桜田通をはじめ、人気俳優たちの若かりし頃の勇姿が見られるミュージカル『テニスの王子様』コンサートDream Live 4th

人気漫画を舞台化したミュージカル『テニスの王子様』1stシーズンの折に開催されたコンサートの第4弾が、日本映画専門チャンネルで3月18日(月)に放送される。桜田 通が演じる1年生ルーキー・越前リョーマを擁する青春学園、通称"青学(せいがく)"をはじめ、六角、立海、不動峰、聖ルドルフ、山吹、氷帝といった7校、全45名が大集結！原作のストーリーに沿って繰り広げられる本公演で歌われたナンバーを熱くパフォーマンスする。本公演では見ることのできない、キャスト同士のやりとり・演技が見られるのも「Dream Live」ならでは。"2.5次元ミュージカル"ブームを巻き起こしたミュージカル『テニスの王子様』を、本公演とは違った角度で楽しめるファンにはたまらない公演となっている。

会場である神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールに集まった観客の大声援と共にコンサートはスタート。チームごとに次々とメンバーたちがステージに登場し、ラケットを持って踊るオープニングは躍動感たっぷり。各校のカラーとチームワークの良さを初っ端から見せつける。出演者全員が舞台上に並ぶ姿は圧巻。と思えば、誰がトップバッターを務めるかで大騒ぎをする、青学(せいがく)メンバーたちの仲のいいやりとりにホッコリ。そして、部長・手塚(南　圭介)の鶴の一声で、トップバッターに選ばれたリョーマが、演出・振付兼・越前南次郎役の上島雪夫と「マイ・ベスト・テンション」で初の親子共演を果たす。クールなパフォーマンはもちろん、上島から「かわいいんだけど、最近背、伸びてない？」とイジられ拗ねてみたりと、かわいらしい一面が見られるのもうれしい。他にも、立海メンバーによる「真田道場」、青学(せいがく)と六角によるビーチバレー対決など、コミカルなシーンがたくさん。笑いもたっぷり盛り込まれた、大充実の内容となっている。

クライマックスでは、青学(せいがく)レギュラーメンバーが「TOP OF THE STAGE FOR THE TENNIS」を披露。普段のユニフォームから、白い衣装へと着替え、バラードをしっとりと歌い上げる青学(せいがく)メンバーたちは、まさに王子様そのものだ。曲終わりには桜田が代表してファンに挨拶。ふいに見せる柔らかい笑顔に、会場中がキュンとしたことだろう。「Ｆ・Ｇ・Ｋ・Ｓ」では、再びステージ上にキャスト全員が集まり、会場とコール＆レスポンスで心を一つに！アンコールを含め約1時間50分の夢の時間は、大盛況で幕を閉じる。

熱気あふれるステージはもちろんのこと、リョーマ役の桜田通をはじめ、菊丸英二役の瀬戸康史、忍足侑士役の斎藤工(VTR出演)と、現在ドラマや映画で大活躍中の俳優たちの若かりし頃の勇姿が見られるのも、ミュージカル『テニスの王子様』シリーズの大きな楽しみの一つ。そんな彼らの芝居、歌、ダンスはもちろん、素の魅力をも垣間見られる「Dream Live」、本編と合わせて是非とも楽しんでもらいたい。

文＝鳥取えり