新フェーズに突入した超特急、メンバー9人が選ぶ「ベストナイン」のセットリストでライブを披露

2023/03/20

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「超特急のザ・ベストナイン produced by SPACE SHOWER TV」(スペースシャワーTV)

2022年8月8日、「8号車(ファンの総称)の日」、カイ(2号車)、リョウガ(3号車)、タクヤ(4号車)、ユーキ(5号車)、タカシ(7号車)に、新メンバーのシューヤ(11号車)、マサヒロ(12号車)、アロハ(13号車)、ハル(14号車)が加入して9人体制となったダンス＆ボーカルグループ・超特急。

8月にグループ初となる主演ドラマ「超特急、地球を救え。」が放送され、10月12日には20枚目のシングル「宇宙ドライブ」をリリースしている。そして12月24日、25日に9人体制での初ワンマンライブとなる「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2022『新世界 -NEW WORLD-』」を東京と大阪で開催。新しいフェーズに入り、超特急の名にふさわしいスタートを切ったと言える。

そんな超特急が3月2日に東京・立川ステージガーデンでスペースシャワーTV主催のライブイベント「超特急のザ・ベストナイン produced by SPACE SHOWER TV」を開催。このライブはメンバー9人がそれぞれ1曲ずつセレクトしてセットリストを構成した、通常のライブとは少し違った感じで、よりアットホームな雰囲気が感じられるものとなった。

ライブは、「今年の超特急を象徴している曲」という理由でユーキが選んだ「NEW WORLD」からスタート。「最近サビの振り付けも変わって、思い入れもある曲」という理由でマサヒロは「Dance Dance Dancing!」をセレクト。リョウガは「皆さん、楽しんでますか？」と客席に向かって呼びかけ、「あぁ、足りねぇな！もっともっとバッカになっていこうぜ！ボヨヨヨヨーン！」と煽り、セレクトした曲「BakaBakka」で空気を一変。変顔やコミカルな動きも取り入れ、振り切った姿をしっかりと披露した。

続く4曲目は、シューヤが「この曲の読み方をここで絶対に覚えてもらおうと思って」という理由で選んだ、アイリッシュポルカとダンスミュージックを融合させた「Cead Mile Failte」。5曲目はカイのセレクトで「初めてオリコンウィークリーチャート1位をいただいた記念すべき曲で、個人的にも好きな曲」という理由で選んだ「超ネバギバDANCE」をパフォーマンス。6曲目はメロディックな旋律が心地いいというタクヤ選曲の「颯爽とハローマイラヴ」。7曲目はタカシが選んだ「Feel the light」で、「世界観がかなり強い曲。世界観に入り込む自分を観てもらうことが非現実的な感じがして、きっとライブでしか体験できないことだから、聴いてもらいたいなって」と理由を明かした。

7人のセレクトによる7曲の披露が終わったところで、「超特急の希望の玉」とのコラボコーナーが展開。クイズ企画で、8号車を巻き込んでの楽しい時間となっている。シューヤの得意科目、ハルがシャワーを最初に当てる場所、タクヤの俳優デビューの年、マサヒロが街中を歩く時の変わったクセなど、パーソナルな問題も多いので、メンバーのマニアックな部分を知ることもできる貴重なコーナーでもあった。途中、8曲目として1stシングル「TARIN」のリテイクバージョンとなる「Re-TRAIN」も披露した。

終盤、残すは2曲。9曲目はアロハのセレクトで「gr8est journey」。「僕が選曲した曲は、新メンバー4人は大事な曲になってるんじゃないかなと思いつつ、この曲で1本の東京ドームに続くレールで、希望を乗せて披露できたら」と夢を叶えたい気持ちを伝えた。

10曲目、ラストはハルが選んだ「Burn!」。「オーディション中にもやった曲で、僕も元気をもらえた曲。また一緒に踊って最高の時間を過ごせたらいいなと思って」と選曲理由を話したが、まさに狙い通りになっていた。

新メンバーのアロハの「メンバー1人1人が好きな曲を選んだわけなんですけど、好きなだけじゃなくて、意味があるじゃないですか。デビュー曲だとか。僕は『みんなと繋がれるから』『1つになれるから』ということで披露しました」という言葉が物語っているように、9人が選んだ理由を改めて考えながらこのライブのパフォーマンスを見てみると、メンバーのこと、そしてグループとしての魅力を改めて感じることができるのではないだろうか。