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2024/04/11

牙狼<GARO>シリーズの最新作!主演・栗山航のアクションの変化にも注目の「ハガネを継ぐ者」

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「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」(ファミリー劇場)
「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」(ファミリー劇場)

2013年に特撮テレビシリーズ「牙狼<GARO>~闇を照らす者~」の黄金騎士ガロ・道外流牙役で俳優デビューを果たした栗山航。その後もテレビシリーズ「牙狼<GARO>GOLDSTORM- 翔」、映画「牙狼<GARO> 神ノ牙-KAMINOKIBA-」、そして最新作となるテレビシリーズ「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」まで、およそ10年にわたり、主人公・道外流牙を演じてきた。栗山自身、「牙狼から俳優としてのすべてを学び、根っこの部分をつくってもらった。自分を成長させてくれた作品」と語るなど、「牙狼<GARO>」シリーズへの思い入れの強さはひときわのようで、流牙を演じるのは「自分自身のライフワーク」と公言してはばからない。

ダークで独特な世界観、VFX技術を駆使した映像、ダイナミックなアクションシーンが魅力の「牙狼<GARO>」シリーズ。「牙狼<GARO>」シリーズとしては4年ぶり、道外流牙シリーズとしてはおよそ6年ぶりの最新作として2024年1月11日から放送を開始、その後も視聴者の予想を裏切り続け、手に汗握る展開が繰り広げられた「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」(全12話)だが、3月28日にクライマックスを迎えたばかりだ。

栗山演じる道外流牙は、守りし者として闇を照らし続ける黄金騎士ガロの称号を持つ魔戒騎士。特定の管轄をもたず、街から街へとさすらい、この世の闇に潜む魔獣"ホラー"の邪悪な陰謀を打ち砕くことを宿命づけられた流浪の旅人であるが、本シリーズでは、クレアシティを訪れた流牙が「破滅ノ門」の開門を阻止すべく、新たな戦いに身を投じるさまを描き出した。

牙狼<GARO>シリーズの最新作「ハガネを継ぐ者」
牙狼<GARO>シリーズの最新作「ハガネを継ぐ者」

⒞2024「ハガネを継ぐ者」雨宮慶太/東北新社

本シリーズには新キャラクターとして、仲野温演じる若き魔戒騎士・白羽創磨が登場。失踪した父の帰還を信じる創磨は、父の不在中は自分の手でクレアシティを守りたいという思いから、よそ者である流牙に反発する。だが、ここでの流牙は黄金騎士としての品格と自信を兼ね備えた存在として立っており、まるで師のように創磨を受け止め、導いていく。栗山自身も、初期の流牙のアクションには「若さゆえのがむしゃらさと、力任せに打ち込むところがあった」と振り返るが、本シリーズの流牙は、相手の力をうまく使い、動きを見切った上で打ち返すといった"達人"のアクションへと進化を遂げた。それゆえクライマックスに至る展開における、「ハガネを継ぐ者」というタイトルに込められた思いなども胸を熱くさせる。

当時、大学生だった栗山が「牙狼<GARO>~闇を照らす者~」で俳優デビューを果たしてからおよそ10年。俳優としてのキャリアはまさに「牙狼<GARO>」とともにある、と語る彼も今や俳優として地位を確立し、多くの映画、ドラマ、CMなどに出演してきた。本作は、雨宮慶太監督、横山誠監督が築いてきた道外流牙シリーズの世界観を、新たなクリエーターたちとともに紡ぎ出した作品となるが、新作の撮影現場には、本作から「牙狼<GARO>」に参加することになったスタッフが半数近くいたという。そこで彼らからは、栗山が「牙狼<GARO>」から学んだことを「教えてほしい」と頼まれることになったという。

まさに道外流牙という役柄同様、「牙狼<GARO>」とは何なのか、ということを伝える立場となり、脚本の段階から参加。アクションやセリフの細かい言い回しなど、多くのものを本作にもたらした。そんな俳優・栗山航としての成長ぶりもこのシリーズで注目したいポイントだ。

文=壬生智裕

放送情報

牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者
放送日時:4月26日(金)01:00~
放送チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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