NCT 127、NCT DREAM、WayV、NCT WISH...知れば知るほどハマるNCTの魅力を、近年のカムバックでプレイバック！

7月7日にデビュー8周年を迎え、その直後にリリースした6枚目のフルアルバム「WALK」が反響を呼んでいるNCT 127。そして初の東京ドーム単独公演を成功させ、今も"ドリショ3"こと3度目のワールドツアー「2024 NCT DREAM WORLD TOUR ＜THE DREAM SHOW 3：DREAM( )SCAPE＞」の真っ最中のNCT DREAM。そんな世界を股にかける躍進ぶりは凄まじく、NCTの世界規模のファンダムは過熱する一方だ。

NCTといえば、"NCT最後のユニット"として結成された次世代グループ・NCT WISHや、中華圏出身メンバーを中心に構成されるWayV(威神V)も精力的に海外活動を展開。個性豊かなグループが存在するNCT全体が躍動している印象だ。

そんなNCTの各グループが韓国・KBSの音楽番組「ミュージックバンク」に出演した近年のカムバック回をまとめた番組が、「ミュージックバンクダイジェスト～NCT出演回」として8月18日(日)にKBS Worldにてオンエアされる。個性豊かな4組の最新パフォーマンスを見比べて、それぞれのオリジナリティに溢れた楽曲やグループの魅力に迫ってみたい。

平均年齢18.3歳という日本人4名、韓国人2名で結成されたNCT WISHからは、デビューシングルのタイトル曲「WISH」のフレッシュなパフォーマンス(#1197／2024年3月8日放送回)をピックアップ。7月1日に「Songbird」(日本2ndシングルの韓国語ver.)でデビュー後初のカムバックを果たしたばかりの彼らは成長著しいメガルーキー。グループのメインコンセプトである"清涼感"がたっぷり弾けるパフォーマンスが必見だ。

複数の言語を話すインテリ集団にして、抜群のビジュアルを誇るWayVは、5thミニアルバム「Give Me That」(6月3日発売)の同名タイトル曲のステージ(#1209／2024年6月7日放送回)をセレクト。"SuperM"にも選抜されたTEN(テン)を中心に繰り広げられる、華やかでファンキーなダンスには魅了されること必至だ。

最新アルバム「WALK」のカムバックの余韻も冷めやらないNCT 127は、前作「Fact Check」の同名タイトル曲を、療養中のTAEIL(テイル)を除いたメンバー8人で披露(#1182／2023年10月13日放送回)。

"イリチル"らしいパワフルなステージは中毒性のあるアフロリズムに乗せたバキバキのダンスが鮮烈！最新作のカムバックでは兵役中のため不参加となったリーダーのTAEYONG(テヨン)の存在感は抜群で、MARK(マーク)の巧みなラップ、DOYOUNG(ドヨン)、HAECHAN(ヘチャン)の美しいボーカルなど、各々の個性とパフォーマンススキルの高さに圧倒されてしまうはずだ。

8月にデビュー8周年を控えるNCT DREAMは一挙3曲をオンエア。3枚目のフルアルバム「ISTJ」の同名タイトル曲(#1173／2023年7月21日放送回）は、HIP HOPテイストのクールな楽曲を多彩な表情と動きで魅せるパフォーマンスに息を飲む。

そして「ISTJ」の先行公開曲「Broken Melodies」(#1169／2023年6月23日放送回)では、全身真っ白の衣装で揃えた7人が心温まる雰囲気でラブソングを熱唱。HAECHAN(ヘチャン)、RENJUN(ロンジュン)、CHENLE(チョンロ)の伸びやかなボーカル、バックダンサーも加えた大人数の独創的なパフォーマンスも相当に高い完成度だ。

5枚目のミニアルバム「DREAM( )SCAPE」のタイトル曲「Smoothie」(#1200／2024年3月29日放送回)は野性味が炸裂するハードな世界観で、サビの"スムージーをかき混ぜるような振り付け"が印象的。NCT 127と兼任するMARK(マーク)、HAECHAN(ヘチャン)の表現力も見事で、クールな格好良さと色っぽさが交錯するような緩急自在なダンスに、これでもかというほど魅了される。

活動範囲が年を追うごとにグローバルになり、世界にその名を轟かせているNCT。ハイレベルなパフォーマンススキルを持つメンバーの集合体であり、多彩なユニット活動で表現の幅を広げるNCTの底知れない魅力を体感してほしい。

文＝川倉由起子