2023/01/04
日本一忙しいアイドルと呼ばれた、浅香唯のかわいらしく大人っぽいステージにドキリ
ドラマ「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」(1986~1987年)で主役の3代目麻宮サキを演じてブレイクし、その後トップアイドルの仲間入りを果たした浅香唯。中山美穂、工藤静香、南野陽子と共に「アイドル四天王」と称され、日本一忙しいアイドルと呼ばれていた。1989年には、自身にとって公演数が最も多い夏のコンサートツアーを開催。10月25日、26日に東京厚生年金会館で行われた最終公演では、心身共に充実した輝かしい姿を見せた。
同コンサートは、カラフルな衣装を纏った浅香が軽快に飛び跳ねながら「コンプレックスBANZAI!!」を披露しスタート。1曲目の勢いそのままに「Melody」「Believe Again」と一気に歌い上げた後、MCへ。
MCでは、「どうも、こんばんは!いよいよ『ROCK'N ROLL CIRCUS』のコンサートのフィナーレを迎えてしまったということで、今日はバッチシ決めて『おぉ!浅香もやる時はやるじゃん!』って言われてみたいなと(笑)。気合を入れていきたいと思うので、みんなも負けずに付いてこれるかい?後ろの方も遠いけど気合入れて頑張れよ」とキュートでいたずらっぽい口調であいさつし、会場を盛り上げた。
続いて、「NIGHT DANCER」「セシル」を披露した後、ワインレッドのシックな大人っぽいドレスに着替えて「NEVERLAND ~YAWARA!メインテーマ~」をしっとりと情感たっぷりに歌い上げる。明るく元気ではつらつとしたイメージの強い浅香が見せる、大人っぽい姿とのギャップの大きさが彼女の特筆すべき魅力の一つだ。
ヒョウ柄のかわいらしいミニ丈のワンピース姿で登場したMCでは、「今年(来る12月4日で)20歳になって、来年から選挙権持ってるんだよ!でもね、今年の選挙権が欲しかったの。消費税がどうしたこうしたとかさ、そういうのには参加したかったなと思ってて...」と10代らしさ全開のトークで会場を盛り上げながら、「こうやってやっているうちに、どんどんみんなに何かを与えられるんじゃないかなって思ってやってきて。歌とかステージを見て何か感じて帰ってくれたら、それが何よりもうれしいと思ってるから、どんなに小っちゃくてもいいから何かを与えたい」と心境を吐露。
ほか、ギターに初挑戦した「虹のDreamer」、代表曲の「C-Girl」などを歌い、ラストは「恋のロックンロール・サーカス」で締めくくった。
人気絶頂期の浅香の充実したステージングに魅了されつつ、子供っぽい内面や時折見せる大人っぽい表情など"大人と子供の間"特有のキラキラした魅力にも触れてみてほしい。
文=原田健
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