NewJeansのダンスに「トッケビ」の名セリフも！大ヒット中の映画「破墓」で評価が高まるキム・ゴウンのチャーミングな素顔とは？

公開から約1ヶ月で観客動員数1000万人突破という異例の大ヒットを続ける韓国映画「破墓」でのシャーマン役が注目を集めているキム・ゴウン。「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」(2016年)での"トッケビの花嫁"ことウンタク役で日本でも爆発的な人気を得た彼女は、近年も「ユミの細胞たち」(2021年)や「シスターズ」(2022年)といったドラマで存在感を発揮する若手実力派の筆頭だ。

「破墓」でも役が憑依したかのようなお祓いのシーンが話題を呼んでいるゴウンだが、映画公開直前の2月16日には、韓国・KBSの「THE SEASONS-イ・ヒョリのレッドカーペット」に出演し、レアな歌唱パフォーマンスを披露。劇中とは180度異なる可愛らしい素顔を覗かせている。

韓国の人気アーティストがMCを務める「THE SEASONS」は、季節ごとにMC＆コンセプトが変更するという新しいスタイルの音楽番組。これまで第1シーズンのパク・ジェボムを皮切りに、JANNABIのチェ・ジョンフン(第2シーズン)、兄妹デュオのAKMU(第3シーズン)がMCを担当。そして現在放送中の最新シーズンのMCとして、K-POP第1世代を代表するガールズグループFin.K.L.(ピンクル)出身の歌姫イ・ヒョリが起用されており、大勢の観客の前で披露される、生バンド演奏と生歌パフォーマンス、軽妙なトークが注目を集めてきた。

ゲストも錚々たる顔ぶれが並んでおり、BTSのJ-HOPEやBLACKPINKのJENNIE(ジェニー)といったK-POPアーティストに加え、人気俳優たちも出演。最近でも"2023年最高の韓国ドラマ"との呼び声高いドラマ「ムービング」(2023年)のイ・ジョンハの出演が話題を集めたばかりだ。

大ファンであるイ・ヒョリと近所のバーで遭遇したことをきっかけに、今回の番組出演を決めたというゴウン。シン・スンフンとのデュエット曲や、2016年の映画「君が描く光」のテーマ曲やドラマ「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」(2016年)のOST(オリジナルサウンドトラック)に参加するなど、レコーディング経験は豊富だが、生歌はファンミーティングでしか歌ったことがないらしく、音楽番組でのパフォーマンスは非常にレアだ。

「お客さんの前で歌えるのか心配で...」と自分以外のファンもいる状況に不安げなゴウンだったが、2022年の10周年のファンミーティングで披露したNewJeansの「Hype Boy」の映像が会場に流れると、照れくさそうに笑顔を覗かせ、徐々にリラックスモードに。

さらに「ダンスをまだ覚えていますか？」というヒョリのムチャぶりから急遽パフォーマンスを披露する流れになると、おぼろげな振付の記憶を手繰り寄せながらも、ヒョリと顔を見合わせて楽しそうに踊る姿は非常にチャーミングで、見入ってしまう。

その後も、独学でギターをマスターしようとするも手が痛くなり断念したという等身大なエピソードや、「報酬に見合ったものを得るために全力を尽くす」という信念で臨む撮影現場での振る舞いなど、終始ニコニコとした表情でトークを展開。トップ女優とは思えないほど気さくでサービス精神たっぷりの素顔に、ヒョリも思わず「可愛い」を連発するほど、ゴウンの魅力に虜になっていたようだった。

ヒョリからのリクエストに応え、「トッケビ」でのウンタクのような笑顔で「サランヘヨ（愛しています）」とカメラ目線で言い放つと、最後はAdele(アデル)の「Make You Feel My Love」をピアノ伴奏に乗せてしっとりと歌唱。高音までしっかりと響かせる抜群の歌唱力に加え、誠実な人柄まで伝わってくるような優しい歌声で会場を包み込んだ。

文＝HOMINIS編集部