2024/03/01
チ・チャンウクがファンミ昼夜で約1万人を魅了「温かい人柄と飾らない一面にキュン」
Instagramのフォロワー2,600万人以上、オフィシャルYouTubeチャンネルも110万人以上のチャンネル登録者(2月中旬現在)を誇り、世界トップクラスのエンターテイナーとして活躍する韓国の俳優チ・チャンウク。"アジアの貴公子"と呼ばれ絶大な人気を誇る彼が昨年末に開催したファンミーティング(2023年12月25日@東京国際フォーラム ホールA)の夜公演と、その直後のミニアフターパーティーの模様を網羅した特別番組が3月23日(土)にテレビ初放送される。チ・チャンウクの底知れぬ魅力、ファンミーティングの見どころについて、韓国エンタメナビゲーターの田代親世さんに聞いた。
■万能俳優で"キス職人"のチ・チャンウク
1987年生まれ、現在36歳のチ・チャンウク。幅広い作品で異なる印象を残してきた彼のキャリアを田代さんはこう解説する。
「大学在学中から短編映画などに出演していた彼ですが、ミュージカルなどへの出演を経て、お茶の間に広く知られるようになったのはドラマ『笑ってトンヘ』(2010年)です。瞬間最高視聴率50%を超える国民的作品で初主演に抜てきされ、一躍ブレークを果たしました。日本での知名度が上がるきっかけは2013年のドラマ『奇皇后 ―ふたつの愛 涙の誓い―』。NHK BSプレミアムで放送され、彼が演じる皇帝の報われない愛が多くの日本女性の心を揺さぶることに。2014年には胸キュンドラマ『ヒーラー~最高の恋人~』で闇の便利屋に扮(ふん)し、ロマンチックなラブシーンの数々に"落ちる"人が続出。ドラマはもちろん、映画、ミュージカルにも精力的に出演する、まさにオールマイティーなスターです」
2019年の除隊後は、ますます勢いが加速しているそう。
「作品が本当に途切れないんです。しかも、ヒューマン、胸キュン、ノワール...など、どんな作品にも染まることができる。最近は大人の男性としての円熟味と彼特有の爽やかな甘さが共存していて、30代中盤にしてまた新たな魅力でファンをとりこにしています。ロマンス作品では反則級のとろけるような甘いまなざしで乙女心を奪い、キスシーンは熱を帯びた美しさが。"キス職人"の異名も納得です」
■満員の観客を前に日本デビュー曲を初歌唱
ファンの熱視線に包まれ、歌、トーク、ゲーム......と盛りだくさんの内容で楽しませたファンミーティング。会場で実際に昼公演を見た田代さんがその幸福な時間を振り返る。
「11月にCDシングル『あなたがいてくれた』で日本歌手デビューをした直後の公演でした。デビュー曲の初披露、最近の出演作の思い出、白熱のゲームコーナーなど、いろんな角度からバランスよくチ・チャンウクさんの魅力が楽しめる時間だったと思います。昼夜あわせて約1万人という大規模のファンミーティングでしたが、一人一人が彼を近くに感じられるような温かさもありましたね。また当日は、少し伸びた前髪がセクシーで(笑)。艶っぽさと、肩肘を張らない大人の余裕感もステキでした」
歌のコーナーは今後の歌手活動が一層楽しみになるパフォーマンスだったとか。
「ミュージカルを長くやっている人なので実力は折り紙付き。ただ、日本デビュー曲の初生披露はさすがに緊張がこちらにも伝わってくるほどで、このタイミングだからこそのチ・チャンウクさんの姿が見れた気がします。アンコールでは『ヒーラー~最高の恋人~』のOST『守ってあげる』を歌い、心のこもった歌声が絶品でした。堂に入ったステージにくぎ付けになりました」
■豪華なファンサービスに会場大興奮
"役"とは違う、素の魅力が楽しめるのもファンミーティングならではだ。
「『チャンウクと私』と題し、ファンから寄せられたエピソードを箱から選んでDJ風に紹介するコーナーがありました。私が参加した昼公演では、"チ・チャンウクさんに刺激を受けてダイエットを始めた"と書いた本人を客席に見つけると、真剣にアドバイスを。真剣かつ丁寧な語り口に彼の優しい人柄を見ました。また、学校の部活で参加できなかった友人がいると聞くと、僕からエールを送りたいです、と。しかも『録画していいですよ』とまさかの神対応! コーナーの最後には『皆さんが僕を応援してくれていると同時に、僕も皆さんを応援しているということを忘れないで』と宝物のような言葉を投げかけました。ファンとのやりとりがとにかく温かかったです」
ドラマの思い出トーク、ゲーム企画のコーナーも「チ・チャンウクさんの飾らない一面に注目」と話す。
「2023年の出演ドラマの思い出を語り、『最悪の悪』と『サムダルリへようこそ』のワンシーンをお客さんの前で生演技。途中でつい吹き出してしまうチ・チャンウクさんでしたが、瞬時にスイッチを切り替え、役の顔に入った時の表情はさすがでした。1階席だけでなく2階席も回ったゲームコーナーは、ビックリするほど近い距離感に会場が大興奮。昼公演では、男性ファンとのガチの腕相撲対決にチ・チャンウクさんが本気で挑み、ちょっぴり悔しがるという負けず嫌いな一面も見られました。とにかく顔がいいので一挙手一投足を見ているだけで眼福。加えて、ファンミーティングらしい心の通ったやりとりに会場は終始大盛り上がりでした」
チ・チャンウクの全方位の魅力が詰まった聖夜のファンミーティング。会場に足を運んだ人も、参加できなかった人も、オンエアをお見逃しなく。
取材・文=川倉由起子