チ・チャンウクの原点！先輩ユ・ヨンソクとミュージカルの聖地・大学路(テハンノ)を巡りながら語り合うキャリア初期の思い出

「最悪の悪」や「江南Bサイド」といった裏社会を題材にしたハードな役柄に挑み、近年は"アジアの貴公子"のイメージを覆す新たな魅力を開花させているチ・チャンウク。昨年10月には日本3枚目のシングル「SHINY TRIP」をリリースするなど音楽活動にも精力的で、4月には東京・大阪で"Wooki Wooki"と題したコンサートツアーも控えている。

そんなアーティストとしての一面も持つチャンウクだが、もともとキャリアの出発点はミュージカル。同じくミュージカルでも活躍する4歳年上の俳優ユ・ヨンソクがMCを務めるバラエティ「新・暇さえあれば」にゲスト出演し、キャリア初期を振り返った貴重なトークが話題を集めた。

「新・暇さえあれば」は、ユ・ヨンソクが韓国の国民的MCとして知られるユ・ジェソクとタッグを組み、"すき間友だち"と呼ばれる各回のゲストと共に、応募してくれた人たちの"すき間時間"に会いに行きミッションを遂行するバラエティ。「2024 SBS芸能大賞」でユ・ジェソクは大賞、ユ・ヨンソクは新人賞に輝いた。好評だった前シーズンに引き続き、韓国で昨秋にスタートした今シーズンも、パク・シネ(#1)、イ・ソジン(#2)、キム・ナムギル＆イ・ハニら「熱血司祭2」チーム(#3)、「その電話が鳴るとき」でユ・ヨンソクと共演したチェ・スビン(#5)...といった豪華な顔ぶれが"すき間友だち"として登場し、トークやゲームを楽しんでいる。

3月6日(木)にKNTVにて日本初放送される「#4」には、チ・チャンウクがゲストとして登場する。待ち合わせ場所はソウルの"ミュージカルの聖地"として知られる大学路(テハンノ)。小劇場が立ち並ぶ街で、チャンウクが学生時代にデビューしたミュージカル「火と水」が上演された縁のある土地でもある。

待ち合わせ場所に爽やかに現れたチャンウクに、ヨンソクも思わず「すごく格好いいね」と迎え入れ、ジェソクも「チャンウクが来るから今日はテハンノだったんだな」と納得の表情を見せる。まだ共演はないというヨンソク＆チャンウクだが、オープニングでは「ボーカルトレーナーの先生が同じで、ヨンソクさんの話をたくさん聞きました」とチャンウクが明かすなど、2人の共通点をきっかけにトークに花を咲かせていく。

「賢い医師生活」で共演したチョ・ジョンソクと共に挑んだミュージカル「ヘドウィグ」役も記憶に新しいヨンソクとチャンウクの2人が、"ミュージカルの聖地"で顔を合わせたとあって、トークも自然とミュージカルの話題へ。チャンウクが学生時代にテハンノ駅前の"マロニエ公園"で入隊する学生俳優仲間の剃髪式を行ったという青春エピソードが飛び出したりと、ミュージカル俳優同士ならではの貴重な舞台裏トークに話が弾む。

テハンノの繁華街を散策し、食事しながら世界的ヒット曲「APT.」で有名になったお酒の席のゲーム"アパトゥ・ゲーム"を楽しんだり、チャンウクが最近フリマアプリでポケモンシールを大量購入した驚きのエピソードを明かしたりと、プライベート感満載の時間を楽しんだ3人。

劇場街では、チャンウクが「『スリル・ミー』という公演で(カン・)ハヌルとペアだったんですが、公演が2時間だったとしたら3時間はサインしてました」と当時のエピソードを懐かしそうに明かす場面もあり、かつて"劇場の貴公子"だった頃の思い出を振り返った貴重なトークは必見だ。

番組の終盤では、ミュージカル俳優たちが実際の"すき間時間"に緊張をほぐすためにしているとSNSで話題となったゲーム"コップ蹴り"にも挑戦。サッカーのリフティングの要領で紙コップを蹴り合う3人の表情は、まるで童心に返ったよう。キャリア初期の思い出トークしかり、先輩たちと無邪気にゲームに興じる意外な素顔しかり、チャンウクの青春時を思い起こさせるような瞬間が随所に散りばめられていた。

文＝酒寄美智子