大賞連覇したSEVENTEENメンバーの涙の誓いも...TOMORROW X TOGETHERやENHYPEN、ZEROBASEONEメンバーの成熟ぶりも際立つ歴代級のステージ
11月22日・23日(日本時間)に開催され、25周年という節目を迎えた「2024 MAMA AWARDS」。世界音楽市場の中心地であるアメリカに進出したことでも話題を集めた今年は、アカデミー賞授賞式でもお馴染みのLAのドルビー・シアターを皮切りに、日本の京セラドーム大阪でもリレー開催。その模様が全世界に生中継され、計42の国と地域でX(旧Twitter)のトレンド入りを果たすなど、凄まじい反響をもたらした。
記念すべきアメリカ進出を祝うかのように、Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)やBruno Mars(ブルーノ・マーズ)といったグラミー賞アーティストによるビッグコラボも大いに話題となったが、中でも会場の感動をさらったトピックと言えば、SEVENTEENメンバーによる涙の2年連続"大賞受賞"ではないだろうか。
■BTSメンバーも相変わらずの存在感!SEVENTEENの涙のスピーチが感動を誘う「MAMA」の名シーン
「MAMA」の数あるトロフィーの中でも、毎年最も熱い注目を集めるのが、その年を代表するアーティストに贈呈される"4大大賞"――「Album of the Year(今年のアルバム賞)」「Song of the Year(今年の歌賞)」「Artist of the Year(今年の歌手賞)」「Fans' Choice of the Year」の行方だ。
まず、「Song of the Year(今年の歌賞)」で初の大賞に輝いたのが、開催直前にデビュー4周年を迎えた4人組ガールズグループ・aespa(エスパ)。
韓国主要チャートで首位の歴代最長記録を叩き出すなど、一大旋風を巻き起こした「Supernova」で栄誉を手にしたメンバーたちは、他にも「BEST FEMALE GROUP」や「BEST CHOREOGRAPHY」など最多6冠を獲得。「今年は大賞を目標にしていました。その夢が叶ってとても幸せです」と受賞の喜びを語ったリーダーのKARINA(カリナ)に続き、WINTER(ウィンター)、GISELLE(ジゼル)、NINGNING(ニンニン)も初の大賞受賞への想いを1人ずつ言葉にした。
また2018年の創設以来、BTSが独占している、ファンが投票できる「Fans' Choice」部門の大賞「Fans' Choice of the Year」(『Worldwide Icon of the Year』より改名)は、BTSのJIMIN(ジミン)がソロで受賞した。
他にも、JUNG KOOK(ジョングク)が「BEST MALE ARTIST」「BEST DANCE PERFORMANCE MALE SOLO」に輝くなど、兵役中にあっても新曲のリリースが相次ぐBTSメンバーの影響力は以前のまま。JIN、J-HOPEと年長組のメンバーが続々と除隊を迎え、いよいよ2025年中のグループ活動再開に期待が高まる中、その絶大な人気ぶりを証明してみせた。
そして、今年の「MAMA」で大きな感動を生んだのが大賞連覇を果たしたSEVENTEEN。昨年に続き「Album of the Year(今年のアルバム賞)」、さらに初となる「Artist of the Year(今年の歌手賞)」の2つの大賞を含む5冠を達成すると、受賞の瞬間メンバー全員で喜びを共有するようにハグを交わしていたのが印象的だった。
そして、「13人で賞を頂けたらもっと良かったのに...。この気持ちを会って伝えようと思います」と、涙を浮かべたのはリーダーのS.COUPS(エスクプス)。兵役中のJEONGHAN(ジョンハン)とスケジュールのため不参加となったJUN(ジュン)への熱い思いを吐露した。
さらに、「賞をもらう度になぜこんなに胸が締め付けられるのか...」と感極まって涙を見せたのが、作詞作曲を手がけるグループの大黒柱・WOOZI(ウジ)。受賞直前の22日に28歳の誕生日を迎えた彼は、「最高の誕生日プレゼント」と喜びを表す一方で、「10年以上音楽を作り続けていて、たったの1度も音楽の研究を怠ったことはないと自信を持って言えます」と断言していた姿の頼もしいこと!
