2024/08/27
反町隆史や松嶋菜々子をはじめキャストが語る収録秘話が見られる番組「GTOスペシャル座談会」
2024年春、26年ぶりに復活し話題を集めた反町隆史主演のドラマ「GTO」。連続ドラマで生徒役だった小栗旬や窪塚洋介らが集結したこと、また反町と松嶋菜々子の夫婦共演が大きな話題となったが、当時の懐かしい映像が挟み込まれていたこともファンを喜ばせていた。そんな懐かしい映像をさらに見られるのが、9月26日(木)に日本映画専門チャンネルで放送される「GTOスペシャル座談会」だ。
連続ドラマのクランクアップから約2カ月ぶりに顔を合わせたという出演者たちが入れ替わり立ち替わり登場し、反町&松嶋と収録当時の思い出話を語り合う。池内博之や山崎裕太、徳山秀典ら生徒役の面々が緊張感のある現場でのエピソードを語れば、理事長役の白川由美や教頭役の中尾彬も充実していた撮影期間を思い返し、それがドラマの本編映像と共に紹介される。さらにNGシーンもふんだんで、1話の鬼塚英吉(反町)がハンマーで壁を壊す場面で実はハンマーが壊れてしまったことや、冬月あずさ(松嶋)に平手打ちをくらう場面では何度もやり直していたことが公開される。そんな臨場感たっぷりの映像&裏話を全話にわたり展開するのだから、満足度の高いことこの上ない2時間スペシャルとなっている。
とにかく若いパワーと勢いが感じられる座談会。生徒役の俳優陣から投げかけられる言葉に真剣に、時に照れくさそうにこたえる反町。劇中で鬼塚は生徒のことを「友達」と表現するが、まさにその通り、1つのチームとしての絆がうかがえた。NGシーンに時折入って来る監督やスタッフの声もまた、現場の熱が伝わって来るもので、雰囲気の良い撮影だったことがうかがえる。特に反町と松嶋はNGシーンでも座談会でも、目を合わせて笑い合い、何でも言い合える間柄なのだと感じた。この作品をきっかけに後に人生のパートナーとなった2人。こんな風に信頼関係を築いていったのかと思わず独り言を口にしてしまうほどだ。
番組の終盤には、視聴者から届いたはがきを紹介。「ドラマを見て学校に行くようになった」というメッセージに感激する一同。出演者だけでなく、「GTO」が人生を変えた、分岐点となったファンがいる。それほどにこの作品の影響力は大きかったのだ。そして何より、間違いなく反町の代表作となった。主題歌の「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」も大ヒットを飛ばした。スペシャルドラマや映画も制作された。この大きなムーブメントをけん引したのは反町に違いない。バイクにまたがる姿も生徒と無茶するのも、腐った大人たちに活を入れるのも、しびれるほどにかっこいい。その姿は...まさにグレイトだぜ!
文=石塚ともか