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2024/11/20

本番に向けた各大学の意気込み&過去の名場面も満載!ファン必見の「箱根駅伝101回目のSTORY」

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2025年1月に第101回大会を迎える箱根駅伝。大正時代に始まり、昭和、平成、令和とつながれてきたこの大会は、今やスポーツイベントの枠を超えて、日本の正月に欠かせない風物詩となっている。10月に開催された予選会では、立教大学、専修大学、山梨学院大学など10校が出場権を獲得した。10位の順天堂大学と11位で出場権を逃した東京農業大学との合計のタイム差は、わずか1秒という激戦。有力視された東海大学の10番目の選手が、ゴール手前10mで棄権を余儀なくされるという衝撃的な場面もあり、あらためて箱根駅伝の厳しさを痛感させられた。

今年も日テレジータスでは、青山学院大学、駒澤大学、早稲田大学をはじめ、第101回大会に出場する全20大学の「過去」から「現在」の物語を、1大学あたり30分にまとめたオリジナル番組「箱根駅伝101回目のSTORY」を放送する。ファンを興奮させた懐かしの名場面の数々から今大会に向けた最新情報まで、見どころ満載だ。

青山学院大学編では、2004年に箱根路復活を期して就任した原晋監督が5年目で迎えた悲願の予選会突破の瞬間、その後第91回大会の初優勝からはじまる圧倒的な強さの歴史を、劇的なレース展開とともに振り返る。今でこそ常勝軍団とされる青山学院大学だが、原監督の就任当時は選手集めにも苦労した。強豪高校には箱根での実績の無さを指摘されて入学を断られるケースも多く、監督の母校・世羅高(広島)と出身大学の系列である中京大中京高(愛知)を中心に辛うじて選手をそろえていた。そんな苦しい時期を乗り越えての予選会突破、さらには初優勝であったから感慨はひとしおだったはず。

駒澤大学編も興味深い。第43回大会(1967年)の初出場以来、58年連続出場を継続している同校。番組では62回大会に当時27歳で出場した大八木弘明(3年)の雄姿も見られる。花の2区区間賞を獲得した大八木前監督の貴重な映像は、まさに"お宝"だ。さらに現監督・藤田敦史(4年)らの力走が実を結んだ第75回大会での初の往路優勝をはじめ、貴重なシーンが満載だ。主将の篠原倖太朗を中心に前回大会総合2位からのリベンジに燃える「平成の常勝軍団」の現在にも注目。

出場回数第5位で、4回の総合優勝は4回を誇る東洋大学編も見逃せない。知将・酒井俊幸監督が選手として挑んだ箱根での力走、第76回大会の9区鶴見中継所での無念の繰り上げ、さらには通称「山の神」こと、柏原竜二らを擁して圧倒的な強さを見せた栄光の時代もたっぷり。今年のチームが掲げるスローガンは、「鉄紺の覚醒」。主将・梅崎蓮(4年)がひときわ期待を寄せる、「復活のキーマン」も番組内で明かされる。

10月の出雲駅伝を制して意気上がるのは國學院大學。初出場の第77回箱根駅伝、大混戦の中で悲願のシード権を死守した第87回大会をはじめ、近年の躍進をレース映像で振り返る。第87回大会10区では、当時1年の寺田夏生が単独8位に位置し、残り150m地点で中継車につられてコースを間違えるアクシデントがありながら、3秒差で10位を守った。この場面は大会の歴史に残るシード争いの激戦として語り継がれている。今大会では、絶対的エース・平林清澄(4年)らを擁して優勝候補の一角とされるが、山本歩夢(4年)、青木瑠郁(3年)も含めた意気込みも密着取材で語られる。

「オレンジエクスプレス」こと古豪・法政大学は、悲運のエース徳本一善の印象が強い。圧倒的な走りで当時の陸上界を席巻したが、2002年の第78回では無念の途中棄権でファンの涙を誘った。今大会に向けて好調なチームを率いる坪田監督、エース・武田和馬(4年)、カギを握る大島史也(3年)らが意気込みを語る。

ほかにも駅伝の人気が高い名門・早稲田大学、第97回大会で総合2位に躍進し旋風を巻き起こした創価大学など、どの大学も貴重な映像満載で見ごたえ十分。本大会に向けた監督や選手たちの貴重な肉声も聞けるため、箱根駅伝のファンにとって、気分を高めながら本番を待つにはこれ以上のコンテンツはないだろう。



放送情報

箱根駅伝101回目のSTORY

2024年12月1日(日)19:00~

放送チャンネル:日テレジータス

※放送スケジュールは変更になる場合があります



文=渡辺敏樹

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