"CARAT(ファンネーム)"に対して、「良いアルバムを作ること」と「13人で力強く進むこと」を誓った彼の力強い言葉に、改めて感動したファンも多かったことだろう。
■CARATを熱狂の渦へ...大賞連覇も納得のSEVENTEENの圧巻のステージ
そんなSEVENTEENは2年連続の大トリとしてパフォーマンスを披露。MINGYU(ミンギュ)がステージをゆっくりと歩きながら登場し会場を沸かすと、ロボットが振るうタクトをHOSHI(ホシ)へと繋ぐというオリジナル演出から「MAESTRO」へ。アグレッシブなラップに、伸びのあるボーカル、そして11人の動きがピタッと揃った迫力のダンスまで、火柱が上がりレーザーが飛び交うド派手なステージを展開した。
さらにダークな色気を爆発させた「Ash」から"マンネ(末っ子)"のDINO(ディノ)の重力を無視したかのような躍動感あふれるムーブが炸裂したソロのダンスブレイクを挟み、最新曲「LOVE, MONEY, FAME (Feat. DJ Khaled)」へと突入。
それまでのハードな表情とは打って変わり、笑顔を浮かべながら爽やかな魅力をアピール。抜群のクオリティから会場を盛り上げるライブ巧者ぶりまで、大賞2冠に相応しい堂々たるステージでCARATを熱狂の渦へと誘った。
■TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、ZEROBASEONEが貴重なコラボや独創的なステージを披露
また今年の「MAMA」で存在感を放っていたのが、年末の「第75回NHK紅白歌合戦」への初出場でも注目を集めている5人組ボーイズグループ・TOMORROW X TOGETHER。
"K-POP第4世代"きっての実力者として知られる最年長メンバー・YEONJUN(ヨンジュン)は"CHAPTER1"のオープニングに単独出演し、今年リリースしたソロ曲「GGUM」を披露。ロボットアームがステージに立ち並ぶ異様な光景の中、ダイナミックなダンスと気迫みなぎる圧巻のステージで日本公演の火蓋を切った。
この日、リーダーのSOOBIN(スビン)が体調不良により欠席し、4人での出演となったメンバーたちは、「Ponta Pass GLOBAL FAVORITE ARTIST」受賞のスピーチで、「賞を持って見せに行くね」とTAEHYUN(テヒョン)らがメッセージを贈る場面も。王子様テイストの衣装で登場したパフォーマンスでは、「Deja Vu」に加え、11月にリリースしたばかりのTOMORROW X TOGETHER流のラブソング「Over The Moon」を披露。白い布を用いた独創性豊かなパフォーマンスなど、彼ららしいファンタジックで儚げな世界観をステージ上に浮かび上がらせた。
またBEOMGYU(ボムギュ)とHUENINGKAI(ヒュニンカイ)は、ENHYPENのJAY(ジェイ)、ZEROBASEONEのKIM TAE RAE(キム・テレ)、HAN YU JIN(ハン・ユジン)と結成したコラボバンド"自己発光TOENZE"として「Left-hander (MAMA ver.)」を披露。ドラムを担当したHUENINGKAI、ベースを演奏するBEOMGYUはリズム隊としてバンドを盛り立て、「MAMA」でしか実現しえない一夜限りのバンド演奏で貴重なモーメントを演出していた。
一方、TOMORROW X TOGETHERの後輩にあたるENHYPENも、「MAMA」開催直後の11月30日にデビュー4周年を迎え、今がまさに躍進の時期。3度目となる自身最大規模のワールドツアー「WALK THE LINE」が各地で反響を呼ぶ中、この日は「XO (Only If You Say Yes)」、「Brough The Heat Back」など3曲を披露した。
パフォーマンスの要である"マンネ(末っ子)"の日本人メンバー、NI-KI(ニキ)とダンサーのBADA LEEによるバトルのように激しいダンスコラボに始まり、フィギュアスケーター出身としても知られる表現力豊かなSUNGHOON(ソンフン)が棺の中から登場し、鮮血に染まったシャツのままパフォーマンスするという"ヴァンパイア"の世界観を表現したパフォーマンスに会場中が魅了。
さらに、こちらも11月にカムバックしたばかりの2nd Studio Album「ROMANCE:UNTOLD」のリパッケージアルバムの中から、タイトル曲ではない「Daydream」をサプライズ披露し、成熟度が増したステージングで実力を示した。
他にも、「Fans' Choice」部門のTOP10に第5世代のボーイズグループとして唯一選出されたZEROBASEONEは、今年新設された「WORLDWIDE KCONERS' CHOICE」を含め3冠に輝くなど躍動。"CHAPTER2"では、映画「ロミオとジュリエット」をモチーフに9人のロミオに変身したメンバーたちが芸術性の高い"CINEMATIC STAGE"を繰り広げ、その成長ぶりを印象付けた。
今年のセンターステージは360度の舞台とLEDを活用した演出が異彩を放っており、彼らに限らず、コンセプチュアルで「MAMA」独自のドラマティックなステージが多数誕生。Mnetにて放送される「2024 MAMA AWARS 字幕版」でその華やかなパフォーマンスの模様を振り返りつつ、K-POPの圧倒的なエネルギーを体感したいところだ。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
2024 MAMA AWARDS US(字幕版)
放送日時:2024年12月13日(金)22:30~、2025年1月2日(木)20:00~
2024 MAMA AWARDS JAPAN CHAPTER1(字幕版)
放送日時:2024年12月14日(土)22:30~(20:30~レッドカーペット)
2025年1月3日(金)1:00~(1月2日(木)23:00~レッドカーペット)
2024 MAMA AWARDS JAPAN CHAPTER2(字幕版)
放送日時:2024年12月15日(日)22:30~(20:30~レッドカーペット)
2025年1月4日(土)1:00~(1月3日(金)23:00~レッドカーペット)
チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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