Stray Kidsのヒョンジンらダンス巧者が集う「JYP Nation」に歓喜!LE SSERAFIMやENHYPENらHYBE勢の活躍も目立った「2022 KBS歌謡祭」の特別なステージ

TWICEやNiziUの出場が大きな注目を集めた「第73回NHK紅白歌合戦」。韓国でも年末恒例の歌謡祭が各局で放送され、JYPエンターテインメント所属アーティストたちは大活躍だった。特に、韓国の公共放送局KBSで生中継された「2022 KBS歌謡祭」では、"Y2K"という独自コンセプトを打ち出した様々なコラボやカバーにも挑戦。中でも、Stray Kids、ITZY、NMIXXの3組が"JYP Nation"としてタッグを組んだステージには大きな反響が寄せられた。
(C)KBS
■「JYP Nation」と銘打ったStray Kids×ITZY×NMIXXによるスペシャルな競演
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今回の"JYP Nation"には、Stray Kidsからヒョンジン、ハン、フィリックス、ITZYからリュジン、チェリョン、NMIXXからジウとギュジンといったダンスを得意としたメンバーたちが参加。まずはレーサー風のコスチュームを身に纏ったStray Kidsの3人が、「If I had to say」(キム・ソンジェ)をカバー。グループ随一のビジュアルと表現力で魅せるヒョンジンを筆頭に、軽快なサウンドに乗る3人は、グループでのパフォーマンスとは一味違うポップなダンスと歌声を披露した。
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ミリタリーテイストな衣装に身を包んだITZYの2人は、Tashannieの楽曲「Caution」を、ダンスだけでなくラップや歌唱まで完璧にパフォーマンスした。さらにストリートファッションで現れたNMIXXの2人は、「You In My Blurred Memories」(ヒョン・ジニョン)をキレッキレのダンスで踊ると、途中から先輩2組もカットイン。
最後は7人&ダンサーという大所帯で、オールドスクールなヒップホップダンスを披露し迫力のステージを展開。正直に言えば、「もっと長尺で3組のコラボダンスが見たい!」と思わせる完成度で、JYPアーティストならではの高いスキルを存分にアピールした。
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■Stray Kidsのジャケットプレイも!それぞれが特別な演出で魅せた"JYPファミリー"の底力
3組はそれぞれのグループのメインステージでも、この日ならではのスペシャルな演出を披露。Stray Kidsは、2作続けて「ビルボード200(米アルバムチャート)」の首位を獲得したアルバムのタイトル曲「CASE 143」と「MANIAC」をパフォーマンスすると、曲間のブレイクでは着ていた黒のジャケットを脱いで一風変わったジャケットプレイを披露し、観客を大いに沸かせた。
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「Cheshire」と「SNEAKERS」でそのガールクラッシュな魅力を発揮したITZYは、映画「007」オープニングロール風の登場や、ハットを被ってクールに展開するダンスブレイク、リュジンの迫力のソロダンス...など、ドラマチックな見せ場に溢れたステージで魅了した。
2022年2月にデビューしたばかりの新人ながら、第4世代の中でも頭抜けた実力で知られるNMIXXは、"MIX POP"をコンセプトとした難しい楽曲「O.O」や「DICE」を披露。リリーやヘウォンをはじめとする実力者揃いのメンバーたちが、圧倒的な歌唱力を見せつけた。
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■NewJeans→LE SSERAFIM→ENHYPENが続いて登場する"HYBE勢"の華やかなステージ
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一方、近年その勢いを増しているHYBE組からも、TOMORROW X TOGETHERやENHYPENといった5組のグループが出演した。言わずと知れたBTSが所属する事務所であり、その傘下となるレーベルからは、2023年の年明け早々にカムバックしたシングルアルバム「OMG」(タイトル曲「Ditto」)が各国のチャートを席巻しているNewJeansや、1月25日(水)に日本デビューを控えているLE SSERAFIMら、成長著しいガールズグループが続々と誕生している。
NewJeansのミンジ&ヘイン、LE SSERAFIMのウンチェは、他事務所のメンバーとのユニット「アキ‛s(赤ちゃんルーキーズ)」としてコラボステージを披露したほか、LE SSERAFIMはH.O.T.の「Hope」をカバーし、いつもとは異なる表情で"Y2K"の世界観を表現。
