当時16歳のチャン・グンソクのふっくらした頬が愛らしい...母親への想いが溢れ出た「ピュアな涙」に胸が締め付けられる感動ドラマ

韓国で実際に起きた数々の詐欺事件を参考にしたクライムサスペンス「餌【ミッキ】」(2023年)で、約5年ぶりのドラマ復帰を果たしたチャン・グンソク。無精ひげを生やし、野性味溢れる刑事役を演じた彼の豹変ぶりが話題となったことも記憶に新しい。
2010年代に一大ムーブメントを巻き起こした"アジアのプリンス"チャン・グンソクも既に30代半ば。年齢を重ねるごとに作品の振り幅は広がり、これまでの"美男"のイメージを脱ぎ捨てた「餌【ミッキ】」では、深みと凄みのある芝居で視聴者を圧倒した。

(C)KBS
子役から活動を始めたグンソクは、昨年芸能界デビュー30周年を迎えており、俳優としてのキャリアは既にベテランだ。その名を広く知らしめた時代劇「ファン・ジニ」(2006年)、代表作として誰もが思い浮かべる「美男<イケメン>ですね」(2009年)、少女時代ユナとの共演が話題を呼んだ「ラブレイン」(2012年)などこれまで数多くの作品に出演しているが、当時16歳のまだあどけない表情を捉えた単発ドラマ「僕のお母さん」(2003年)をご存知だろうか。
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"美少年"という言葉がまさにしっくりくるビジュアルで、16歳にして主演の座を射止めた「僕のお母さん」。喫茶店を営む祖父と2人で暮らしている少年ジョンウ(チャン・グンソク)の前に、交通事故で亡くなったと聞いていた母親が突然現れることから始まる愛と感動のヒューマンストーリー。
当時のグンソクはまだ現役高校生。大人の輪郭に成長する前のややふっくらした頬や優しく潤んだ瞳など、この時期しか見られない初々しい顔面がまず鮮烈な印象を受ける。襟足の少し伸びた髪型も可愛らしく、無邪気さが詰まった子犬のような笑顔を見れば親世代の女性の多くが「息子にしたい」と思ってしまうのではないだろうか。
(C)KBS
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どこか甘さのある声色や芝居も初々しさに溢れ、物語が進むにつれて切ない表情や涙のシーンも登場する。母親を想う気持ちが溢れ出したピュアな涙は何度も見ても胸が締め付けられる。芝居であるはずなのだが、彼の中でそれがまだ完全に固まる前のような、どこかナチュラルな手触りがたまらなく愛おしい。約60分という短い尺の中にチャン・グンソクの青春の煌めきがめいっぱい凝縮された、今振り返るとまさに超貴重映像と言えるだろう。
(C)KBS
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本格ブレイク前の瑞々しいチャン・グンソクに母性本能がくすぐられまくりの「僕のお母さん」。彼のキャリアを辿る上で必ずチェックしてほしい1作だ。
文=川倉由起子
放送情報【スカパー!】
僕のお母さん
放送日時:2024年1月6日(土)18:45~
ラブレイン
放送日時:2024年1月29日(月)23:20~
※毎週(月)(火) 23:20~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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