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「秘顔」のエロティシズムあふれる熱演が反響...俳優として成熟期を迎えるソン・スンホンの、当時「韓ドラ史上最高のドリームカップル」と称された王道ラブコメ

2025/07/07

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「マイ・プリンセス」
「マイ・プリンセス」

6月20日より"R18+(18歳未満鑑賞禁止)"で日本公開されている映画「秘顔-ひがん-」での、エロティシズム溢れる熱演が話題を呼んでいるソン・スンホン。

1995年にモデルとして活動を始めてから間もなく30年――第一次韓流ブームより第一線で活躍し続け、現在も俳優としてチャレンジを続ける"真のトップスター"であり、今年5月に行われた日本ファンミーティング「Song Seung Heon Japan Premier 2025」(8月9日(土)にテレ朝チャンネル1にて独占放送)でも変わらぬ人気ぶりを証明した。

そんなソン・スンホンが、韓流ブームの原点ともいうべきユン・ソクホ監督の"四季シリーズ"(「秋の童話」「夏の香り」)で大ブレイクを果たしたのが2000年代前半。アジアスターとしての地位を確立し、その後、兵役を終えて再び活動を活発化させていた頃に出演したのが、王道ラブコメ「マイ・プリンセス」(2010年)だ。

ソン・スンホンが韓国最大の財閥の御曹司パク・ヘヨンに扮し、その相手役を演じるのは、「天国の階段」(2003年)や「IRIS-アイリス-」(2009年)で注目を浴び、当時"韓国で最も美しい女優"と称されたキム・テヒ。貧乏だが明るく元気に生きる女子大生イ・ソル(キム・テヒ)が、ある日突然、韓国皇族の唯一の継承者だと告げられる...。ごく平凡な暮らしから一転、国中の視線を集める皇室のプリンセスとなった彼女が、その教育係として現れたヘヨンと次第に惹かれ合っていくストーリーだ。

ソン・スンホンが、女神とまで称される美人女優キム・テヒと共演した王道ラブコメ「マイ・プリンセス」
ソン・スンホンが、女神とまで称される美人女優キム・テヒと共演した王道ラブコメ「マイ・プリンセス」

(C)2011 Curtaincall Production Inc. & Storm S Company Co.,Ltd.

財閥企業の会長を祖父にもつ外交官のヘヨンは、文字通り超エリート。だが、突然現れたお騒がせ女子大生のソルに調子を崩され、徐々にヘヨンの人間味溢れる一面が露わになっていく。これまでは"四季シリーズ"や「エデンの東」(2008年)など、悲しみを背負う役柄のイメージが強かっただけに、おてんばなヒロインに振り回される、表情豊かなラブコメ演技は新鮮。ハイスペックで完璧なビジュのヘヨンが、おどけたり、しかめっ面をしてみたりと、コミカルに振り切る姿は実にチャーミングだ。

一方、清楚で女神のようなイメージのキム・テヒも、ドケチで快活な女性という新たなヒロイン像を開拓。共感度も抜群な掛け合いを見せながらも、宮廷内で繰り広げられる最高にロマンティックなシーンは必見。ヘヨンがソルを軽々と抱きかかえたり、彼女の頭を優しくなでたりする甘いシーンは、ソン・スンホンの逞しい肉体とその包容力が視聴者をキュンとさせる。様々なシチュエーションでのキスも、そっと触れるだけの口づけから、熱情をぶつける濃厚なキスまでバリエーション豊か。色気たっぷりの大人の魅力で、まさに夢のようなラブストーリーの世界を体現している。

「マイ・プリンセス」
「マイ・プリンセス」

(C)2011 Curtaincall Production Inc. & Storm S Company Co.,Ltd.

ソン・スンホンが、初期の代表作であるシリアスなドラマのイメージから脱却し、当時"韓国ドラマ史上最高のドリームカップル"と言われたキム・テヒとのタッグにより、新たなジャンルを開拓した「マイ・プリンセス」。俳優として更なる進化を遂げたターニングポイントともいえる珠玉のラブコメを、今改めて見返してみたい。

文=川倉由起子

放送情報【スカパー!】

マイ・プリンセス
放送日時:2025年7月9日(水)13:40~
チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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