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2024/03/27

吉沢亮演じる秦国の若き王・嬴政の壮絶な過去も明らかに!山崎賢人主演のシリーズ3作目となる「キングダム 運命の炎」

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今年7月にシリーズ4作目が公開予定されている「キングダム 大将軍の帰還」。前作に引き続き、佐藤信介が監督を務め、すでにスーパーティザービジュアルおよび予告映像が公開中だ。
シリーズ1作目から主人公の信役を務める山崎賢人(※「崎」は正しくは「立さき」)は、「信は多くの仲間に支えられている隊長で、自分自身も信と同じように多くのスタッフ、キャストに支えられています!」と公式コメント(一部抜粋)を発表。最新作では王騎(大沢たかお)が指揮をとった"馬陽の戦い"のその後が描かれ、前作でその強さと不気味な存在感が信たちの度肝を抜いた謎の武神・龐煖(吉川晃司)と、正体不明だった軍師の李牧(小栗旬)がついに秦軍を脅かすことになる。

3作連続大ヒットし、勢いが止まらない「キングダム」シリーズ。豪華キャストや、壮大なスケールで描かれる戦いはもちろんのこと、過去作のフラッシュバックシーンが出てきたり、次回作を連想させる構成だったりと、一度観たら全て網羅したくなるのも多くの人を惹きつけてやまない所以だろう。

「キングダム 運命の炎」
「キングダム 運命の炎」

(C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会

シリーズ3作目となった「キングダム 運命の炎」は、原作の中の「紫夏編」と「馬陽の戦い」を描いた内容。吉沢亮演じる秦国の若き王・嬴政は、なぜ中華統一を掲げるのか?その壮絶な過去が明らかにされる。信は伝説の英雄・王騎から命を受け、攻め入ってきた隣国・趙との馬陽の戦いで大きく成長を遂げる。夏の新作公開を楽しみにしつつ、シリーズ3作目を振り返ってみたい。

■吉沢演じる秦国の王・嬴政(えいせい)の過去に涙

(C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会

紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、「大将軍になる」という大志を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す美しき王・嬴政(後の秦の始皇帝)を描く大人気コミック「キングダム」。実写化第3弾「キングダム 運命の炎」は、過去の大虐殺に恨みを抱く趙国が秦に攻め入るところからストーリーが展開していく。

国の危機的状況の中、総大将を引き受けてもらうべく、王のもとに呼ばれたのは、秦の六代将軍・王騎。「あなたほど憎しみと恨みを身をもって感じた王はいない」と、王騎に中華統一の真意を問われ、嬴政の壮絶な過去が明らかになっていく。
敵国の人質になって、暴力や飢えに身も心もすり切れていた嬴政の少年時代も演じた吉沢は、クールな王の佇まいとは別人の演技。趙国から嬴政を救い出すよう依頼された闇商人の1人、紫夏(杏)との交流には感涙する人が続出した。

追手が迫る中、矢が身体に刺さっても馬を走らせ、命賭けで自分を守る紫夏の姿に、空虚だった嬴政の瞳に力が宿り、次の王になるべく覚醒していくシーンは強烈な印象を残す。そして、嬴政と王騎とのやりとりを影で聞いていた信の瞳にも、新たな強い光が宿っていく...。

■憧れの王騎の命を受けた勇者・信のダイナミックな戦いに興奮

秦の総大将・王騎から命を受けた信は、農民たちら、仲間で構成された「特殊100人部隊」のリーダーとして「馬陽の戦い」に臨むことになる。伝説の暗殺一族「蚩尤しゆう」の1人、羌瘣(清野菜名)も参戦する中、信は「修行の成果を見せる時だ」と、戦局に長けた武将・馮忌(片岡愛之助)の首をとってくるよう無茶ぶりをされ、「飛信隊」という名前を授けられる。

趙国との兵の数に尻込みする仲間たちを「俺たちは1本の矢だ。そうならなければ全員、死ぬ。そしたらお前らの村の人間もみんな死ぬんだ」と鼓舞する信もまた、嬴政の生き様を知ったことで、隊を束ねられる長として無謀な戦いに挑む。仲間たちに「行くんだ!」と背中を押され、馮忌というゴールをめがけて向かっていくダイナミックな戦闘シーンは、息を呑むような迫力と爽快感。王騎にタメ口を聞き、仲間が思わず引いてしまうほど恐れ知らずでポジティブ、真っ直ぐな性格そのまんまに成長していく信。そんな信と一体化している山崎のヒーローにふさわしい熱量マックスな演技とアクションに注目だ。

文=山本弘子

放送情報

キングダム 運命の炎
放送日時:2024年4月3日(水)17:45~
チャンネル:WOWOWプライム

放送日時:2024年4月7日(日)17:30~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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