2024/10/01
運命のプロ野球ドラフト会議! 宗山塁、金丸夢斗、西川史礁、中村優斗の大学生BIG4をはじめ、今年の注目選手をチェック
今年の目玉選手の交渉権はどの球団が獲得するのか? いよいよ、10月24日(木)にプロ野球のドラフト会議が開催される。スカイAでは、最も注目が集まる1位指名から12球団の最終指名、さらには育成選手指名まで「運命の日」を最初から最後まで余さず中継。球界の未来を担うスター選手たちの誕生の瞬間を送る。今夏、注目のドラフト上位候補を、大学、高校、社会人・独立リーグに分けて紹介する。
■大学生は侍ジャパンのトップチームに選出された即戦力の4人に注目
プロで即戦力として期待できる好素材が投手、野手そろっている。注目したいのは、飛び級で侍ジャパンのトップチームに選出された実績を持つ宗山塁(明治大)、金丸夢斗(関西大)、西川史礁(青山学院大)、中村優斗(愛知工業大)の4人だ。
中でもスカウトから熱視線を浴びるのが、宗山と金丸だ。宗山は攻守でハイレベルなパフォーマンスを見せる遊撃手で、春季リーグ戦はケガの影響で出場試合数が限られてしまったが、順調であれば高山俊(明治大学出身・元阪神)の持つ六大学野球歴代最多安打(131安打)更新も狙えたほどの逸材。一部のスカウトからは獲得できれば10年間ショートのポジションは安泰との声が上がるほど、期待値は高い。金丸はサウスポーから繰り出される154キロの直球と多彩な変化球が武器で、今年の春期リーグまでで通算は20勝3敗(39試合)、防御率0.88という圧倒的な数字を残している。
2人に続くのが、西川と中村。西川は東都大学リーグ四連覇を狙う青学の主砲で、豪快なフルスイングと勝負強いバッティングが売りの外野手。中村は最速159キロの直球と落ちる球で三振を量産する本格派右腕だ。
■高校生は甲子園を沸かせた将来のスター候補たちに期待
大学生に続くのは高校生。期待は選抜準優勝投手の今朝丸裕希(報徳学園高校)。188cmの長身から繰り出される151キロの直球と落差のあるフォーク、高い制球力が武器の世代随一の右腕だ。また、野手では高校通算26本塁打を放っている石塚裕惺(花咲徳栄高校)が今年の高校生No.1バッターとの呼び声が高い。先日開催されたU-18アジア選手権で四番ショートとして活躍。パワーとスピードも兼ね備えており、将来の主軸候補としての期待が掛かる。
ほかにも150キロ近い直球と変化球を操り、198cmという長身の大型左腕・藤田琉生(東海大相模高校)や、名門広陵高校で1年春からエースナンバーを背負った高尾響投手、今年のセンバツでチームを優勝に導いた強肩強打の捕手の箱山遥人(健大高崎高校)、新基準の飛ばない金属バットでセンバツ第1号ホームランを放ったモイセエフ・ニキータ外野手(豊川高)など、将来性の高い選手の指名に注目したい。
■社会人・独立リーグには少数精鋭ながら投手・捕手に即戦力選手がそろう
例年以上に即戦力の大学生に話題が集まり、高校生の有望株も多いという背景から、社会人・独立リーグからの指名は少数精鋭となりそうだ。まず注目したいのは、侍ジャパンU-23代表でキャプテンを務めた強肩強打の捕手・野口泰司(NTT東日本)と、正確なスローイングの強肩捕手の石伊雄太といった大卒2年目捕手。即戦力として期待される投手も多く、豊富な変化球で打者を翻弄(ほんろう)する伊原陵人(NTT西日本)や、高い制球力と緩急の効いたピッチングが魅力の吉田聖弥(西濃運輸)、BCリーグで最多勝と奪三振のタイトルを獲得した安里海といった左腕に期待が掛かる。また、都市対抗野球で活躍した三菱重工Westの右腕投手の竹田祐、鷲尾昴哉、西隼人にも注目したい。
文=宮澤祐介
放送情報
2024プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD
放送日時: 10月24日(木)16:30~
チャンネル: スカイA
※放送スケジュールは変更になる場合があります