アイドル時代のシャオ・ジャンがさすがの存在感!「陳情令」以前に中国で大ヒットしたスペクタクル時代劇
日本初放送中のラブロマンス「これから先の恋」が注目を集めているシャオ・ジャン。「陳情令」(2019年)でのブレイク直後に撮影された現代ロマンスドラマ初主演作ということもあり、武侠劇にはない甘いラブシーンの数々も大いに話題となっている。
そんなシャオ・ジャンのキャリアは、C-POPグループの"X NINE"ことX玖少年團からスタートしていることは広く知られているが、メンバーたちと共にドラマ出演を果たし、グループでエンディング曲も担当した作品が、スペクタクル時代劇「蒼穹の剣」(2018年)だ。
(C)NEW CLASSICS TELEVISION ENTERTAINMENT INVESTMENT CO. LTD.
「蒼穹の剣」は、子役出身の若手実力派俳優ウー・レイが10代最後の年に主演したアクション・スペクタクル時代劇。「神龍<シェンロン> -Martial Universe-」で知られる人気作家・天蚕土豆の人気ウェブ小説を原作に、総製作費100億円をかけて制作され、本国での動画再生回数も58億回を突破したという壮大なスケールの話題作だ。
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ウー・レイが演じる主人公は、9歳にして"少年闘之気(とうしき)大会"を制するなど幼い頃から天才と言われてきた蕭炎(しょう・えん)。だが、母があらぬ疑いを掛けられ自ら命を絶ったことをきっかけに、彼の人生は暗転。7年もの間、汚名を着せられたまま育ち、無敵だった闘之気もすっかり衰えてしまう。
一流の闘者となることを夢見て迦南(かなん)学院に入学するも、父に修行を禁じられてしまう蕭炎。しかし数奇な縁が彼を武芸の道へと誘い、やがて強大な悪に闘いを挑んでいく。
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主演を務めたウー・レイは、1999年生まれの若手人気俳優。3歳でテレビCMに出演するなど、子役時代から注目を集めてきた。16歳だった2015年にヒット作「琅琊榜(ろうやぼう) ~麒麟の才子、風雲起こす~」の飛流役で大ブレイクし、その後も「ときめき・旋風ガール」(2015年)や「長歌行」(2021年)などヒット作が続いた。
「蒼穹の剣」では、全てを失ったところから再起し、強大な敵との死闘を通じて英雄へと成長を遂げる若者をエネルギッシュに演じている。
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そして、「蒼穹の剣」の大きな見どころの1つが、「陳情令」でブレイクする直前のシャオ・ジャンが出演していること。役柄は、迦南学院での䔥炎の親友・林修崖(りん・しゅうがい)。実年齢ではウー・レイよりも8歳年上なだけに、知的で頼もしい雰囲気を漂わせ、情熱的な䔥炎とは異なる魅力を放つ。出番こそ決して多くはないが、甘いマスクとも相まってひと際存在感を放っている。
劇中では、シャオ・ジャン以外にも、X NINE(X玖少年團)のメンバーであるグー・ジアチェン(虎伽役)、ウー・ジアチョン(昊天役)、ポン・チューユエ(韓閑役))が個性豊かな仲間のキャラクターとして出演。エンディング曲もX NINE(X玖少年團)が担当しており、今となっては貴重なシャオ・ジャンが歌唱する姿を収めたMVも当時話題となった。
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「陳情令」でもワン・イーボーとデュエットする主題歌「忘羨(ワンシェン)」が話題となるなど、ルックス、演技力、アクションのみならず、豊かな歌唱力も持ち合わせているシャオ・ジャン。「蒼穹の剣」は、若手スター、ウー・レイの代表作であると同時に、シャオ・ジャンの多彩な魅力が味わえるという点でも押さえておきたい作品だ。
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文=酒寄美智子
放送情報【スカパー!】
蒼穹の剣 第1話先行無料放送
放送日時:2023年2月7日(火)23:00~
※レギュラー放送は3月6日(月)より毎週(月)21:00~(2話連続放送)
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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