キム・スヒョンが除隊後初の来日!7年ぶりのファンミーティングで明かした「役者人生のターニングポイント」

"新・韓流四天王"の一人としてその名が挙げられるなど日本でも高い人気を誇るキム・スヒョン。2007年のデビュー以降、180cmという抜群のスタイルに端正なルックス、そして卓越した演技力を武器に、様々なドラマや映画で存在感を放ってきた。
2019年に除隊した後も、復帰作となった「サイコだけど大丈夫」(2020年)や、身に覚えのない殺人容疑をかけられ人生が一変する主人公を熱演した「ある日~真実のベール」(2021年)といった主演作が相次いており、近年も目覚ましい活躍を見せている。
そして2022年10月、実に7年ぶりとなる来日ファンミーティング「KIM SOO HYUN 15th Anniversary FAN MEETING ~always special day~」がカルッツかわさきにて開催。ファンへの想いに溢れたイベントの模様が、KNTVにて2月5日(日)に日本初放送される。

(C)KIM SOO HYUN Japan Official Fanclub
ファンが待ちに待った除隊後初の来日ということもあり、満員となった会場が汗ばむほどの熱気に包まれる中、真っ白なスーツに身を包んだスヒョンが登場した。
公式には7年ぶりの来日となるが、5年前には1人で北海道旅行をして、帰る頃には体重が4kgも増えていたことを明かしたスヒョン。久々の日本で変わったのは、やはり"ファンが全員マスクをしているところ"だという。時代の流れとはいえ、ファンの顔を直接見られない残念さも覗かせた。
コロナ禍のおうち時間では、趣味の自転車で出かけられないため、自宅にローラー台を設置して室内で自転車を漕いでいたとのこと。また、最近、ゴルフも始めたそうで「おじさんになってしまった」と自虐的に語り、司会者がすかさず「大人の男ということですね」とフォローする一幕もあった。
■俳優としての転機となった「サイコだけど大丈夫」「ある日~真実のベール」の裏話

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近況トークに続いては、ダイジェスト映像を見ながら近年の出演作についてトークを展開。自閉症の兄を献身的に支える主人公を演じ、その繊細な演技が話題となった「サイコだけど大丈夫」について、俳優としての在り方に変化をもたらした重要な作品だったと明かした。
「20代の頃は全てを自分のものにしたいという気持ちがあったが、この作品からは、周囲のキャラクターを輝かせたいと考えるようになった」と当時の心境を吐露。そして、最終的には「キム・スヒョンの出ているドラマは、ほかの出演者も引き立つ」と思ってもらえることが目標になったと熱を込めた。

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続いて、イギリス・BBCのドラマ「クリミナル・ジャスティス」を韓国社会に合わせた解釈でリメイクした最新作「ある日~真実のベール」(KNTVにて2月12日(日)よりTV初放送)の話題へ。もともと原作ドラマのファンだったことや、主演を務めた英国俳優ベン・ウィショーも好きな俳優であり、彼の演じた役がとても魅力的だったので、同じ役に挑戦したいという気持ちがあったと出演理由を明かし、リメイクに挑んだモチベーションを説明した。
演じた服役囚のヒョンス役については、「平凡な大学生で、常に他人からやり込められるような人物」と語り、「なるべく心をオープンにしてたくさんやられました!」とユーモアを交えて解説。その一方で、最もプレッシャーだったのが、30代での大学生役だったとジョークを飛ばす場面も。そんなスヒョンだが、年齢を重ねても笑顔はどこか少年のような無邪気さは健在。劇中でも、身に覚えのない殺人容疑に翻弄される大学生役は全く違和感がなく、その演技力はさすがの一言だ。

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■「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」のOSTを歌唱!その歌声に聞き惚れる...
7年ぶりの再会となったファンのために、当日は様々なコーナーが用意されていたが、突然スヒョンがプログラムの変更を申し出るというハプニングが発生。もともと歌唱する楽曲は用意されていたそうだが、緊張してきたので歌で気分を変えたいと言い出し、急遽その順序を変更に。ファンにはそれもまた嬉しいサプライズで、「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」(2019年)のOSTからは「So long」を切々と歌い上げたほか、その後も「世界中の誰よりきっと」の韓国語バージョンを披露するなど、歌唱でもファンを魅了していた。

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■俳優キム・スヒョンの15年を振り返る!名場面に選出された"キスシーン"に大照れ!
そして、デビュー15周年を迎えた節目のタイミングということで企画された「ベスト・オブ・ベスト キム・スヒョンの15年!」のコーナーに再び戻ると、事前にファンから募集した「好きなキム・スヒョン出演ドラマベスト5」と「好きな名場面ベスト3」が発表された。
ここでも「ベスト5といっても僕の主演ドラマは5本しかないよ?」とスヒョンは冗談交じりに語っていたが、当時の撮影エピソードを振り返りながら、作品のラブシーンが映し出されると、「やめろー!」と照れた様子で落ち着かない様子。さらにファンが選ぶ名場面に選ばれたキスシーンが流れると、終始恥ずかしそうにし、ステージ上をウロウロ...。映像を消そうとリモコンを握るチャーミングな姿も飛び出した。

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全力でファンサービスする姿が印象的だったスヒョン。最後の最後には、チョ・ジャンヒョクの「Love」でロマンチックな歌詞を届けると、途中で感極まって歌えなくなる場面も...。言葉の端々で何度も「Thank you!」と高らかに感謝を伝えながら、幕を閉じた7年ぶりのファンミーティング――デビュー15周年を迎えた今なお、ファンから愛され続けるその魅力に溢れたステージを、テレビ初放送のこの機会に改めて振り返ってほしい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
KIM SOO HYUN 15th Anniversary FAN MEETING ~always special day ~
放送日時:2023年2月5日(日)20:00~、2月11日(土)11:30~
ある日~真実のベール
放送日時:2023年2月12日(日)20:00~(2話連続放送)
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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