また、HYBEの1番手で登場したNewJeansは、デビュー曲「Attention」「Hype boy」の2曲を披露。1人1人がハードなダンスを踊りながら登場するというアグレッシブなパフォーマンスで惹きつけ、新人らしい鮮烈な印象を残した。
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第2部の序盤には、パイロット風の衣装を身にまとったLE SSERAFIMが登場。空港をコンセプトとしたステージでスーツケースを転がしながら、「FEARLESS」と「ANTIFRAGILE」をパフォーマンス。曲のつなぎではSAKURA(宮脇咲良)のクールな表情や、バレエ出身者のKAZUHAら、大空へと羽ばたくかのような伸び伸びとしたしなやかなダンスも印象的だった。
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また「Blessed-Cursed」「ParadoXXX Invasion」を披露したENPHYPENは、スクールファッションで登場すると、ダンスブレイクでは机や椅子といった学校のアイテムを利用したユニークなステージを展開。続けて4組目には、"全員ビジュアル担当"として艶やかな魅力で日本でも知名度を上昇させているfromis_9(プロミスナイン)が「Stay This Way」を披露した。
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そして、3月にデビュー4周年を迎える第4世代の代表格・TOMORROW X TOGETHERが、各事務所のトップグループが揃う終盤の第3部に登場。黒の眼帯を付けた金髪姿のスビンら、黒レザーというハードな装いでインパクトを放った彼らは、「Opening Sequence」と「Good Boy Gone Bad」という全くスタイルの異なる2曲を小細工なしに全力でパフォーマンス。メンバーの本気度とド迫力が画面越しからも伝わってくるような完成度で、その実力の高さをアピールした。
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■K-POPの歌姫・BoAが、NCTメンバーと世代を超えたコラボで魅了
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さらにaespa、NCT、BoAが出演したSMエンターテインメント勢は、会場でも一際歓声があがるなど、この歌謡祭の舞台でもさすがの人気の高さを証明。
デビュー3年目を迎えたaespaが、カリスマ的オーラを漂わせながらクールかつ妖艶な「Girls」のステージを見せると、NCT Dreamは「Glitch Mode」と「Candy」を、NCT 127は「Faster」と「2 Baddies」をパフォーマンス。同じNCTのユニットといえども、全くカラーの異なる両極端の魅力をまざまざと見せつけ、会場内を釘付けにしていた。
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そんな中でも際立っていたのが、NCT 127から大トリのBoAへと繋ぐバトンリレー。2000年代からK-POP人気を支え続けるレジェンド・BoAが、「Grils On Top」で圧巻の歌声を響かせていると、後半からNCTのテヨンとジェノが、畳み掛けるようなラップでカットインし、SMエンターテインメントの贅沢な新旧コラボが実現。ラストはせり上がるステージに並んだ3人で締め括り、会場からは大きな歓声が集まった。
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さらにエンディングでは、BoAの「No.1」を出演アーティスト全員で歌唱するなど、K-POPレジェンドとしての変わらぬオーラと存在感が印象的だった。
"Y2K"をテーマにした様々なコラボ企画が目白押しだった「2022 KBS歌謡祭」だが、その一方で、各アーティストが歌謡祭ならではの趣向を凝らした単独ステージを展開し、K-POPの活況ぶりを体感できた約3時間。字幕版の再放送があるこの機会に、事務所のカラーや各グループの持ち味などにも着目しながら、年に1度の"歌の祭典"を振り返りたい。
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文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
2022 KBS歌謡祭(字幕付き)
放送日時:2023年1月28日(土)2:25~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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