり表情を変えないので、そういったところを意識して演じようと思っています」
――けいこの様子は?
「劇中でアニメの主題歌を使うので、けいこ場でも主題歌を流しているのですが、もう流れるだけでわくわくしちゃって!他のキャストの方の演技を見て、『たきなだ...!』とか『千束が千束(ならではの言動を)してる!』って、オタク目線でわくわくしちゃってます(笑)。あー、早く完成が見たい!!!」
――秘密裏に犯罪を未然に防ぐエージェントたちの物語ですが、新谷さんの「こう見えて実は○○なんです」を教えてください。
「ふわっとした見た目から運動神経が悪そうに見られがちで『ドジっぽいね』ってよく言われるんですけど、実は運動神経だけはいいんです!先日、番組『ゼロイチTV』で同じ事務所の子たちとドッジボールをやったんですけど、マネージャーさんに『投げ方も球の速さもガチ過ぎて、見ていて恥ずかしくなった』って言われてしまいました(笑)。負けず嫌いなので、とことんやっちゃうんですよね...」
――主人公の千束には"唯一無二の才能"がありますが、ご自身の"唯一無二の才能"や「これだけは負けない」というアピールポイントは?
「『めちゃくちゃきれいだね』『透明感があるね』って肌を褒めていただくことが多いですね。自称ですけど、事務所の中で"一番の清楚"を担当しております(笑)。よく『東北出身だから(肌が)きれいだね』って言われるんですけど、このお仕事をするようになってから美白と美肌に関しては、努力を重ねてキープしています」
――普段から美白や美肌に関してどのような努力をされているのですか?
「多いときは週5で銭湯に行ってサウナに入るので、かなりデトックスしていると思います。行き過ぎて『サウナに入らないと寝られないな』っていうくらい!禁断症状が出ていますね(笑)。あとは、飲む日焼け止めとビタミンCのサプリを飲んで、美白美容液や美白化粧水などをいっぱい使っています」
――モデルのお仕事やバラエティなどさまざまな分野で活躍された1年だったと思いますが、2022年はどんな年でしたか?
「モデルのお仕事で言うと、初めて『週刊プレイボーイ』さんの表紙を飾らせていただいて、たくさんの方から『おめでとう!』って言っていただけてすごくうれしかったです。事務所内で周りの子たちが表紙を飾っていく中で私だけ飾れていないという焦りがある中、デジタル写真集をたくさんの方に見ていただけたり、応援してくださる方々のおかげもあって決まった表紙でもあったので喜びはひとしおでした。また飾りたい!」
――2023年はどんな年にしたいですか?
「2022年は2021年よりも演技のお仕事ができた年でもあったので、2023年はもっと演技のお仕事が増えたらいいですね。今は"タレント"っていうイメージが強いと思うんですけど、『新谷姫加といったら"女優"』と言われるくらい演技のお仕事を頑張りたいです。そんな中で、『あの作品でブレークしたよね』っていわれるような代表作に出合えたらいいなと思います」
――演じてみたい役は?
「明るく天真爛漫なキャラクターを演じる方が得意ではあるんですけど、ホラー作品やサスペンス作品も好きでよく観るので、サイコパス系の役もやってみたいですね」
――最後に観劇にいらっしゃる方々、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「大好きなアニメ作品の舞台版に出演することができてすごく嬉しいです。出演するからには作品を大切にして、姫蒲を精一杯演じていけたらと思っています。観てくださった方が『観に来てよかった』と思っていただけるような舞台にできるよう頑張るので、皆さんぜひ楽しみにしていてください!」
文=原田健 撮影=中川容邦
放送情報
舞台「リコリス・リコイル」
2023年1月7日(土)~15日(日)
東京・天王洲 銀河劇場