パク・ボヨンの涙のスピーチ...「今日もあなたに太陽を」「コンクリート・ユートピア」などヒット作が続く韓国トップ女優としての存在感
間もなく30歳半ばとは思えないほどキュートな魅力に溢れ、主演したNetflixシリーズ「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~」の好演も記憶に新しい人気女優パク・ボヨン。
かつては"国民の妹"と称された彼女も、最近ではアカデミー賞国際長編映画部門の韓国代表にも選出された映画「コンクリート・ユートピア」でパク・ソジュンと夫婦を演じ、シリアスな演技で魅了。アジア最大級の映画祭として知られる第29回釜山国際映画祭(10月2日~11日開催)でも開幕式のMCやスペシャルイベントに登壇するなど、韓国を代表する演技派女優としての地位を確立している。
(C)KBS
そんなボヨンが"韓国トップ女優"としてのステータスを証明したアワードが、今年7月に開催された「第3回青龍シリーズアワード」だ。
2022年に新設されたこのアワードは、NetflixやDisney+(ディズニープラス)、Coupang Play、Kakao TVなどの配信サービスでオリジナルストリーミングシリーズとして公開されている作品を対象とした授賞式。3回目となる今回も、活況の韓国コンテンツ業界を象徴する華やかなイベントとなった。
(C)KBS
オープニングを飾ったのは、We Dem Boyzとパク・ナムジョンによる打ち上げ花火のような祝賀ステージ。その盛り上がりぶりは、「少年時代」(Coupang Play)で主演男優賞を獲得したイム・シワンがスピーチで受賞の喜びもそこそこに「お祭り気分で楽しみました」とコメントしたほど。祝賀公演には、他にも(G)I-DLE(ジー・アイドゥル)やパク・ジェボムらがパフォーマンスを披露し、会場中のスターがノリノリで拍手喝采する様子が映し出された。
(C)KBS
(C)KBS
そんな華やかな授賞式において誰よりも輝きを放ったのがパク・ボヨン。「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~」で主演女優賞を獲得し、涙をこらえながらスピーチに臨んだ。
精神病棟を舞台とし、メンタル疾患にフォーカスが当てられた同作だけに、撮影中はボヨン自身も悩み、苦しんだよう。「誰かに共感と労りの気持ちを届けたいと思い、出演した作品でした。演じていて、とても辛かったです」と噛みしめるように語り、スピーチの最後に「もし、暗く長い夜を過ごしている方がいらっしゃるなら、どうか最後まで耐えて、朝を迎えてほしい」と真摯に語り掛ける姿に、温かい拍手が巻き起こった。
(C)KBS
また、大賞を含む最多の3冠に輝き、華やかなスポットライトを浴びていたのが、"2023年最高の韓国ドラマ"と絶賛されたDisney+の「ムービング」チームだ。何より今作で超人的な能力を持つ高校生を演じ、一躍ブレイクしたイ・ジョンハ&コ・ユンジョンの2人は格別の注目を集め、新人男優賞&新人女優賞をカップル受賞。ストリーミングシリーズの影響力の大きさを改めて印象づけた。
(C)KBS
(C)KBS
昨年はチャウヌが受賞し話題を集めたTIRTIR人気スター賞には、Netflixのリアリティ番組「脱出おひとり島」シリーズで人気が爆発したDEXや「殺人者のパラドックス」(Netflix)のチェ・ウシク、(G)I-DLEのミヨンら、今年も多彩なジャンルのスターが勢ぞろい。
(C)KBS
(C)KBS
また、昨年大賞を受賞した「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」(Netflix)のソン・ヘギョ、主演女優賞に輝いた「アンナ」(Coupang Play)のペ・スジらがプレゼンターとして登壇し、美しいドレス姿でステージを華やかに彩った。
(C)KBS
(C)KBS
今をときめく韓国スターが一堂に会した「第3回 青龍シリーズアワード」。この日"主役"の1人としてスポットライトを浴びたパク・ボヨンは、TIRTIR人気スター賞の受賞で同じステージに上がったチェ・ウシクと共演するNetflix新シリーズ「メロムービー」が進行中。彼女の絶好調のキャリアから生み出される新たな名作を楽しみにしたい。
文=酒寄美智子
放送情報【スカパー!】
第3回 青龍シリーズアワード
放送日時:2024年10月26日(土)17:20~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
こちら
関連人物から番組を探す
-
2025/10/29ウォニョンの流暢な英語対応も...IVEのワールドクラスな実力が露わになった、「ロラパルーザ・ベルリン」の"熱狂"の舞台裏
-
2025/10/28「マジで?」「一体なぜ?」...ビル・ゲイツの登場に騒然!70歳を迎える今も続けるルーティンや、慈善家としての"使命感"を包み隠さず明かす
-
2025/10/153年ぶりのドラマ復帰作「華麗な日々」が好調のチョン・イル、「(人生の)伴走者」と全幅の信頼を寄せる、"無二の親友"の存在
-
2025/10/07ラン(伊藤蘭)、スー(田中好子)、ミキ(藤村美樹)...キャンディーズの色褪せない魅力が凝縮!「電線音頭」や「しらけ鳥音頭」など、社会現象を巻き起こした昭和バラエティの面白さ