ITZYのマンネ・ユナの「U-Go-Girl」が絶賛！K-POP第1世代のレジェンドへのリスペクトが滲むハイレベルなカバーステージ

2月12日に韓国デビュー5周年を迎えた5人組ガールズグループ・ITZY。2024年が明けてすぐにリリースしたニューアルバム「BORN TO BE」を引っ提げ、記念日の直後からは自身2度目となるワールドツアー「ITZY 2ND WORLD TOUR <BORN TO BE>」を開催中。5月には東京・大阪で待望の日本公演も行われるなど、順調な"6年目"をスタートさせている。

この世界28地域を巡る大規模なワールドツアーの直前には、韓国KBSの音楽ショー「THE SEASONS～イ・ヒョリのレッドカーペット」(韓国放送日：2024年1月26日)に出演。忙しい時期にも関わらず番組だけの特別なステージを用意するなど、ガールクラッシュな魅力を振りまいた。

韓国の人気アーティストがMCを務める韓国KBSの音楽番組「THE SEASONS」シリーズは、シーズンごとにMCが交代するという珍しいシステム。第1シーズンのパク・ジェボム、第2シーズンのチェ・ジョンフン(JANNABI)、第3シーズンのAKMU(イ・チャンヒョク＆イ・スヒョン)と繋いできた最終バトンを受け取ったのが、K-POP第1世代を代表するガールズグループ・Fin.K.L.(ピンクル)出身のイ・ヒョリだ。

大勢の観客を前で生パフォーマンスとトークが繰り広げられるエンタメショーには、第4シーズンの初回に出演したBLACKPINK・JENNIE(ジェニー)をはじめ、MAMAMOOのHwasa(ファサ)や(G)I-DLE、IVE(アイヴ)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)...といった数多くの女性アーティストが出演。ITZYも第2シーズンに一度登場しており、約5ヶ月ぶり2度目の出演となった。

休養のため活動を休止しているLIA(リア)を除く4人で登場したITZYは、オープニングとしてK-POP第1世代の"レジェンド"であるイ・ヒョリへのリスペクトを示したカバーメドレーを披露した。

マンネ(末っ子)のYUNA(ユナ)が「2022 KBS歌謡祭」でもカバーした「U-Go-Girl」をキュートに踊り、YEJI(イェジ)、RYUJIN(リュジン)、CHAERYEONG(チェリョン)は「10 Minutes」をカバー。3人の動きが揃ったキレキレのダンスで"パフォーマンスのITZY"と称される実力を存分に発揮した。

続いて、4人が揃って披露した「Chitty Chitty Bang Bang」では、風に髪をなびかせながらパワフルなステージを展開。その後のトークで、「ヒョリさんのようにパフォーマンスしたくて送風機を頼んだのですが、風が強くて息ができなくて...」とCHAERYEONGが語っていたように、見た目以上に大変だったよう。それでも、ヒョリへのリスペクトが詰まったハイレベルなカバーメドレーには観客から大歓声が上がっていた。

「後輩がこうして上手にカバーしてくれることは有難い」と、ITZYの見事なステージに太鼓判を押したヒョリだが、YUNAの「U-Go-Girl」に対しては「2022 KBS歌謡祭」でのカバーに触れながら「あれはちょっとイラついた。いつから『U-Go-Girl』はYUNAのものになったの？」と強めの言葉で挑発する場面も。

しかしこれはヒョリ流の最大級の賛辞で「アナタやりすぎなのよ、腰つきなんて完璧。見て、あのローライズのパンツ」と「KBS歌謡祭」の映像を食い入るように見ながら大絶賛。その後も「なんでローライズのパンツを選んだの？これなら私を倒せるって思ったんでしょ！」と畳み掛けるようなヒョリのトークに、YUNAは押されっぱなしの様子だった。

その後も"姉御感"を漂わせた抜群のトーク力で番組をリードするヒョリ。CHAERYEONGがチャン・ユンジョンのトロット曲「花」をカバーした際には、どこか自信なさそうな姿を見かねて「曲と態度が合ってない。恥ずかしがることはないの」と直々に指導。するとCHAERYEONGは、先ほどとは打って変わって堂々とした振る舞いで歌声を響かせ、「あなたがホストである理由がわかりました。あなたは最高です」と、尊敬の眼差しを送っていた。

最後には、「BORN TO BE」に収録された新曲「Mr. Vampire」でステージを締めくくり、キュートかつヒップな自分たちらしさで会場を魅了したITZY。ガールクラッシュの代表格としてカリスマな魅力を放つ彼女たちだが、"生まれながらのガールクラッシュ"と呼べるイ・ヒョリにはタジタジだった今回の収録。レジェンドとの共演によって学びを得た(？)メンバーたちの更なる進化に期待したい。

文＝HOMINIS編集部