堀ちえみが復活コンサートで40年の歴史と思い出を振り返る「本当に生きていて良かったと実感しました」
堀ちえみさんが2月15日に東京・かつしかシンフォニーヒルズでコンサート「ちえみちゃん祭り2023」を開催した。
ステージ4の舌がんを患い、それを克服しての復活コンサートということで、本人にもファンにも特別なものとなった。
「家族の感想は『ここまで長かったね』でした。私自身はコツコツと毎日自分のやるべきことを積み重ねてきただけだったんですけど、ファンの皆さんもきっとそう思ってこられたんでしょうね。お待たせしましたけど、ちょうど東京の条例が緩和されたタイミングで、不織布マスク越しでの声援がOKだったんです。皆さんの声援を受けることができてうれしかったですし、このタイミングでできたのは良かったなって。オールOKです(笑)」
このコンサートは、デビュー曲「潮風の少女」に始まり、「真夏の少女」「待ちぼうけ」などシングル曲を惜しみなく披露したセットリストになっていた。
「40年、それは私だけの歴史じゃなく、皆さんそれぞれに、『ちえみちゃんが15歳の時、自分は何歳でこんなことがあったなぁ』って青春時代を思い出してほしいなと思ってステージに立ちました」
そんな中、堀さんの最大のヒット曲となった「さよならの物語」は本編の最後に歌われたが、そこにも堀さんの思いが込められていた。
「1983年によみうりランドイーストで行ったライブが当時ビデオ化されたんですけど、『さよならの物語』を本編最後に歌って、最後に三方礼をしました。それを再現したらファンの皆さんの心にグッと響くじゃないかって。これはうちの旦那さんの発案なんですけど(笑)。私も、より昔を懐かしんでもらえるんじゃないかなと思ったのでそうしてみました」
そういう演出もファンにはうれしいサービスの1つといえる。しかし、曲目・曲順、演出はしっかりと決めていたが、MCで話す内容は決めていなかったという。
「皆さんの声援を聞いて、その場で出る言葉が一番だなって。後でVTRを見たら、『今思うのは、このステージに立てて良かったなって、そしてまた歌えて良かったなって、そして生きていて良かったなって思います』と言っていて、これが自分の思いの全てだったんだろうな、この言葉に尽きるなぁ、本当に生きていて良かったと実感した2時間ちょっとでした」
40年の歴史と思い出が詰まった貴重なライブをぜひ楽しんでもらいたい。
ほり・ちえみ●1967年2月15日生まれ、大阪府堺市出身。'82年に「潮風の少女」でアイドル歌手としてデビューし、現在はタレントのほか、教育、健康にまつわるトークショー、音楽活動など幅広く活躍している。
撮影=宮田浩史
取材・文=田中隆信
ヘアメーク=納富順子
スタイリング=佐藤友美
放送情報【スカパー!】
堀ちえみ 40thプラス1Anniversary Live~ちえみちゃん祭り2023~
日時:4月23日(日)19:00~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル
家族八景
日時:4月16日(日)20:30~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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