熱狂を呼んだ東方神起のメモリアルライブ...真っ赤に染まった東京ドームの光景が物語る、ユンホ＆チャンミンが築き上げてきた「20年」

今年4月27日に日本デビュー20周年を迎えた東方神起。2024年11月から2025年3月にかけて開催された節目を祝う全国8都市19公演のアリーナツアー「東方神起 20th Anniversary LIVE TOUR ～ZONE～」、そのフィナーレを飾った東京ドーム3Days(4月25～27日)の熱狂と余韻はいまだ冷めやらない。

■東方神起の20周年を祝う"レッドオーシャン"も...！ファンの歓喜に揺れた東京ドーム公演

20年前に日本デビューシングルを発売したメモリアルデーである最終日公演の模様はＷＯＷＯＷで生中継もされ、大勢のファンがその"伝説"を見届けた。圧巻の歌唱力とパフォーマンス力、他の追随を許さぬカリスマ性――音楽シーンのトップを走り続けてきた2人の"聖地"東京ドームのステージは今回も王者の実力を存分に見せつけるものだった。

"伝説"の幕開けを飾ったのは、20周年を記念したオリジナルアルバム「ZONE」に収録された、オルタナティヴでエネルギッシュなロックナンバー「T.R.H.M」。彼らのライブはいつもオープニングから最高潮の空気を作り出し、その後も"本物"の景色を次から次へと見せてくれる。

愛される名バラード「シアワセ色の花」では温かい歌声に涙を拭うファンが続出し、代表曲「Why?（Keep Your Head Down）」は年月を重ねても変わらない力強いステージに場内が大興奮。多様なジャンルの楽曲を全て完璧にパフォーマンスし、全身全霊だからこそ伝わる凄みや人間味のある温かさも東方神起ならでは。

東京ドーム3Daysを締めくくった最終日のWアンコールでは、彼らの軌跡において意味深い1曲「Begin ～Again Version～」を披露。楽曲を通して届けられる真心のこもったメッセージも東方神起のライブが胸を熱くする理由の一つといえるだろう。

■親交の深い俳優・満島真之介を相手に当時の心境を吐露...東方神起の"20年"を語り尽くす特別番組が3ヶ月連続OA！

今回の3Days公演をもって東京ドーム公演数33回を数え、自身が持つ海外アーティスト史上最多記録数を更新したことも大きな話題に。その新たな伝説の余韻に浸るファンにとって見逃せない特別番組「東方神起 20th Anniversary Special Program Vol.1～3」が5月24日(土)より3ヶ月にわたってＷＯＷＯＷにて放送・配信される。2人と親交の深い俳優・満島真之介を迎え、2012年から始まった東方神起のアリーナツアーのライブ映像やドキュメンタリー映像で彼らの軌跡を辿っていく。

Vol.1のオープニングでチャンミンに"友達"と紹介された満島は、「皆さんがまだ見たことのない2人を深掘りしていきます」と気合十分。ユンホも「ワクワク！」と笑顔を見せ、そこから3人の仲の良さが窺える息ピッタリのトークが繰り広げられる。

2012年のツアー(「東方神起 LIVE TOUR 2012 ～TONE～」)以降のライブ映像のハイライトを見ながら、2人は満島からの質問に答え、当時の心境を吐露する場面も。2013年に海外アーティストで初めて実現させた日産スタジアム公演の思い出など、彼らが切り拓いてきた前人未到の快挙にまつわる貴重な裏話が続々！その時々のステージ演出や衣装の変遷なども一気にプレイバックできるファン垂涎の構成となっている。

■東京ドーム公演の熱狂が再び！ユンホ＆チャンミンのインタビューも公開される「スペシャルダイジェスト」

そして、東京ドーム最終公演の模様をダイジェストでお届けする特別版「東方神起 20th Anniversary LIVE TOUR ～ZONE～ in 東京ドーム　スペシャルダイジェスト＆インタビュー」がWOWOWにて8月に放送・配信予定。記念すべきメモリアルデー公演のハイライトシーンに、ユンホとチャンミンが20周年への想いやファンへのメッセージを語るインタビューも加えたオリジナル番組だ。惜しまれつつもツアーは千秋楽を迎えたが、ダイジェスト版ではどの楽曲が見られるのか？この先も"アニバーサリーの東方神起"を映像でたっぷり楽しむことができそうだ。

文＝川倉由起子