トム・クルーズ公認の声優・森川智之の「レスタト」への期待...ブラッド・ピット扮する美青年との同性愛的ムードにも魅了される「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」新録吹替版

5月23日(金)より日本公開を迎える「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」。GWには主演のトム・クルーズが3年ぶり25回目となる来日を果たし、東京都庁で行われた華々しいジャパンプレミアが大きな話題を呼んだばかり。初めての試みとなった都庁でのレッドカーペットでは、雨の中、3時間にも及ぶファンサービスの"神対応"ぶりが多くのメディアでも報じられた。
そんな熱狂を呼んだジャパンプレミアのスペシャルゲストには、声優の森川智之も登壇。「ミッション:インポッシブル」シリーズの"イーサン・ハント"役はもちろんのこと、"トム公認の日本語吹替声優"として知られているが、この度、一般視聴者からの熱いリクエストに応えて"森川バージョンのレスタト"を新録した「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994年)が6月28日(土)よりBS10スターチャンネルにてTV初放送される。
■今から約30年前!妖艶なヴァンパイアを演じた若きトム・クルーズ&ブラッド・ピット

(C) 1994 The Geffen Film Company
現代ゴシック小説の大家アン・ライスの代表作「夜明けのヴァンパイア」を、ニール・ジョーダン監督が格調高い演出で映像化した本作。
60代となった今もなお変わらぬスター性や、引き締まった体躯で魅せる極限のアクションなど、「年を取らないのでは?」と錯覚してしまいそうなほどエネルギッシュな姿を見せているトム。そんな彼が、今から約30年前、決して老いることのない妖艶な吸血鬼"レスタト"に扮し、吸血鬼と人間の間で苦悩する美青年"ルイ"役をブラッド・ピットが演じている。

(C) 1994 The Geffen Film Company
ブラッド・ピットが演じたのは、自分の数奇な半生をインタビュアーに語るストーリーの"軸"となるルイ。妻子を亡くし、死を渇望する自暴自棄な日々に明け暮れる中、レスタトにより"永遠の命"を与えられるものの、人間としての良心を捨てきれない...そんな葛藤を抱えるキャラクターだ。長髪の美しいルックスもさることながら、欲望と良心の呵責の間で揺れ続ける影のある表情で、繊細なヴァンパイア像を見事に表現している。

(C) 1994 The Geffen Film Company
一方のトムが演じたレスタトは、"渇き"という欲望に忠実で一切の躊躇なく人の命を奪い続けていくヴァンパイア。血管がかすかに浮き出た青白いメイクを施した金髪ルックスやゴシックなファッションなど、直感的に"人間ならざるもの"と思わせる、美しくもどこか怪しさを帯びたビジュアルに魅了される。
人間を殺せないルイを叱責する荒々しい剣幕や、遂に渇きに耐えられず少女・クローディア(キルスティン・ダンスト)に噛み付いてしまうルイの様子を影から見守る嬉しそうな表情など、コロコロと変わる表情と不気味な佇まいにゾクゾクさせられること必至。当初、トムの配役に猛烈に反対していた原作者のアン・ライスが、過酷な減量を経て臨んだ彼の演技を絶賛したというエピソードはあまりにも有名だ。
■森川智之×入野自由のタッグで再現!「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の耽美的な世界観

(C) 1994 The Geffen Film Company
そんなレスタトの妖艶さを見事に表現しているのが、森川智之のセクシーな声色。過去に制作された吹替版にも"森川バージョンのレスタト"は存在せず、まさにファン待望のマッチングとなる。しかも今回の"オリジナル新録吹替版"では、ルイの吹替を入野自由(ブラッド・ピットの吹替は今回が初!)が務めるとあって期待度も倍増。原作にも色濃く漂う同性愛的な雰囲気を、2人の声色がどのように再現しているのか?新録吹替版への興味は尽きない。

文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
放送日時:2025年6月15日(日)14:45~
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア[新録吹替版]
放送日時:2025年6月28日(土)18:40~
チャンネル:BS10スターチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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