2024/10/11
ホン・ジョンヒョンの誠実な御曹司役がハマリ役!「愛のあとにくるもの」にも通ずる献身的で一途な恋心にも魅了
10月11日(金)より日本で配信を開始する韓国発のラブストーリー「愛のあとにくるもの」。W主演を務める坂口健太郎とイ・セヨンが織りなす純愛模様が期待を集める同作において、ヒロインを一途に愛する青年ミンジュン役を演じているのがホン・ジョンヒョンだ。
「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」(2016年)や「絶対彼氏。<完全版>」(2019年)、「恋の株価は上昇中!?~STOCK STRUCK~」(2022年)、「私たちの人生レース」(2023年)など、これまで多彩なジャンルのドラマでキャリアを重ねてきたホン・ジョンヒョン。時代劇からラブコメまで幅広く演じる彼の"誠実で献身的な年下男子っぷり"に胸をときめかされる作品といえば、韓国で最高視聴率35.9%の大ヒットを記録した「世界で一番可愛い私の娘」(2019年)だ。
女手一つで娘を育てた母と個性豊かな3姉妹が贈る、笑いあり、涙あり、ロマンスありのハートウォーミングなホームドラマ「世界で一番可愛い私の娘」。3姉妹の次女で、大手企業ハンソングループの部長職に就くキャリアウーマンのミリを、「ペントハウス」シリーズでの悪女役で再ブレイクしたキム・ソヨンが務め、ホン・ジョンヒョン演じる新入社員テジュとミリの"立場"を超えたロマンスが幕を開ける。
テジュは実は財閥ハンソングループの御曹司なのだが、その事実を隠して入社試験を受け、首席合格した有能な新人。何事も臆さない性格から空気の読めない発言をすることもあり、その物怖じしない態度に最初は苛立つミリだったが、次第に彼の誠実な姿に癒され、2人の間には職場の先輩後輩以上の空気が漂い始める。自分にも他人にも厳しく常に気を張って生きるミリの心の隙間に入り込むテジュを、ホン・ジョンヒョンは真っ直ぐな魅力で好演している。
ストーリーの軸となるのは、数々の韓国ドラマで母親役を演じてきた大女優キム・ヘスク扮するパク・ソンジャを取り巻く人情味あふれる人間模様。韓国の庶民的料理"ソルロンタン"の食堂を営むたくましい母・ソンジャの下で愛されて育った3姉妹それぞれの、人生の厄介ごとに振り回されるエピソードの数々が共感を誘う。
そんな本作の"ロマンスパート"ともいえるミリとテジュの関係性。ミリにストレートに告白をしたり、「部下のくせに」と言うミリの口を封じるようにキスをしたりと、時に年下とは思えない大胆な言動で"キュン"を連発する。
実直な仕事ぶりでオーナー一家の御曹司であることをミリに知られずに過ごしてきたテジュだったが、中盤以降、その身の上が発覚した後は2人の関係に暗雲が立ち込める。一度は結婚まで決意した歳の差カップルの行方と、テジュの抑えきれない感情が次第にむき出しになっていく過程は見逃せない。
モデル出身のホン・ジョンヒョンだけに新入社員らしいスーツ&リュック姿も様になっていて、その爽やかな笑顔にはミリ同様に癒されること必至。まさに"バリキャリ"の代表というようなミリがつい心を許してしまう、彼の誠実な年下男子っぷりを堪能してほしい。
文=川倉由起子